北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

「平均値」で語ることの意味

2013年09月07日 | 日記
黒田・日銀総裁は金融政策決定会合後の記者会見で、景気判断を上方修正する(「緩やかに回復している」)と述べました。設備投資と雇用・所得の指標に改善が見られたから、というのがその理由です。
設備投資は、円安のプラス影響を受ける自動車産業や、高額商品需要が伸長している流通・サービス業に偏っているのが現状です。先日もデパート関係で働いている友人に聞いたところでは、高級品の売れ行きが伸びており、しかも美術品や宝石・貴金属が(だけが)好調だそうです。そうした事態を考えれば、現金給与総額が2ヶ月連続で前年を上まわったといっても、格差がますます拡大していることの現われでしかありません。平均値にもとづいて事態を語ることに、いったいどんな意味があるでしょう!現実を覆い隠すイチジクの葉そのものです。


三里塚無農薬野菜を無駄にしないように、残ったものであれこれ料理。茄子の素揚げに赤ネギと中華風ダレ。