朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

2020年を振り返って

2020年12月31日 19時45分04秒 | 社会
2020年日本の10大ニュース _ 読者が選ぶ10大ニュース _ まとめ読み _ ニュース _ 読売新聞オンライン

様々な形になっているが、今年のニュースは
「新型コロナウイルスの感染拡大」と「安倍退陣、菅政権誕生」に塗りつぶされた印象。
「新型コロナウイルス」については、未だに「第三波」を巡って自粛要請等が出てきている訳で。

今年が始まる段階では、
「2020年はオリンピックの年だ」という声が大きく、
「オリンピックが終わった後、反動での不景気が心配だ」といった声が少し聞こえてきた程度。
それが、年明けすぐから「新型コロナウイルス」の影響で人の往来が出来なくなり、
業種による濃淡はあるにせよ、景気後退の局面に突入した。

「新型コロナウイルス」に対して、政府・地方自治体が有効な手を打てているか。
現在の状況を見ると、打てているとは言い難い。
その中に、実際に「新型コロナウイルス」がどの程度危険なのか(感染しやすさ、感染した場合の危険性)が
明確に示されていないため、必要以上に恐れたり、逆に過信のために急激に病状が悪化する、というケースが
あるように感じる。

政府・地方自治体は「感染拡大は防ぐ」「医療崩壊はさせない」と言いつつ、
「経済は止められない」とも言ってブレーキと同時にアクセルを踏んでいる。
これはやむを得ない面もあると感じる。
ただ、情報を政府・地方自治体が管理した上で、全ての決定を政府・地方自治体が下す、というのは
難しいのではないか?
政府・地方自治体がやるべきは、持っている情報を
「現状はこうで、この部分は分かっていない、こういう人にはこういうリスクがある」という形で
包み隠さず公開するべきだろう。
それを受けて、「では休業する」「こういう形で営業する」と住民が判断する。

勿論、住民の側にもその判断について「自分と判断が異なる」から、と言って
非難したり叩いたりしないだけの理性、自身の判断を相対化するだけの理性が求められる。
# その理性がないから、政府・地方自治体が全てを決定して「自粛要請」なんて誘導せざるを得ないのかも知れない。

感染拡大させないための「カルタ」だの「かきくけこ」だの、クソ下らんことをやっている、と思われがちだが、
結局それは、クソ下らんことをやらないと行動を変えない住民(だと正当化されている)のせいなのかも、と思うと、
「新型コロナウイルス」を巡る目隠ししたままの右往左往の原因は、
理性的な行動をしない(と政府・地方自治体側に思わせてしまっている)住民の側にある、とも言える。

ではその原因は何か?と考えると、
安倍政権とそれに阿ってきたマスコミの「罪」は非常に重大だ、と感じる。
首相というのは、国民の委託を受けて政治を行う「役割」を担う者である。
決して白紙委任されて振舞え、言動について改める必要のない「階級」では決してない。
# 実質的に「落選する」可能性のないことが、「階級」化を加速している。

この「政治家へのおまかせ」状態が、戦後民主主義という身に合わない「衣装」が捨てられた「本来の姿」なのか、
様々な要因によって「本来の姿」から逸脱してしまった状態なのか。
このあたりは、2021年以降の様々なニュースを見て、考えていくことになるのだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 坂田藤十郎死去 | トップ | 2021年。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会」カテゴリの最新記事