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日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

放送禁止は昔話ではない

2007年07月22日 21時23分16秒 | 社会
実際に、聞いてみた。

「放送禁止歌」ラジオ特番で一挙放送(スポーツニッポン) - goo ニュース

戦時歌謡のファンとしては、
戦後のGHQによる禁止の部分があまり取り上げられなかったのは
不足感があるが、
「自主規制」のウヤムヤ感、原因不在感が出ていて興味深かった。

最後に「サマータイムブルース」を聞いていると、
今でも「自主規制」の名の元に行われる言論統制はあるぞ、という
危機感を持った。
(背景は、自分自身が「抑圧される人間だ」という感覚だが)
今日の放送は、昔話では済まないだろう。

いろいろ、原発について考えてみた。
特に、震災後の原発の状況については、
IAEAの査察を国が拒否して県が求める、など、混乱している。
(選挙期間中、という微妙なタイミングもあるかも知れない)

震災時の施設の対応が批判されているようだが、それは仕方がないのではないか。
まずは、係員の安全第一で行動せざるを得ないだろうし、
そこを「犠牲にならなかった」として非難するのは無茶。

むしろ、その後の「事故隠し」と言える東電・さらには国の対応を
非難するべきだろう。
実際に何が起こったかを明確にしないと、今後のとるべき対策が立てられない。
それは、もしかすると、「原発は危険だからやめる」かも知れないし、
「危険ではあるが、今の電力需要を考えるとやむを得ない」かも知れない。
ただ、情報を隠した状況で、東電・官僚が「良い」と思う対応をするのは、
今の時代には正しくない。

自主規制・言論統制も、この文脈で考えることもあるだろう。
「こうしたい」という思いで推進するときに、それを妨げるものを圧迫する動き。
今後も注意していかなければならないだろう。
コメント
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