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日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
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飲酒運転の厳罰化だけでは片手落ちでは

2006年09月24日 15時00分48秒 | 法・裁判
福岡の事故をきっかけとして、
飲酒運転を厳罰化する傾向にある。
自治労が「行き過ぎだ」と言って猛反発を食らったりしているようだが。

今まで甘すぎた感じはある。
厳罰化を「社会通念に反する」などと言うのは、
「飲酒に甘い」社会通念を肯定する言動であり、
まともに取り合う価値はないだろう。

しかし、「飲酒」「酒気帯び」運転だけを厳罰化するのは危険。
酒を飲んで事故を起こすと、
「逃げて酔いが覚めてから出頭する方が軽くて済む」と
判断してしまうのではないか。
刑罰上は「ひき逃げ」の方が重いのだろうが、
現実の不利益は刑罰だけでなく、
勤め先から受ける制裁も含まれるだろう。
合わせて、「ひき逃げ」についても
社会的な制裁が重くなるようにすべき。

もうひとつは、「飲酒運転」「酒気帯運転」の危険性を実感すること。
佐賀かどこかだったと思うが、
公務員に実際に飲酒運転をさせてみて
反応時間やハンドル操作の感覚の違いを体験させたらしい。
「飲酒運転」をする人間は、
自分の思ったとおりに操作ができない、という実感がないから
「大丈夫だろう」と思って運転してしまうのではないか。
自動車教習の中などで、シミュレーション装置を使うなどして、
実体験できるようにしてはどうだろうか。