ナサラ農法開発者の翡翠先生のブログ

農業が注目される今、本物の農業が必要です。安心安全で環境に優しい農業を推進します。美味しい・栄養価の高いものへと・・

恐れていたことが・・

2011-03-19 21:51:42 | 近況ニュース

今日も良い天気になりました。

そろそろこのようなニュースが出てくるのでは・・と思っていたことが現実になってしまいました。

ニュースを見ていると枝野官房長官が、「福島県産の牛乳と茨城県産のほうれん草に、食品衛生基準法上の暫定基準値を超える放射線量が検出されました。」

と、このような会見がありました。、「直ちに、皆さんの健康に影響を及ぼすような数値ではないので、冷静な対応をお願いしたい。」というような内容でした。

直ぐには、影響を及ぼさないだろうが、食品衛生基準法において、数値を上回っていることは、確かなことです。

数回では、影響は無くとも、続けて摂取することにより、体に影響を及ぼす可能性がある為、その数値が定められています。その数値を食品衛生基準法で決められています。

これは、重要な問題であります。

茨城県まで、放射物質が検出されたということは、その距離より手間の所は、確実に、同じ影響がある可能性は大です。

それが、冷静な対応をお願いしたいということは、どのような対応なのか?疑問に思うことですね。

皆さんの混乱を防ぐためである言葉と思いますが、一般の人達にどこまで、その言葉が通じているのか?心配なところであります。

私も講演を数百回は、行っていますが、全て分かってもらえているとは、思っていません。

そして、皆さんになかなか通じていないことが多いものです。

特に、あまり聞き馴れない用語や言葉は、分かりやすく説明しているつもりでも、なかなか難しいようです。

食品衛生基準法といわれると、なかなか聞きなれないように思います。

そして、ほうれん草は、6検体全て基準値を超えていた。牛乳も全て基準値を超えていたことは、明らかな分かったことです。

牛乳は、1510Bq/kg ほうれん草は、15020Bq/kgということらしい。

このような説明がありましたが、まずベクレル(Bq/㎏)という単位が出てきました。

あまり聞きなれない単位と思います。ついこの間までは、シーベルト(Sv)という単位が出てきました。

放射物質で、何故単位が違うのか?という質問がありました。

確かに聞いたことのない人からすると不思議に感じるでしょうね~!

国民に、報告する際に、もう少し分かりやすい説明が必要なのかも知れませんね。

シーベルト(Sv)は、人が放射能を浴びたときに起きる景況度合と言った方がいいのでしょうか、物質が放射線に照射されたとき、物質の吸収線量を示す単位はグレイ(Gy)といいます。

物質が持つ、放射線の種類(光子・中性子・電子・中間子・陽子・α粒子・重原子核等)によって異なる為、先ほどの吸収線量(Gy)に放射線の種類ごとの放射線荷重係数と算出してだす数値が、シーベルト(Sv)となります。

X線やガンマー線などの光子の荷重係数は1

ベータ線の電子なども荷重係数は1

アルファー線や重原子核の荷重係数は20となります。

 

ベクレル(Bq)は、物質が持つ放射線量を表す単位で、一つの原子核が1秒間に崩壊して放射線を放つ量を1ベクレルといい、1510Bqとは、1秒間に1510個の原子核が崩壊して放射線を発していることになります。

これが1kg当たりでの量であるなら1510Bq/kgとなります。

 

 説明しているつもりでも、難しかもしれませんね。・・すみません

 

従って、単位が違えば、勿論その数字自体の意味も全く異なります。

そして、安心であるという説明より、もっと分かりやすい説明が、今重要なように感じますね。

もう少し、専門家が分かりやすく説明する必要がありますね。

又、次々と放射性物質の検出がされると日本の食材が、危険であると思われるようになってしまい、世界の人達が日本の食材は、放射能の食材とレッテルを張るようになると、とても大変な事態になります。

これ以上検出されないことを祈念したいものです。

 

そして、汚染された土は、なかなか回復できません。

しかし・・

ナサラなら何とか糸口があるように考えています。

 

一日も早く、福島原発を改善させなくては、被害がどんどん悪化してしまいます。

農業者や消費者の早期安心をさせてもらいたいものです。