日曜、「生野弁天寄席」の後、寺田町から天満宮前。
微妙に早く着いたので、立ち読みなどして少し時間をつぶし、
「雀松・南左衛門二人会」。
「太閤の歌心」（南青）：△
ごくさらっと。
やはり南斗・南舟といったところとは
レベルが違うわな。
「短命」（雀松）：○－
マクラの「おネエキャラの真似をした落語」が気持ち悪くて良い。
このネタを見るのは、もしかすると「ネタの虫干し」以来かも知れない。
やはりこの人の（一見）さらっとした芸風によく合っていると思う。
ただ、「ネタの虫干し」で見た時に比べて、
あまり良くなっているとは思えなかった。
細かく手をつけているところが、
話の流れを淀ませているように感じた。
特に隠居が「２年ほど前に越してきた」と言うところ、
説明的で好きになれない。
そこまで長い科白でもないのだが、
「説明しよう」「理屈付けしよう」とする動機が見えて嫌なのかも。
「侍の洋行」（南左衛門）：△＋
マクラは歌舞伎に出た話。
ネタは以前にも見たが、
個人的にはやはり、あまり好きな題材でないんだなあ。
伊藤たちが外人の真似をして通るところのクサさなど、
部分部分では面白いところもあったし、
よくウケていたんだけど。
「那須余一」（南左衛門）：△＋
先ほどの演目とは打って変わっての軍記もの。
個人的には、こちらの方が好み。
指名された者が断っていくところ、
余一が指名され、射る場面の調子など、やはり素晴らしい。
ただ、陰で平家の武者が待ち伏せをしている、というところが
「修羅場」の流れをは少し滞らせていた気がする。
そこが少し残念。
「住吉駕籠」（雀松）：○－
乗り物の話などをさらっと振って、ネタに入る。
少し入れ事をしていた（頼りない駕籠屋が「駕籠を担いでいる絵を描く」とか、
「手尽くし」の嫁さんが「今度はどの駕籠屋嬲りましょ」と言うとか）が、
良くも悪くも特に目立つものではなく。
ネタとして調和のとれたものになっていた。
茶店の主、手尽くし、侍、酔っ払い、堂島とフルなのだが、
この人らしく突っ込んでウケを取ろうとしないので、
あまりもたれることもなく（このネタはけっこうしんどいことがある）聞けた。
茶店の主はごく普通。
手尽くしは、アホの方が「旦那さん乗って」と横から茶々を入れる感じで、
これはこれで良いと思う。
酔っ払いは、機嫌よく酔っている科白と駕籠屋に絡む科白の落差が
少し大きいように感じた。
駕籠屋に絡む科白が、少し酔いが醒めているように感じられる。
酔っているベースで、絡む感じを乗せる方が良いと思う。
浄瑠璃をけっこう丁寧にやり、そこからエヅく流れに持っていっていた。
堂島の旦那さんは、少し軽いが陽気な雰囲気で、
まあ良かったと思う。
微妙に早く着いたので、立ち読みなどして少し時間をつぶし、
「雀松・南左衛門二人会」。
「太閤の歌心」（南青）：△
ごくさらっと。
やはり南斗・南舟といったところとは
レベルが違うわな。
「短命」（雀松）：○－
マクラの「おネエキャラの真似をした落語」が気持ち悪くて良い。
このネタを見るのは、もしかすると「ネタの虫干し」以来かも知れない。
やはりこの人の（一見）さらっとした芸風によく合っていると思う。
ただ、「ネタの虫干し」で見た時に比べて、
あまり良くなっているとは思えなかった。
細かく手をつけているところが、
話の流れを淀ませているように感じた。
特に隠居が「２年ほど前に越してきた」と言うところ、
説明的で好きになれない。
そこまで長い科白でもないのだが、
「説明しよう」「理屈付けしよう」とする動機が見えて嫌なのかも。
「侍の洋行」（南左衛門）：△＋
マクラは歌舞伎に出た話。
ネタは以前にも見たが、
個人的にはやはり、あまり好きな題材でないんだなあ。
伊藤たちが外人の真似をして通るところのクサさなど、
部分部分では面白いところもあったし、
よくウケていたんだけど。
「那須余一」（南左衛門）：△＋
先ほどの演目とは打って変わっての軍記もの。
個人的には、こちらの方が好み。
指名された者が断っていくところ、
余一が指名され、射る場面の調子など、やはり素晴らしい。
ただ、陰で平家の武者が待ち伏せをしている、というところが
「修羅場」の流れをは少し滞らせていた気がする。
そこが少し残念。
「住吉駕籠」（雀松）：○－
乗り物の話などをさらっと振って、ネタに入る。
少し入れ事をしていた（頼りない駕籠屋が「駕籠を担いでいる絵を描く」とか、
「手尽くし」の嫁さんが「今度はどの駕籠屋嬲りましょ」と言うとか）が、
良くも悪くも特に目立つものではなく。
ネタとして調和のとれたものになっていた。
茶店の主、手尽くし、侍、酔っ払い、堂島とフルなのだが、
この人らしく突っ込んでウケを取ろうとしないので、
あまりもたれることもなく（このネタはけっこうしんどいことがある）聞けた。
茶店の主はごく普通。
手尽くしは、アホの方が「旦那さん乗って」と横から茶々を入れる感じで、
これはこれで良いと思う。
酔っ払いは、機嫌よく酔っている科白と駕籠屋に絡む科白の落差が
少し大きいように感じた。
駕籠屋に絡む科白が、少し酔いが醒めているように感じられる。
酔っているベースで、絡む感じを乗せる方が良いと思う。
浄瑠璃をけっこう丁寧にやり、そこからエヅく流れに持っていっていた。
堂島の旦那さんは、少し軽いが陽気な雰囲気で、
まあ良かったと思う。
