北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

再稼働反対の坩堝と化した首相官邸前

2012年06月29日 | 日記
アルバイトを終わってからかけつけた首相官邸前は、まさしく再稼働に反対する人々の坩堝と化していました。午後7時頃の地下鉄丸の内線・国会議事堂前は、地上に上がる人と地上から地下ホームへ向かう人とが交錯し、まさに“うねって”いました。何とか全体の様子をつかみたいと思ったのですが、途中で移動することをあきらめました。どんなに少なく見積もっても、先週の優に3~4倍の人がいるでしょう。誰もが歩いて移動しながらでも、「再稼働反対!」のコールを繰り返しています。
とうとう内閣府横の下り坂は人によって封鎖されましたが、警察はこの状況をいかんともすることはできません(おそらく、そういう状況になったら放置しろという意志一致がされていたのでしょう。下手をすれば袋叩きになりかねませんから)。車両が通行する時には、デモ参加者が「車が通ります!道を開けてください!」とか、「ベビーカーで~す!」などと交通整理をしています。まさに“自治”です。
帰宅して報道ステーションを見ていると、「労働組合や学生の旗がないのが新しい形」などとピントの外れたコメントをしていました。主催者の思惑はそう受けとめられたいのだろうけれど、参加者は労働者として学生として参加しているのだよ。それを「市民」という抽象的な概念で別物に仕立てようとする企みは、文字どおり階級の分断攻撃です。


人波の渦の中にいて、うまく写真が撮れません。