内容は「最新!法律改正のあらまし」ということで、
この1月に改正された「育児・介護休業法」や「雇用保険の65歳以上への適用」、
今後予定されている「労働基準法」の改正、
そして今後の方向性についてお話しした。
お話しするための情報整理や、
お話しする中で色々まとまってくるところもあり、
非常に良い機会にさせて頂けたな、と感じた。
その中でお話しした「今後の方向性」というのは、
少子化・高齢化という外部条件に対応するための
「働き方改革」というのがキーワードになってくるだろう、ということ。
少子化・高齢化で労働力人口が減少するから、
今まで労働市場に参加していなかった
「女性」「高齢者」が労働市場に参加しやすいようにしなければならない。
或いは、折角の労働力が毀損しないよう、
長時間労働の抑制や年次有給休暇の取得を奨励する。
労働市場から退出しないよう、「育児休業」「介護休業」といった仕組みを作って
仕事と家庭の両立を図る。
或いは「少子化」という外部条件を変えるために
出産・育児・育児からの復帰を促進する仕組みを作る。
また、一度市場から出た「中途退職者」などがまた復帰しやすいよう、
転職しやすくなる仕組みが必要になる。
復帰しやすいためにも、労働者の属人的な要素ではなく「労働の価値」に対して
同じ賃金で応える、という「同一労働同一賃金」が望ましい。
そういったところだろう、と個人的には理解している。
セミナーではこの「働き方改革」や法律改正の方向性から、
企業がどのように対応していく必要があるか、といった話もさせて頂いた。
そのあたりは(セミナーでは整理できていない部分もあったので)
また整理して書いてみたい。