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手続きの不備が期限切れにつながった

2007年11月03日 10時26分41秒 | 政治
テロ特措法期限切れ 防衛相、海自に撤収命令へ(朝日新聞) - goo ニュース

結局、審議できる状態にはならず、
期限切れになった。

「国際貢献はどうあるべきか」の議論は特になく、
前次官の「収賄」的な動きや、利権が問題になった感じ。

ただ、それも含めて、
今回の一連の動きは「手続きの正しさ」を問題にする
契機になったのでは、と思う。

絶対的な正義がない民主主義では、
「議論する前提が公開されていること」や
「議論が尽くされていること」や
「各参加者が、それぞれベストと考えることを追求する姿勢」などが
求められると思う。

しかし、そもそもの「テロ特措法」の審議時点で、
前提に誤り(虚偽・粉飾といっても良いかも)があって、
拙速に強制採決されており、
しかも利権が絡んでいる、という状態になっていた。
(今になって分かったことも多いが。)

このあたりのひずみが、
「延長するかどうか」という議論の際に露呈したのでは、と感じた。
きちんと手続きに則って進めておれば、
様々な意見のある民主党が「反対」でまとまったとは思えないのだが。

衆参のねじれ状態や、
今回延長できなかったことで、
「手続きの正義」がもっと注目され、
それに則った議会運営がなされると良いと思う。
ちょうど良い機会なのでは?
コメント
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