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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

スタディオ・オリンピコ(ローマ)

2013-12-18 21:09:33 | ワールドサッカー
今日は時間があるので、典型的オフネタで1999年にセリエAを見に行った当時の思い出話です。当時はリバプール、フィレンツェ、ローマと回った弾丸ツアーで3試合を見ましたが、ローマのスタディオ・オリンピコは今でも印象に残っているスタジアムです。

このスタジアムは1960年ローマ五輪当時のメインスタジアムで、1990年イタリアW杯決勝のドイツ対アルゼンチンの会場でもありました。日本のスタジアムにたとえるなら国立競技場ですが、国立競技場よりもバックスタンドが高く、屋根があるところは違います。

そのため、このスタジアムはどこまでも階段を上っていける健脚が必要です。ミラノのサンシーロが、4本の柱にらせん状のスロープを立ててバリアフリーをいち早く導入した最新建築だったのと比較してしまうと、このオリンピコは一世代前のスタジアムという印象が残っています。

また、入場時のチェックも気をつけたほうがいいです。イタリアのチェックは比較的ざるで、本来は禁止されているはずの発炎筒が簡単に通れます。その発炎筒の煙がピッチに充満するので、最初の5分は試合が見にくいというサポーターにとっては迷惑な事実もあります。そのざる運営の割には意外にもペットボトルには厳しく、ここではペットボトルを持っていない事実を説明する為に「ゼロボトル」という世界共通言語のゼロを使ってようやく通ることができました。

外国でサッカーを見ようとするなら、水とトイレは気をつけたほうがいいです。私は1996年、1999年と2度スタジアムでセリエAを見ましたが、2度ともスタジアムのトイレに行っていません。日本の埼玉スタジアムのように、見やすい看板でトイレの位置を教えてくれるような親切はないので、できる限り事前に済ませておく用意は要ると思います。

また、売店の数の少なさも観戦環境という意味では辛いです。フィレンツェでは売店のキャパが絶対的に不足していて、イタリア語のわからない私は何も買うことができませんでした。ローマも観戦ツアーが食事のことを全く考えておらず、屋台のスタンドでピザを買うしかできませんでした。可能なら事前に食事を済ませておくほうがベストというのは、私のささやかな体験です。
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カウンターの守備(ナポリ対インテル)

2013-12-18 17:14:30 | ワールドサッカー
今日は本格的な冬将軍到来の日で、どんよりとした空に雪が予想される天気予報と、重苦しい気分の日です。kobbyのサッカー観戦ライフは、今のところ皇后杯準決勝INAC対伊賀FC戦の参戦を検討していますが、天候と寒さ次第ではキャンセルの可能性もあります。

今日はワールドサッカーネタで、セリエAの上位対決、ナポリ対インテルを取り上げます。長友佑都の登場で、インテルはNHK-BSでほぼ全試合見られるチームになり、マッツァーリの3-3-3-1もおなじみです。そのため、この試合は普段見られないナポリの動きから追ってみました。

ナポリはマッツァーリが去年まで監督をやっていた古巣ですが、リバプール時代に欧州CL優勝経験もある実績十分のベニテスが後任になっています。ベニテスは3バックだったナポリを、4バックのチームに変えていましたが、その戦い方はインテルの弱点をよく研究していました。

それはインテルがポゼッションサッカーで前に掛かる傾向があるので、その裏をカウンターで攻めればインテルは3バックとカンビアッソ(19番)だけしか残っていない弱点です。インテルがうまく行っていたときは、カンビアッソが相手のカウンターを遅らせてテデール(21番)やアルバレス(11番)の帰陣が間に合っていましたが、この試合のナポリはボランチのジェマイリ(20番)が攻撃に絡むことで数的優位を作る作戦でした。

その結果、相手のカウンターで攻撃を遅らせたいインテルの狙いは実現せず、選手が次々と「沸いて出る」攻撃を実行したナポリがカウンターで2点を取る攻撃を見せ、前半だけで3点を取ることができました。もっとも、速攻という意味ではユベントスと比べても引けを取らないナポリですが、堅守という意味ではまだまだです。

この試合は4-2でナポリ勝利という最終スコアでしたが、ナポリの最終ラインの裏は比較的狙いやすく、スピード型の長友が攻撃参加できる余地のある相手でした。長友は前半早々、相手のクロスをヘディングでクリアしたボールがミスになってダイレクトでイグアイン(9番)に蹴り込まれる痛恨事を味わっていますが、走力という意味では十分通用し、インテルの2点目はグアリンのシュート性のクロスを長友がわずかに触って決めています。

もちろん、長友の長所である裏への飛び出しはこれからも磨いて欲しいですが、長友が初めて代表に入ったときに、先輩中村俊輔から「これからはSBもゲームメーカー的能力が要る」というアドバイスを受けています。そんなプレーを、この試合では何度か見せましたが、精度という意味ではもう一段上を要求したいです。
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