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Kobby loves 埼玉&レッズ

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万能FW(ルーカス)

2008-11-06 19:00:09 | 他チーム
昨日は日本シリーズもACL決勝も気になるという理由で、チャンネルを変えながら両方少しずつ見ていました。そのため、ACL決勝の試合分析はできませんが、G大阪が3点をリードした終盤に、FWの山崎、ロニーを投入した西野監督の強気の采配には驚きました。

浦和のエンゲルス監督だったら、守備的な堤あたりを入れそうな場面かなと思いましたが、こういう采配が可能になったのは、1トップのルーカスをいつでもサイドハーフに下げられる自信があるからです。昨日の試合も1得点1アシストと活躍した、ルーカス選手の話題をします。

ルーカスが初めてJリーグ入りしたチームはFC東京でした。その前年、年齢的な衰えからか、不振に終わったアマラオの後継者としての期待でした。それ以前のFC東京はアマラオの1トップでしたが、アマラオは運動量が多く、自陣で守備をしていることもあれば、中盤でキープするトップ下の動きもできました。

FC東京が期待していたのは、このアマラオの役割の全部とはいかなくても多くをこなすことでした。ルーカスはフランスリーグ1部のレンヌという強豪チームからの加入でしたが、そこではあまり出場機会に恵まれていなかったそうなので、どこまでできるかは未知数でした。

しかし、ルーカスは見事この期待に応えます。当時のトップ下のケリーもいい選手だったので、ルーカスとケリーが役割を入れ替えることも可能でした。その結果、FC東京はナビスコ杯優勝という大きな成果を残すことができました。

その後も、ルーカスは持ち味の運動量で、長くFC東京のFWを務めました。そんなルーカスがG大阪に移籍した理由はわかりませんが、ACLに出たかったからかもしれません。ただ、運動量が多く、スタミナに自信があり、MFもこなせるルーカスは西野監督の切り札になりました。

遠藤や二川が欠場しても、ルーカスをサイドハーフに回せば穴が埋まるという計算が立つのは非常に大きいです。また、1トップとしても、足元でキープできますから、周りの上がりを助けられます。それが、たとえロニーが不振でも、G大阪にいろいろなオプションがある理由でしょう。

得点ランキングで上位にいる訳ではなくても、こういう地味に効いてくる選手の存在は貴重です。G大阪はいい補強をしたと、今更ながら思います。
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