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オリベイラ最後の快勝(5/21浦和対北京)

2019-05-30 22:24:16 | 浦和レッズ
今更な試合ですが、オリベイラ監督最後の勝利となったACLのグループリーグ最終戦、北京戦のレポートです。この試合に賭けていたオリベイラ監督は、金曜日の湘南戦でメンバーをほぼ全員入れ替えてまで、主力選手を休養させる決断をしました。その賭けは当たることになるのですが、それを生んだ要因は予想外の出来事からでした。

前半1分、右タッチライン付近で、柏木と相手MF池中国が接触し、これで柏木が膝を痛めて途中交代することになります。代役の長澤は急な出場になったので、アップが間に合うまで交代を引き延ばし、11分ほどで交代しました。この長澤がバイタルエリアで個人技を見せたことが、この試合の勝利につながるのですが、個人技を発揮できた理由は相手サイドにもあります。

それは、相手MF池も同時に故障したことです。北京はこのアウェイ戦を勝つために、中盤をダイヤモンドに組んでトップ下にビエラ、アンカーに池を置いてきました。この池の故障を受けて、北京のシュミット監督の決断は、池に替えてFWの9番を入れてきました。これで北京は3トップに変更し、右MFにいた呂鵬をアンカーに置く4-3-3に布陣を変更してきました。

しかし、4-3-3は中盤が苦しい布陣です。しかもサイドのMFがビエラとレナト・アウグストという、どちらかと言えば攻撃で力を発揮するタイプということで、呂鵬のところに負担がかかる布陣になりました。世界的に見ても、4-3-3はアンカーを狙えというのが鉄則で、しかも北京は本職でない選手がアンカーですから狙うのは当然です。

これで、空き始めたバイタルエリアを長澤が仕掛けたことで、前半の長澤と武藤のゴールという結果につながりました。柏木が負傷したときは不運を感じますが、それが試合を動かすこともあるという例です。もちろん、北京のバカンブらのカウンターに対し、槙野や西川が正確に応対したのも大きかったです。

最後は興梠にもゴールが生まれ、浦和は3-0でこの天王山を勝利しました。これを見たときは、浦和もコンディション調整さえうまく行けば上昇気流に乗れると思ったのですが、結果は今の通りです。こうなった以上、大槻氏の手腕に期待して、次の川崎戦に見せ場が作れるよう、願うばかりです。
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