テコンドーを中心とした筋トレ、アンチエイジング

年齢に関係なく、筋肉、脳は鍛えるほどその重量、能力は増加します
テコンドーはインナーマッスルもバランスよく鍛えられます

アレルギーによるショック状態には、アドレナリン筋注、βブロッカー投与されてる人ならグルカゴン静注

2018年11月10日 13時48分28秒 | 京都第一赤十字病院

そばなどの食物アレルギー、スズメバチなどの昆虫、動物毒アレルギーで、ショック状態になり、命を落とすことがあります。

この場合、市販で使えるのは、エピペンというアドレナリンの自己注射のキットがあります。病院など医療現場では、アドレナリンを含むボスミン1mgのアンプルを切って、筋肉注射で使用します。
放射線科でも、造影剤を使うCT検査などで、造影剤アレルギーで、同様のことが起こり、この場合は、可及的速やかに太腿の筋肉注射をすることになります。
ただ、心臓病で、βブロッカー薬を使用している場合は、ボスミンの効きが悪く、グルカゴンを使って静脈注射する必要があることがあるので、要注意です。
医療関係者でも意外と知られていないので、念のため。

 

(参考)

アドレナリン投与による β刺激は,心臓の陽性変力および陽性変時作用を 有するcAMP 放出をさせる.グルカゴンはβ受 容体を介さずに心筋のcAMP 濃度を上昇させる 作用を有するため,β遮断薬の影響を受けない。ただし,グルカゴンの急速 な投与は嘔吐を誘発するため,意識障害患者では 側臥位での投与が重要で,気道の安全性を確保し ておく必要がある。

 

日本アレルギー学会 ガイドライン

https://anaphylaxis-guideline.jp/pdf/anaphylaxis_guideline.PDF

 


第40回京滋ERセミナー

2018年04月23日 13時55分00秒 | 京都第一赤十字病院

第40回京滋ERセミナーが、先週の土曜日行われました。
症例では、エイズ患者さんのサイトメガロウィルス腸炎による、小腸の穿孔、高エネルギー外傷による、胸部大動脈の仮性大動脈瘤、シートベルト損傷による小腸破裂など勉強出来ました。特別講演で、東海大学医用生体工学科教授の高原太郎先生に、cine MRIと拡散強調画像を用いた小腸、腹部画像診断 というタイトルの講演をして頂きました。絞扼性小腸イレウスの診断に、凄く役立つことを詳しく教えて頂きました。
ありがとうこざいました。
会の終わりに四条通りを東へ久しぶりに歩くと、なんと歩道が広くなっており、途中で、歌を歌っている人に度々遭遇し、楽しい気分になりました。
四条大橋のたもとには、出雲阿国の銅像がありました。


便利な手首で測定する血圧計

2018年04月17日 13時19分46秒 | 京都第一赤十字病院

便利な手首で測定する血圧計

母が、上が160以上の高血圧に最近なってそうなので、一人で簡単に血圧測定出来る、手首に巻く血圧計を近所の電気屋さんで買い求めました。シチズンのものでしたが、画面もご覧の通り画面が見やすく、軽く、簡単に巻けて、ワンタッチで測定が始まりました。そしてなんと値段が、2500円程度!!

皆さんも是非。


高血圧の怖さのサイトが、数々ありますが、簡単にまとめて見ます。

なぜ怖い高血圧
血圧が高い人ほど心臓血管系の病気になりやすく、しかも死亡率が高く、こうした傾向はとくに収縮期血圧が140以上、拡張期血圧が90以上になると急に高まるそうです。

さらに、収縮期血圧140以上、拡張期血圧90以上の人では、薬で血圧を下げる降圧治療によって合併症や死亡率が下がることも知られています。高齢の方でも同じことです。

だから、「140/90以上」を高血圧と定められています。厚生省の調査では約3,400万人が該当し、人口のざっと4人に1人という国民病なのです。

高血圧を放置すると心臓や血管、さらに他の臓器にも障害をきたし、
心臓の肥大(左室肥大)・たんぱく尿・脳卒中・心不全・冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)・腎不全・大動脈瘤・動脈閉塞症などが起こりやすくなります。

後は、ホームページのコピーペーストです。

図1に、なにが高血圧をもたらし、その結果、どんな障害が起こるかをまとめてみました。


図2は、血圧が高いと、どれだけ脳出血と脳梗塞が起こりやすくなるかをみたものです。グラフで明らかなように<収縮期血圧140以上、拡張期血圧90以上>になると、発症頻度はぐっと高まるのです。
図2 血圧レベルの脳卒中発症の頻度
(久山町研究、1961年~79年)

初診時の収縮期血圧、拡張期血圧の上昇に伴って脳梗塞や脳出血の発症頻度が高まっていく
高血圧を治療することによって、心臓血管系の合併症の起こり方が減ることを示しています。
高血圧による自覚症状は、普通はありません。これが肝心な点で、症状がないからと放置していると、実は大変なことになります。高血圧が「サイレント・キラー」、つまり"沈黙の殺し屋”と呼ばれるのもまさにこの点にあります。

最後に、高血圧の予防もしくは改善に向けた生活習慣を抜粋します。

表2 生活習慣の改善
1 塩分制限
2 肥満の是正
3 節酒
4 適度の運動
5 カリウム、カルシウム、マグネシウムや食物繊維を多くとる
6 ストレスを避ける
7 禁煙、低脂肪食


国立循環器病研究センターのホームページ

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph04_2.html


アナフィラキシーショックに対する対応

2018年04月15日 19時51分36秒 | 京都第一赤十字病院

朝の日本医学放射線学会、必須講習の医療安全の項目で、アナフィラキシーショックの対応についてがありました。

スズメバチなどに刺されてアナフィラキシーショックで命を落とされる方は年に20人以上になると言われています。同様に薬剤によるアナフィラキシーショックで亡くなられる方もハチによるもの以上の方がおられ、その半分が造影剤によるものと言われています。
重篤なアナフィラキシーショックの症状は、
➀皮膚症状として、広汎な発疹、発赤。
②呼吸器症状として、呼吸困難、喘鳴、気道狭窄、低酸素血症
③循環器症状として、血圧低下、意識混濁です。

これらの症状が、出たら、市販薬では、エピペンと言われるアドレナリン製剤を筋肉注射を太もも外側にします。中身は、アドレナリン0.15mgと0.3mgのものがあります。

病院では、ボスミンを0.3mg筋肉注射を時間を置いて繰り返します。
静脈のルート確保して、急速に生理食塩水を投与したり、50cc単位でポンピング投与したり、アンビューマスクで酸素を送り込んだりします。
(ただし、普段から心臓のβブロッカーを投与されてる患者さんには、ボスミンが効果少なく、グルカゴンの静脈注射が必要なのは注意)
同時に京都第一赤十字病院では、救命センター医師への連絡も行います。
(付記 発疹、発赤に対しては、まずはH1ブロッカー投与し、それで効果少なければ次にH2ブロッカーを投与することもあります。)

声を大にして最後に一言。
とりあえず、躊躇せず、アドレナリン筋肉注射することが、救命率を高める決め手となります。

 

https://anaphylaxis-guideline.jp/pdf/guideline_slide.pdf

 


京都駅ビル屋上から見えるハルカス(夜景)

2017年08月03日 18時14分59秒 | 京都第一赤十字病院

京都駅ビル屋上から見えるハルカス(夜景)

ハルカス展望台から視界のいい日は、京都タワーが見えると、聞いていました。何度か、視界のいい日にハルカス展望台からこれが京都タワーかなあ?というところを認識したような気もしますが確信は持てませんでした。
逆に、京都タワーからハルカスが見えると聞いていたので、京都駅屋上から、見えるかと見て見たところ、これかなという建物が夜景でありました。写真を撮ってみると、ハルカスに特徴的な二段の建物です。
あとで、京都タワーから昼間に撮られたブログの写真と比較して、やはりそうだとわかりました。
見つけ方のコツは、右手の天王山の端が切れるところが、木津川、桂川淀川の流れるところで、その延長線上に大阪の都心部があります。その中の向かって左手にひときわ背の高いビルが見えます。それが、ハルカスです。
京都と大阪はこのように見張らせる位置関係、地理関係にあるのだなあと、感心、感激しました。
昔、太閤秀吉の正妻のねねさんが、大阪夏の陣の時に、高台寺の高台から、大阪城の燃えさかる赤い炎を見たというのも理解出来ました。

最後の図は、天王山の位置を記した地図ですが、京都と大阪中心部の間にはほぼさえぎる物なく、淀川が流れています。

天王山が少しでっぱりとして存在しているだけです。この天王山の端を目印にして京都から見るとその向かって左は大阪中心部になるわけです。

さらに京都、天王寺の直線上には標高800mの比叡山があり、標高1100mの比良山があります。つまり、比叡山、比良山山頂からもハルカスが見えるようです。

 

 


アンギオを中心とした膵疾患読影のポイント

2017年05月06日 18時26分22秒 | 京都第一赤十字病院

ギオを中心とした膵疾患読影のポイント

これは、1999年に日独医報の特別号で、膵臓の血管造影から見た、様々の膵疾患の鑑別についてまとめて欲しいとの内容を任されて、編集したものです。

膵癌の診断には、ダイナミックCT、ダイナミックMRIによる診断が必要ですが、その検査が一般的でなかった25年前には、血管造影による検査が必要でした。

膵臓腫瘍の既存の動脈の浸潤度(encasement)、染まり具合(腫瘍濃染)を5段階スケールに分けて、図表の上での診断の視覚化を試みました。

要約しますと、高分化型管状腺癌は、最も浸潤度強く、染まらずで、図表の右下に来ます。

膵腺扁平上皮癌、退形性膵管癌、膵腺房細胞癌、膵癌肉腫様変化は、膵乳頭腺癌は、似通っていて、少しの浸潤と少しの濃染があり、図表では、左下目に分布します。



膵癌の診断方法

2017年04月29日 14時36分15秒 | 京都第一赤十字病院

膵癌は、ダイナミックCTもしくはダイナミックMRIという検査を用いてのみ正確に診断できます。

造影剤という血管が白く染まる薬を静脈から勢いよく1秒間に3cc以上の速度で注入して、動脈が映るタイミング、静脈が映るタイミング、それより後のタイミングで、膵臓のあたりをCTあるいはMRIで撮像する検査です。

 

それにより、膵癌は染まりにくい腫瘤として認識され、周囲を走行する動脈、静脈の浸潤も同時にわかります。

 

このダイナミックという検査が確立するまでは、膵癌の精密検査は血管造影というもので、それは動脈に細い管を入れて、造影剤を注入して、膵癌周囲の動脈、静脈を写し出して、その浸潤の有無、程度により膵癌の範囲を診断するものでした。

 

この、小冊子は、平成6年に僕が京都第二赤十字病院に副部長として在籍していた時に、京都府立医大放射線科の血管造影検査グループで作成したものです。この検査自体は、この時期すでに確率されたもので、これ以上の新しい知見、テクニックはないと言っても過言でありません。

 

 

loop catheter for   、a loop catheter

 

どちらかの検索単語でグーグルで検索すると、僕がアメリカの二大放射線科雑誌の1つのAJRに載せてもらったOHNO カテーテルの論文にヒットして検索できます。

 

http://www.ajronline.org/doi/abs/10.2214/ajr.153.2.296

 

 


青蓮院 京都府立医科大学と縁の深いお寺

2017年04月04日 12時51分04秒 | 京都第一赤十字病院

青蓮院(青蓮院門跡)   京都府立医科大学とゆかりのあるお寺

 

しょうれんいん と発音します。

僕も最近まで、せいれんいんと思ってました。

 

天台宗の京都五ヶ室門跡の一つ。伝教大師以来の比叡山上の住坊「青蓮坊」が発祥で、その京都での里坊として天台座主行玄が平安後期に院の御所に準じて建立したものです。「青蓮院」と称した。平安末期からは門主に代々入道親王や法親王を迎え、明治に至ります。俗に、粟田御所と呼ばれていいます。法然や親鸞を庇護したので浄土宗や浄土真宗の聖地にもなっています。天明の大火(1788年)の際、後桜町上皇の仮御所になった。そのため境内地全域約1万坪は国の史跡に指定され、宸殿、小御所、熾盛光堂等の建物と池泉回遊式の庭園がある。日本三不動の一つ青不動明王(国宝)を有し、篤く信仰されている。門前の楠の大木は京都市の天然記念物になっています。東山山頂には飛地境内の大日堂と将軍塚があり、庭園やそこからの市街の展望もすばらしいそうです。

 

 

付記

京都府立医科大学の設立までの話

 

明治政府が成立し、天皇が東京に行かれ、首都でなくなった京都はさびれて活気を失い、人心は大きく動揺しました。この京都を衰亡から救ったのは参事(のちに知事)槇村正直、顧問山本覚馬、青年蘭方医明石博高らで、彼等は西欧文明を積極的に摂取することに全力を傾注しました。
 廃仏毀釈の風潮と戦乱の疲弊感の中で社会事業に活路を見出そうとしていた僧侶達は、明石らと相集って、発起人となり、明治4年病院建設を府に出願し、彼等は府下各分野からの資金調達に奔走し、一般府民の浄済、管内医師や薬舗からの助資金、花街に課した冥加金等による資金は5万に達したそうです。


 京都療病院はこのような気運の中から生まれた病院であり、京都における近代医療と近代医学教育の幕開けとなりました。京都療病院の名称は聖徳太子が悲田院、施薬院、療病院の三院を創設された故事にならって命名されました。

ヨーロッパ医学の導入と医学教育

 療病院設立に伴い招聘された初代外国人医師はドイツ人の名医ヨンケル(Junker von Langegg)であり、明治5年9月から木屋町の仮療病院で診療を開始し、11月12日より粟田口青蓮院内の仮療病院で解剖学の講義を開始した。2代目のオランダ人医師マンスヘルト(C.G van Mansvelt)は医学教育の系統化に努力し、又、療病院長設置の必要性を勧告した。初代病院長には半井澄が就任しました。3代目はドイツ人医師ショイベ(Heinrich Botho Scheube)で、診療研究に熱心で、脚気病、寄生虫学に大きな業績を残しました。この3人の外国人医師は、療病院に近代医学を導入し、病院の発展と医学教育に多大の貢献をしました。

 

 明治12年4月16日には医学校も併設され、初代校長に萩原三圭が就任し、以後半井澄、猪子止戈之助、加門桂太郎、島村俊一と続いた。明治32年京都帝国医科大学(現在の京都大学医学部)が設立されると優秀な人材が転出し、一時存亡の危機におちいりましたが、わ第5代島村俊一校長は医学校部の改築改良を竣功し、他日、京都府立医科大学に昇格する基礎を固めました。

そして、現代、陽子線ガン治療装置の導入へ向けての工事が進み、近畿地方では、兵庫、大阪に次いで3番目の施設になります。

 


国民保護訓練

2017年02月02日 17時31分46秒 | 京都第一赤十字病院

http://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/cmsfiles/contents/0000211/211999/1213kouhousiryou.pdf


http://s.kyoto-np.jp/local/article/20170202000062


大規模集客施設でのテロを想定した国民保護訓練が2月2日午前、京都市伏見区の京都競馬場などでありました。
京都競馬場でレース時、馬券を買う観客の列にサリンがまかれ、多数の死傷者が発生したと想定のもと警察官らが観客役の人たちを屋外へ避難誘導、防護服を着た消防隊員らが負傷者を搬送し、負傷の程度に応じて赤や黄などのタグをつけ、ヘリや救急車などで運ぶ訓練を行いました。
 午後には、災害時に拠点病院になる京都第一赤十字病院(東山区)や京都大医学部付属病院(左京区)で負傷者の受け入れ訓練があり、当病院にも、自衛隊のヘリコプターの屋上への離発着がありました。
迷彩色で、識別は困難でしたが、形状からは、陸上自衛隊のUH-1J型ヘリコプターのような気がします。

ちなみにサリンはヨウ化プラリドキシム (PAM) や硫酸アトロピンが解毒薬となります。

*

 


菅原道真公ゆかりの綱式天神社御旅社(梅塚天満宮)の見事な紅梅

2017年01月28日 00時50分11秒 | 京都第一赤十字病院

綱敷天神社 御旅社は、菅原道真公ゆかりの古い神社です。梅塚天満宮と元々言っていたところです。道真公が、従者の度会春彦の一族共に船で京都から太宰府に向かう途中の梅田の地にさしかかったとき、見事な梅の花に目が止まりました。
敷物もないので船を引く綱を円座にして、そこに道真公は、座られて梅をめでたといわれます。難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花 、百人一首の序歌に選ばれた百済出身の王仁博士のこの歌を思いおこしながら見られたそうです。
道真公は、年老いた従者の度会春彦を思いやり、この地に残り私の帰りを待ちなさいということになって、名前も白江と変えて梅田の地に一族共に残ることになったそうです。
その梅の花のあった地が、梅塚天満宮となり、さらに後に、綱式天神社御旅社となります。

王仁博士は、応神天皇のご子息の家庭教師として百済から呼ばれた方で、元々楽浪郡の役人の中国の家系だとか。先祖は後漢の皇帝の末裔だとも言われています。有名な仁徳天皇の御即位を褒めたたえて作られた歌です。

今日は、いつもの梅田茶屋町のゴールドジムにテコンドーの稽古に行く途中で、何と立派な紅梅が咲いているではありませんか。
道真公に思いを馳せながら写真を撮った次第です。


エクササイズ イズ メディシン

2016年12月20日 20時16分48秒 | 京都第一赤十字病院

エクササイズ イズ メディシン(Excercise is medicene.)

母校大手前高校の、12月16日の金蘭会セミナーは大阪総合医療センター糖尿病内分泌センター部長、糖尿病内科部長の細井雅之先生の「週刊誌に負けない糖尿病と認知症の最新情報」というタイトルでの、講演でした。昭和54年大手前高校ご卒業で、大阪市立大学医学部に進まれました。
週刊現代が、飲んではいけない生活習慣病薬とか、受けてはいけない内視鏡手術とか衝撃的な謳い文句で、販売数を上げているのを逆手にとって地域住民にアッピールするような講演会を開いて、(その名前も、ためしたカッテン)、啓蒙活動されているようです。
軽妙なテンポの良い語り口に、みんなはどんどん引きずりこまれていきました。
1番大事なのは、血糖値スパイクは、血管内皮を傷つけてしまって、小血管損傷、大血管損傷を引き起こしてしまいやすいということでした。
つまり、高血糖、低血糖を繰り返さないことが、最も大事であると。
血管損傷には、高血圧、喫煙が大きく関係していることはエビデンスのあることだとも。
みなさん、禁煙しましょう。

炭水化物を含むバランスの良い食事そして、最後に運動が大事だと強調されていました。
スキマ時間を利用して、スクワット、チューブトレーニングなどの筋トレが大事だと力説されてました。
それが、冒頭のフレーズです。

エクササイズ イズ メディシン(excercise is medicene.)
つまり、運動は薬である。
我が、京都第一赤十字病院の健診部部長の島孝友先生も、同様のことを熱く語ってらしたです。
筋トレが、いろんなガン予防、糖尿病、腰部脊柱間狭窄症の予防できるのは、エビデンスがあることです。

みなさん、薬だと思って筋トレしましょう。


参考

http://www.jds.or.jp/modules/education/index.php?content_id=11

空腹時血糖値126mg/dj以上 または、
随時血糖値200mg.dj以上でかつ、
HbA1c 6.5%以上
これを満たしてたら初回検査で糖尿病と診断されます。

 

 

 

 

 


第17回京都第一日赤がん診療連携ワークショップ

2016年12月12日 22時45分53秒 | 京都第一赤十字病院

が、京都グランビアホテルで行われました。

タイトルは、親しみやすく、第一赤十字病院というところを通称名の第一日赤と、しているようです。
がん予防への取り組みというテーマで、僕自身も実践している、大変興味のある内容でした。
初めは、池田栄人副院長の挨拶。
最初は、ストレスは免疫力を低下させて、がん発症につながる話。やはり、明るく前向きに気持ちを持ちましょう。
2番目は、糖尿病患者さんは、がん発症が1.2倍に跳ね上がる話。とくに、膵癌、肝癌は1.8倍になるそうです。
3番目は、消化器内科副部長の木村浩之先生で、ウイルス肝炎はここ2年で発売された経口薬で、根絶できる話で、2020年東京オリンピックまでに消滅する予測が立てられているとのことです。これは、すごい事です。
B型肝炎には、ヘプセラやバラクルード、c型肝炎には、ソバルディとハーボニーとかの新薬が使われます。

後半は、ピロリ菌が胃がんの原因のお話。2年前から保険適応となり、今や簡単に呼吸、採血でピロリ菌の有無がわかり、10日間の抗生物質投与が受けられ、9割以上除菌できるようです。

最後は、健診部 部長 島孝友先生のお話。京都第一赤十字病院は、日本でも人間ドックの草分け的存在だそうで、年間8000人を超す人間ドックをされています。一年に75名の癌患者を見つけられたそうです。これは、全国平均の3倍の癌発見率だとか、すごい。さらに一歩進んで、癌予防が癌を早期に見つけるより効果的と断言されてます。僕もまさしく同感です。癌予防には、筋トレを含む運動をして、バランスよく食事して、タバコをやめて、お酒は控えめに、ピロリ菌の検査、除菌をして、肝炎ウイルスは、薬で治していくこと、を熱く説かれていました。
筋トレは、診察室で、ドック受診者と一緒にスクワットされて教えてられるとか。

 

 

 

 


東福寺、通天橋からの紅葉

2016年11月17日 22時46分37秒 | 京都第一赤十字病院

東福寺の通天橋からの紅葉

京都の紅葉人気ナンバーワンの東福寺の紅葉を、職場の昼休み時間を利用して見に行ってきました。
東福寺の中を通る谷あいの川をまたぐ下流側の橋が、臥雲橋、上流側の橋が、通天橋です。
この間には、多くのもみじが植えられていて、谷あいを埋め尽くすようになっています。
今回は、生まれて初めて通天橋から息を飲むような素晴らしい紅葉の景色を眺めることが出来ました。幸い人出もそれほどでもなく、通天橋からの撮影も当日は大目に見てもらえました。
まだ、真っ盛りではないようです。
帰りきわに広い東福寺の境内を足早に回りながら、おぜんざいの宣伝に引っ張られ、つかの間の休息をとり、甘みを堪能しました。
東福寺への途中も、関連寺院の紅葉も眺めながら、夢のような小一時間でした。


堀信一先生の講演会 京都府立医大特任教授

2016年09月24日 01時05分04秒 | 京都第一赤十字病院

京都府立医大特任教授 堀信一先生の講演会

「球状塞栓物質が開くinterventional oncologyの世界」
ゲートタワーIGT クリニック 院長 堀 信一 先生


9月15日.京都府立医大の特任教授に就任されるのを記念して、1時間半の大学院生の特別講義を兼ねた、特別講演がありました。
場所は、旧図書館棟で、大学生協があって、地下の食堂ポレポレのある京都府立医大の歴史的建造物として残している建物です。
そこの三階の階段教室が会場ですが、明治の小さな痩せた日本人を対象とした机と椅子の幅が狭く、太った人、足の長い人は講演を聴くのには困難を極めます。
さて、堀先生は、徳島大学医学部をご卒業後、大阪大学放射線医学教室に入局され、IVRの道を歩まれ、数々の華々しい研究、発表され、論文を数多く書いておられる僕からは6年先輩にあたる先生です。僕も20年以上の間、関西IVRの世界で切磋琢磨して、発表、論文を書いた方なので、お互いによく存在を知り合う関係で大変懐かしいという感情が込み上げて来ました。
感じたのは、ヘパスフィアという抗がん剤を吸着する優れた塞栓物質を基礎から開発、研究、臨床試験、発売まで持ってこられたという偉業を達成されているのにまず驚嘆します。
次に、ゲートタワーIGCTクリニックという、入院施設を持つIVR施設を立ち上げ、全国から癌の治療でサジを投げられた人を中心に抗がん剤の塞栓療法をされ、効果的な素晴らしい結果を出されている事です。
この10月からは、さらに規模を大きくされた施設を開設される予定だとか。
しかも、基本保険診療でされているとは思いもしませんでした。
その治療の内容は、ご自身が開発されたヘパスフィアを、駆使して、既存の動脈を潰さずに、癌のところに選択的に抗がん剤を含んだヘパスフィアで塞栓していく方法です。高濃度の抗がん剤の効率的な集積により、徐々に縮小していく様を肝癌、転移性肝癌、肺癌、リンパ節転移性、骨転移、さらに胃癌まで数多くの実症例で呈示していただきました。
素晴らしい結果でした。治療効果なくなった癌の人の一筋の選択肢になっている感じです。
京都第一赤十字病院でも、多くの癌患者を治療してますので、治療効果がなくなって八方塞りになった時の選択肢としてコンサルトしようと思います。
今回の治療は、IVR CTの機械があって、カテーテルの挿入された領域を正確に確認しながらでないとできないものだとIVR CTの良さを再確認しました。
僕の前任の大阪鉄道病院では、64列のIVR CTがあるので、その気になれば同様な治療ができるようになるかもしれません。
講演会の終了後に、簡単なお話をしてツーショットの記念撮影をさせていただきました。
懐かしさの溢れた写真が撮れて感激です。

おまけですが、講演会の帰り道、京都府立医大に2年後に稼働予定で全国で10番目の陽子線治療装置の建屋の建築現場の横を通り過ぎました。
癌だけの放射線治療が出来る夢の装置です。
保険外ですが、300万かかるこの治療を京都府立医大では100万以内で提供するそうです。太っ腹です。

http://agingstyle.com/2015/09/27000626.html

http://www.igtc.jp/chiryou/chiryotekiou.html

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDZ27HMF_X20C15A7TJC000

http://www.igtc.jp/

iPhoneから送信


ドクターヘリ

2016年09月12日 23時29分06秒 | 京都第一赤十字病院
ドクターヘリ

京都第一赤十字病院は、一週間に何回かドクターヘリによる搬送があります。

先日、院内アナウンスでドクターヘリが到着しますという放送があり、病院の道路向こう側の丹波屋におやつ買い出しついでに待ってたら、パタパタという音と共に急にドクターヘリが現れました。そのまますぐに病院屋上のヘリポートにすっと着地。その腕は見事と言うほかありません。素晴らしい。ヘリポートのある病院も見てきましたが、実際ドクターヘリが来るのを見たのは初めてでした。一週間に何回か京都第一赤十字病院にドクターヘリにより搬送されてくるそうです。京都の救急医療を一手に引き受けているんだなと実感しました。
京都市内では、京都府立医大と京都第一赤十字病院だけにヘリポートが用意されているそうです。