朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

大序・三段目@松竹座

2010年01月25日 06時10分21秒 | 歌舞伎・文楽
土曜日は医者に寄ったりして10時半頃松竹座へ。
幕見で「忠臣蔵」大序・三段目を見る。

今回の「仮名手本忠臣蔵」、「通し狂言」と銘打っているが、
九段目をやらないのは片手落ちだろう。
十段目なんぞは要らない。
二段目はやらなくてもいい。

10時50分頃ロビーに集まって下さい、と言われて、
集まって上がってトイレに寄っていると、
口上人形が始まっていた。
このあたり、集合時間を早めるなどの配慮が欲しい。

大序。
引割幕がそろそろと開いていく。
「忠臣蔵」の幕開き、名前を呼び上げられて役者に精が篭るところ、
いつ見ても緊張感があって良い。
進之介の直義は、まあ、下手でもそれなりにできる役で、腹を立てずに聞けた。
親同様、一本調子と感じることはあったが。
藤十郎の高師直は仕草・科白に
好色そうなところが出て(要は対価型セクハラだ)流石。
少し声の聞き取りづらいところ、無きにしもあらず。

廻って三段目、門前進物の場。
本蔵(誰だろう、口上はよく聞き取れなかった)は堅い口調で、
何となく違和感があったのだが、まあ、これでもいいのかな。
仕込みのような場で、エイヤバッサリを楽しめばそれでいいのだろう。

廻って松の廊下。
桃井はまあ、普通。
扇雀の判官があまり好みでない。
声をやけに張っている感じで、歌舞伎らしくない。
もう少し「腹で怒っているが、それを溜めている」方が良いと思う。
(梅幸のイメージが強いのだろう)
「この手ついて」あたりにしても、憂いや内に秘めた怒りが不足している感じ。
師直もいまいち発散しない。
声が聞き取りづらいためかも知れない。

ここまで見たら四段目も見るものなのだろうが、
扇雀の判官が良いとは思えなかったので、出た。
まあ、口上人形や大序の雰囲気を味わえたので、良しとしよう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1月24日(日)のつぶやき | トップ | 1月25日(月)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歌舞伎・文楽」カテゴリの最新記事