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2010年09月22日 07時56分59秒 | 法・裁判
郵便不正事件:大阪地検の主任検事逮捕 証拠隠滅容疑 - 毎日jp(毎日新聞)

自ら作ったストーリーを証明するために、
証拠を改ざんする、という本末転倒。

あまり触れられていないようだが、
特定の日付に最終更新日時を変更するのって、
普通の方法ではできないのではないか。
パソコンの日付を変えるか、あるいは特別なソフト(フリーだが)が必要で、
いずれにせよ真っ当な方法ではない。
「最終更新日時を変更する」のが定常的に行われていた可能性があり、
同様の証拠の改ざんが以前から行われていたのではないか、と感じてしまう。
少なくともこの検事が対応した全ての事件の内、
「最終更新日時」が証拠の一環になっている事件は全て見直す必要があるだろう。

「誤ってデータを書き換えた」なんてあり得ない。
「この日付だったらいいのになあ」とか言って遊んでいた、とでも言うのか?
誤って書き換えてしまったら元の日付に再度書き換えれば良いのに、
それもやっていない。

最高検が捜査にあたる、というのだが、
正直、可能なの?と疑問。
やけに「逮捕」が早かった印象がある。
この検事がこの事件に限って犯罪を犯した、と矮小化して
幕引きを図りたいように見える。
しかし、この検事が担当した他の事件についても怪しいものだし、
他の検事がやっていないとも思えない。
本当に、組織ぐるみでやっていないのか?
最高検もしょせん「内部」の人間であり、
問題があってもできるだけ矮小化し、
自らの肥大した権力を守るために隠そうとするのではないか?
こういうときだけ「無罪推定」で
「証拠隠滅の証拠がある時のみ、対応する」のではないか?
相撲協会を笑ってはいられまい。

個人的には、
権力をチェックするはずの検察が
組織内はチェックできないことを露呈し、
国民や裁判所の「検察は正しい」幻想を破壊し、
本来の「無罪推定」を思い出させてくれても良い、と思うが。

まあ、捜査と、
その後の再発防止策を見てみよう。

【追記】
ソフトに限らず、PCの日付を変えれば最終更新日時を直せるか、と気付いたので修正。
いずれの方法にせよ、過失ではなく故意だろうと感じるが。
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