4月8日(日)。
元々は前日に予定していた女川、仙石線へ。
仙台から小牛田、石巻、
石巻線で渡波まで。
ここから女川の間は代行バスが運行されている。
昨日の常磐線同様、JRの観光バスが使用されている。
【渡波駅の駅名標示】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/8a/0d72d915d66e7d980a6c7eb850dcfb41.jpg)
バスは線路に沿って走っていく。
海沿いではあるが見たところ、あまり被害は出ていない感じ。
だが、女川に近付くと橋が崩れたり、路盤が流されているところが
散見された。
志津川駅以上に何も残っていない女川駅を通り過ぎ、
高台の運動場前のバス停に止まる。
ここで最初に目に付いたのが
「原発の交付金のおかげでこの運動場は作られました」という看板。
【運動場前の看板】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/43/93511a3462ba0b3ee2d308aa472d53c8.jpg)
高台から町に降りる。
ほぼ何もないが、志津川に比べると復旧が始まっている、という印象。
昼間で多少明るく見える、というのもあるかも知れないが、
家の基礎がまだ残る志津川に比べ、
既に崩されて平地になっている分、
次にここに何かを作っていく準備が始まっている、と感じたからだろう。
その理由は、もしかすると原発の交付金のおかげで
町の財政が多少潤っているからではないか、と思った。
原発のために復旧どころか次の展望も見えない街があり、
もしかすると原発のおかげで復旧を進められる街がある。
役場の建物は壊れたまま放置されているが、
その威容も大したもの、と感じた。
【女川駅ホーム】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/14/c4cfa3d5a02926a3c04530b86ca7d29c.jpg)
【平地】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/bd/74204c0548269f07ae5e72b197a04ad7.jpg)
【町役場】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/2b/23c66af92a95522715a6585310f3ac76.jpg)
代行バスまでかなり時間があるので、
少し早く出る路線バスで石巻まで戻った。
駅前では感じなかったが、
海沿いの家にはかなり被害が出ているんだな。
仙石線で、不通区間の石巻側の端である陸前小野へ。
仙石線は電化されているが、
架線に配電されていないためか、気動車を使っている。
【石巻駅に留置される電車】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/ce/fc0b4687c9ee9d0a36db14025b6b753f.jpg)
【仙石線の気動車】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/8e/cf53278645f109ec519cf76ae7649dc1.jpg)
【陸前小野駅の駅名標示】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/2f/1f1be89708502017f5ed63c327fa930d.jpg)
代行バスで松島海岸へ向かう。
途中の海岸近い所は、線路も街もかなりの被害を受けている。
松島は以前にも来たことがあるが、
ぱっと見たところは土産物屋も並んでおり、
そこそこ復旧に向けて進んでいる、という印象を受けた。
松島海岸からは一度高城町に戻り、仙台から宿泊地である郡山に入った。
【女川での写真】
最終日は純粋に鉄道趣味の旅行で、
郡山から会津若松、新潟、直江津と快速を乗り継いで移動。
富山からは「しらさぎ」に乗り、
最後は新快速で大阪に帰ってきた。
全体を通してみると、
復旧のスタートラインにも立っていない街、
スタートラインに立った街、
復旧が始まっている街、
と状況はバラバラ。
それを決定する要因は
「その街をどのようにするか」が見えるか見えないか、や、
経済的な事情など、様々だろう。
都会にとっては原発の方が影響が強いから、
どうしても地震・津波による被害よりも原発の被害、影響の方が
取り上げられる頻度は高く、記事も大きい。
津波については、せいぜい「ガレキ」に関して語られる程度。
しかし、津波による被害は甚大だし、
1年経過しても復興はおろか、復旧も始まっていない場所もある。
原発と地震・津波でどちらの被害が大きいか、などと言う必要もないが、
少なくとも、今の取り上げられ方と実際の被害の程度は
大きく乖離している、とは言える。
そのあたりを自分の目で確かめられ、意義深かった。
【旅全体の写真】
元々は前日に予定していた女川、仙石線へ。
仙台から小牛田、石巻、
石巻線で渡波まで。
ここから女川の間は代行バスが運行されている。
昨日の常磐線同様、JRの観光バスが使用されている。
【渡波駅の駅名標示】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/8a/0d72d915d66e7d980a6c7eb850dcfb41.jpg)
バスは線路に沿って走っていく。
海沿いではあるが見たところ、あまり被害は出ていない感じ。
だが、女川に近付くと橋が崩れたり、路盤が流されているところが
散見された。
志津川駅以上に何も残っていない女川駅を通り過ぎ、
高台の運動場前のバス停に止まる。
ここで最初に目に付いたのが
「原発の交付金のおかげでこの運動場は作られました」という看板。
【運動場前の看板】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/43/93511a3462ba0b3ee2d308aa472d53c8.jpg)
高台から町に降りる。
ほぼ何もないが、志津川に比べると復旧が始まっている、という印象。
昼間で多少明るく見える、というのもあるかも知れないが、
家の基礎がまだ残る志津川に比べ、
既に崩されて平地になっている分、
次にここに何かを作っていく準備が始まっている、と感じたからだろう。
その理由は、もしかすると原発の交付金のおかげで
町の財政が多少潤っているからではないか、と思った。
原発のために復旧どころか次の展望も見えない街があり、
もしかすると原発のおかげで復旧を進められる街がある。
役場の建物は壊れたまま放置されているが、
その威容も大したもの、と感じた。
【女川駅ホーム】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/14/c4cfa3d5a02926a3c04530b86ca7d29c.jpg)
【平地】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/bd/74204c0548269f07ae5e72b197a04ad7.jpg)
【町役場】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/2b/23c66af92a95522715a6585310f3ac76.jpg)
代行バスまでかなり時間があるので、
少し早く出る路線バスで石巻まで戻った。
駅前では感じなかったが、
海沿いの家にはかなり被害が出ているんだな。
仙石線で、不通区間の石巻側の端である陸前小野へ。
仙石線は電化されているが、
架線に配電されていないためか、気動車を使っている。
【石巻駅に留置される電車】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/ce/fc0b4687c9ee9d0a36db14025b6b753f.jpg)
【仙石線の気動車】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/8e/cf53278645f109ec519cf76ae7649dc1.jpg)
【陸前小野駅の駅名標示】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/2f/1f1be89708502017f5ed63c327fa930d.jpg)
代行バスで松島海岸へ向かう。
途中の海岸近い所は、線路も街もかなりの被害を受けている。
松島は以前にも来たことがあるが、
ぱっと見たところは土産物屋も並んでおり、
そこそこ復旧に向けて進んでいる、という印象を受けた。
松島海岸からは一度高城町に戻り、仙台から宿泊地である郡山に入った。
【女川での写真】
最終日は純粋に鉄道趣味の旅行で、
郡山から会津若松、新潟、直江津と快速を乗り継いで移動。
富山からは「しらさぎ」に乗り、
最後は新快速で大阪に帰ってきた。
全体を通してみると、
復旧のスタートラインにも立っていない街、
スタートラインに立った街、
復旧が始まっている街、
と状況はバラバラ。
それを決定する要因は
「その街をどのようにするか」が見えるか見えないか、や、
経済的な事情など、様々だろう。
都会にとっては原発の方が影響が強いから、
どうしても地震・津波による被害よりも原発の被害、影響の方が
取り上げられる頻度は高く、記事も大きい。
津波については、せいぜい「ガレキ」に関して語られる程度。
しかし、津波による被害は甚大だし、
1年経過しても復興はおろか、復旧も始まっていない場所もある。
原発と地震・津波でどちらの被害が大きいか、などと言う必要もないが、
少なくとも、今の取り上げられ方と実際の被害の程度は
大きく乖離している、とは言える。
そのあたりを自分の目で確かめられ、意義深かった。
【旅全体の写真】
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