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朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

前進座公演「切られお富」

2011年01月17日 06時24分50秒 | 歌舞伎・文楽
土曜は田辺寄席を昼夜見ようか、と思って家を出たのだが、
駅に着いてから方針変更して、京都へ向かった。

毎年1月は前進座の公演。
前進座の芝居を見るのは、初めてだと思う。

昼過ぎに四条に着く。
チケットを確保し、適当に時間をつぶして夜の部へ。

「切られお富」。
7代目芳三郎襲名口上がつく。

口上はまあ普通。
梅之助が中央に位置する。
私はこの人がテレビに出ていた頃も知らないのだが、
1930年生まれということだから80歳。
確かに声はあまり出ていなかったが、
存在感、風格といったところは流石。

「切られお富」。
この狂言を見るのは初めて。
「切られ与三郎」で切られるのを女の方に変えている、という趣向。

全体には、まあ、こんなものかな、という感想。

女性に傷をつけていくところは若干サディスティックに感じられ、
ちとキツいな。
個人的には、お富が最後
亭主である安蔵を殺してしまったことを理由に
自分も死のうとするところに、違和感がある。
「モドリ」と言えばそうなのかも知れないが、
このお富の造型からすると、
好きでもないのに連れ添っていた亭主を殺したのだから、
嬉々として与三郎と一緒になろうとする、という方が筋が通ると思う。
最後捕り手がかかるのも、
死のうとするんだったら別に立ち回りせんでも、と思ってしまうし。
まあ、そこでモドるのが黙阿弥であって、
南北ではない、ということなのかな。

芝居は、前進座だからどうこう、というのはよく分からなかった。
国太郎のお富は、第1幕は別にどうとも思わなかったが、
第2幕の悪態をつくところなど、愛嬌があって快く聞けた。
芳三郎の与三郎はあまり満足できなかった。
声域が狭く、全体に声がくぐもっているように感じた。
そのあたりで、イマイチ発散しない。
梅之助の源左衛門は少しスローペース。
風格も感じられるが、時に間延びした感じもあった。
マイクを使っていたかも知れない。

終演19時15分。
16時開演だし、休憩も20分、30分と入ったので
正味2時間半足らずのあっさりした公演だった。

1月16日(日)のつぶやき

2011年01月17日 01時34分47秒 | つぶやき
05:22 from モバツイ
起床。京はうっすら雪化粧。
10:31 from モバツイ
雪、けっこう舞ってきた。今日、たしか駅伝ではなかったかいな。
20:50 from Twit for Windows
帰宅。ロールズの「正義論」届いていた。やはり800ページの本は迫力が違う。時間を見て、徐々に読み進めていこう。http://a.r10.to/hBPuqD
21:29 from Tweet Button
妥当な結果。ただ竹原が提示した「官民格差」といった問題点には、何らの対応が必要だろうな。>阿久根市長選:西平氏が初当選 失職の竹原氏落選 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/AB4bkFr via @mainichijpnews
22:54 from モバツイ
今日は勉強お休み。まあ、明日朝、少しでもできれば充分でしょう。
by kkmaru on Twitter