一方で「国民生活を守るため」と言って、大飯原発再稼働を決定した人間が、他方で「次世代にツケをまわすわけにはいかない」と言って、圧倒的多数の民衆の生活を破壊する消費大増税を押しつける。また、一方で増税論者だった人間が、他方で「増税法案に反対して選挙に勝てるか」と言わんばかりの行動をとる。政権党のこのありさまは、たんに民主党の情けない状態ということにとどまりません。自民党にもそのままあてはまる、日本の統治構造の崩壊であり、これまでの“政治”の崩壊ということではないでしょうか。いまこそほんとうの“政治”=労働者階級の政治が求められています。