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新聞を信頼してはならない構造

2010年01月04日 05時58分35秒 | 社会
「新聞があぶない」(黒薮哲哉)読了。
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「押し紙」問題やそれに関わる新聞社の動きが描かれている。
例えば「押し紙」をする代わりに新聞社から販売店に支給する補助金、
日本ABC協会が新聞社寄りであることや
自治体広告が新聞社への税金バラマキになっている実態、
専売店にすることで販売店を新聞社の言いなりにしようとする動き、
日販協の政界への献金・政治工作など。

最近ではABC部数が実態を反映していない、という声が上がりつつあるが、
それでも語られることは少ないように思う。
まあ、新聞社も所詮は利益団体であり、
自らに都合の悪いことは記事にしない訳で。
他にも、記者クラブが場所代などで、
国や自治体からどれだけの優遇措置を受けてきているのか?とか。

ただ、情報を受け取る側としては、
自らを優遇する者や生存の基盤を提供する者に対して
強いことは言いづらいだろう、と想像し、
下手に叩くと利益を損なう、と恐れている構造を考慮に入れて、
書かれた内容を割り引いて読むべきだろう。
また、存在しても全く書かれないこともあるだろうから、
アンテナを張っていく必要がある。

その程度にしか、新聞なんて信頼できない、と思わないと、
新聞社を通して情報統制を受け、
判断できないまま敗戦に至らざるを得なかった戦前と
同じ過ちを繰り返しかねない。
自分のことは自分で守らなければ。
どうせ、彼らはまた掌を返すだろうし。
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1 コメント

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堕落 (大和)
2010-01-05 11:56:05
改革に取り組む鳩山内閣を応援すべきです。日本政府を牛耳ろうとする謀略工作に荷担するのは恥ずべきことです。首相と政権党幹事長への執拗な批判攻撃は、国益を損ない国民生活に危険です。時代錯誤した検察庁とメディアの病根には、メスを入れるべきです。
スキャンダルとして騒ぐべきは、文科省官僚の愚民化政策です。
 不登校、退学者20万人、精神疾患休職教員5400人。こんな学校に通えば、ひきこもり、ニート、失業者となり、4万人の自殺者が出るのは当然です。
教育現場から、愚民化教育のおぞましい実態を詳細に暴露したのが「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)です。破綻した教育の実態、世界の教育改革から逆行した改悪、時代錯誤した取り組みの異様な姿が赤裸々にされています。
この知識時代に愚民化教育を行い、若者を貧窮させ、犯罪に走らせ、国家衰退を作った文科省官僚の罪は、薬害エイズや薬害肝炎を起こした厚労省官僚を越える大罪です。
子供の不幸を見て見ぬふりをする堕落した日本人こそ、愚民化教育が作り出した愚民です。官僚は、愚民化政策を行った事実を認め、国民に謝罪すべきなのです。
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