乳酸は運動時、脳の重要なエネルギーになるのをご存知ですか?
乳酸は、疲労物質ではなく、瞬発性の運動の時に、速筋から、一気に大量に作られ、体中に巡ります。
脳、心臓、遅筋に乳酸が分配されます。
なので、普段から、速筋の筋肉量を増やしていると、より多量の乳酸が発生して、認知能力アップ、遅筋との連動運動が上手くいくわけです。
さらに乳酸は、筋肉増強、ミトコンドリア増強に働きます。
さらに、乳酸は、脳の成長因子であるBDNFを増加させ、認知機能の向上にも寄与します。
是非、普段から速筋を、鍛えて筋肉量を増やしましょう♪
瞬発系のATPクレアチン系、中等度の解糖系、持久型の有酸素系の3系統の筋肉を動かす仕組みがあります。
クレアチンを摂取すれば、瞬発系が増強されます。速筋で主に運動時に作られる乳酸は、遅筋、脳、心臓などのエネルギーになります。
有酸素系は、糖と脂肪酸をミトコンドリアで分解して沢山のATPというエネルギーを生み出します。
乳酸とケトン体は脳のエネルギーになります。
乳酸は筋肉、ミトコンドリアの増強に働きます。
HMBは筋トレ時の筋肉の分解を防ぎます。
付録
https://www.zakzak.co.jp/article/20191014-VWLNFCRQDZMF3H2KPWKVVLNTZU/#
運動後の実行機能は、中強度運動(ジョギングなど)でも上がるのですが、時間経過にしたがって下がってきます。一方、高強度運動(ランニング、HITなど)のときは、乳酸がたくさん出て実行機能が上がりますが、それが維持されるという結果が出ました。
「運動は真の万能薬」と言われ、運動をする時に筋肉から出てくる乳酸などの物質は、すべての人の健康増進につながります。アスリートに限らず、一般の人も、健康のために乳酸をうまく利用しましょう。乳酸を出すためには強度の高い運動が必要。軽い運動を長くするよりも、短時間でも休憩をはさみながら強度の高い運動を行うことが、乳酸の量を増やし、認知機能を高めます。
乳酸は運動中の筋肉や脳のエネルギー源となり、持久性競技力の向上や状況判断能力の維持にも関わっています。運動によって体内のブドウ糖が減ると、脳のエネルギー源も減りますが、代わりに乳酸が脳神経細胞(ニューロン)のエネルギー源となってくれます。
乳酸はミトコンドリアによってエネルギーに変換される重要な物質です。運動中、糖が乳酸に変わる反応が起こり、その乳酸がミトコンドリアでエネルギーとして利用されます。以前は乳酸が疲労物質であると考えられていましたが、最近の研究では、乳酸がエネルギー源として、またミトコンドリアの活性化や増殖に関与していることが明らかになっています
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K01843/16K01843seika.pdf
運動によって乳酸が生成される際、BDNFが上昇することが研究で確認されています。特に、上り坂歩行などの運動では、BDNFの増加がより強く示唆されています。
乳酸は、疲労物質でなく筋肉のエネルギーである