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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

投げ方がいい(今井達也)

2019-05-18 22:32:18 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは京セラドーム大阪のオリックス戦でした。先発の今井達也投手は7回2失点と好投したものの、打線の援護に恵まれず敗戦投手となりました。もっとも、結果は敗戦投手でも先発の役割は十分果たしており、次も自信を持って辻監督が起用することは間違いないと思います。今回は今井達也投手を取り上げます。

今井は作新学院時代、夏の全国高校野球選手権(夏の甲子園)の優勝投手です。西武にはドラフト1位で入団してきました。150kmが出るストレートが武器で、カウント球に使える小さく曲がるスライダー次第で有望な投手でしたが、かつての松坂大輔と違って、プロ入りの時点では体が完成していませんでした。辻監督が一軍のレベルを経験させようとして、春のキャンプで一軍に抜擢しますが、そこで張り切り過ぎて故障して出遅れる苦い一年目でした。

今井の開花は二年目です。当初から先発投手として育てたい意向を持っていた辻監督は、一軍に抜擢後すぐに先発で使います。そこでいきなり勝利投手になり、初登板初勝利は松坂以来という快挙を成し遂げますが、その後3回続けて先発の役割を果たせず二軍落ちします。その後谷間の先発で勝って、ローテーションの一角に食い込む5勝を挙げて一軍戦力になります。

彼の投球を見ていると、第一印象は「投げ方がいい」というものでした。足をリラックスさせてから勢いをつけて投げ込む、変な癖のないフォームを持っています。おそらく高校で結果を出した投げ方をあまり変えてないようで、疲れなどが溜まりにくくプロの中6日に十分対応できます。細身の体の今井ですが、今季はついに開幕から先発ローテーションに定着し、先発二番手という重要な役割を担っています。

今季の成績は4勝4敗と、現時点ではチームの勝利数トップです。今季の西武は先発候補がキャンプやオープン戦で出遅れて、頭数が足りないという厳しい状態からのスタートでした。そのピンチに、ずっとローテーションを守っていることは数字以上に貢献度が高いと思います。まだ、20歳と若い投手なので、たまに制球難で自滅することもありますが、長い目で見守っていきたい、若い才能です。
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北京戦(H)プレビュー

2019-05-18 21:08:23 | 浦和レッズ
今度の火曜日、浦和はACLグループリーグ最終戦の北京戦をホーム埼玉スタジアムで迎えます。既にグループ1位は全北(韓国)に決まっており、この北京戦で勝ったチームが2位でグループリーグを通過することになります。引き分けの場合は、0-0では浦和が2位、1-1など点の入った引き分けでは直接対決のアウェイゴールで北京が2位になります。

浦和としては、やはりACLのタイ遠征でチームが大きく消耗していました。名古屋戦があまりにも動けない完敗だったので、湘南戦は思い切ってメンバーを総入れ替えしました。結果的に湘南戦を敗れたのは痛かったですが、この手を打った以上、勝負の試合になった北京戦でレギュラー格がいい動きを見せてくれなければ困ります。

北京はスピードのあるFW、バカンブを96億円という巨額契約で加入させており、彼を中心としたチームです。MFで溜めてからの速攻など、バカンブを生かすためのチームはよく練られています。アウェイ戦を0-0で引き分けているのは、相手のシュートミスとGK西川の好守に救われた結果です。今回もおそらく苦しい戦いになるでしょう。

もっとも、北京も全北相手には、浦和と同じようにホーム、アウェイ両方とも敗れています。前回の試合では浦和が突けなかったものの、中国人で組織しているDFの強さはどうかというチームでもあります。セットプレーなど、相手を出し抜けば点になるプレーでリードを奪って、守り抜く展開にしたいところです。

この試合は浦和が5-4-1気味に押し込まれる時間が長くなると予想しています。そこからどうやって、カウンターを繰り出せるかが鍵です。前回のように、一方的に押し込まれては勝機はないので、どうやって攻めで時間を使えるか、浦和の戦い方を見届けたい試合です。
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メンバー大幅入れ替え(5/17浦和対湘南)

2019-05-18 20:25:25 | 浦和レッズ
昨日のホーム湘南戦は、まさかのロスタイムの逆転負けでした。この試合は書きたいことがたくさんあるので、テレビ観戦ですが2回に分けて書きます。まずは浦和の出方ですが、前節の名古屋戦でレギュラー格の動きが鈍いのを見たオリベイラ監督は、柏木、西川以外の主力選手を思い切ってベンチからも外し、ほぼ控え組のメンバーで戦うことを選択しました。

その意図は当たったと思います。相手の湘南が、3-4-3で後ろからの攻撃参加を武器にするチームなので、最終ラインの脇にスペースが空くリスクを抱えているチームだからです。このスペースに、走る能力の高いマルティノスとナバウトの2トップを走り込ませるという浦和の狙いが、序盤は非常にうまく行きました。しかも、これまで試合に出ていない選手だったので、コンディション的に問題がないのも追い風でした。

それは得点の形にも明確に表れました。先制点の場面は、マルティノスが空いたスペースに走り込んだプレーがきっかけになりました。マルティノスはフォローに来た柴戸の動きをよく見ており、マイナスのパスを正確に通すと、柴戸のアシストで長澤が上側のネットを揺らすゴールを決めて浦和が先制点を得ます。2点目もマルティノスからで、ゴール前のいい位置に走り込んでいたナバウトのゴールでした。

このままコンディションのいい選手が最後まで走り切って勝てば、浦和というチームに大きな自信をもたらすだろうと感じていました。守りの選手でも、ベテランの阿部勇樹が正確な判断でスライディングに入って湘南のカウンターを止めるなど、コンディションの良さが現れていた試合でした。しかし、それは一つの判定ミスで動くことになります。

湘南の左アウトサイド、杉岡が放ったシュートは右ポストを叩きますが、跳ね返りはゴールラインを割っており明らかにゴールです。しかし、主審も副審もゴールを見逃しており、そのままプレーオンで試合を続行するという大きな判定ミスが出ます。続行したプレーの流れで、ナバウトのシュートをGK秋元が止めた場面で試合が中断し、湘南ベンチの抗議が7分間続く異例の事態になります。

浦和にとっても、この場面でナバウトが負傷し、ファブリシオと交代することになるので、後で痛かったことになる判定ミスでした。そんな試合は、まったく予想していない形で動くのですが、明日以降書きたいと思います。
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