北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

区政報告会から4月連続大闘争週間へ

2009年04月20日 | 日記
4/19(日)、昨年10月以来となる第4回区政報告会を開催しました。私から情勢認識と山田区政の動向との連関と、その下で闘った区議会第1回定例会=予算議会での追及活動とを併せて報告しました。また「北島邦彦とともに歩む会」からは、山田区政最大の目玉とされている「減税自治体構想」の大ウソを暴露する提起をしました。いろいろな行事などが重なって参加人数はもうひとつでしたが、「歩む会」が主催する区政報告会の一定の形はできてきたのかなという感じです。ちょうど議員の任期も半分が過ぎ、こうした集会のあり方や組織化など、さらに一歩踏み込んで枠を越えていきたいと思います。

階級闘争の大先輩である三角忠さんのお母様が喪くなり(享年99歳!)、今晩お通夜がとりおこなわれましたので、ご焼香をさせていただきました。残念ながら生前にはお目にかかる機会はなかったのですが、お元気な様子は折にふれておうかがいしていました。ご冥福をお祈りいたします。

西川重則さんの新刊を読了

2009年04月17日 | 日記
8・15実行委員会でご一緒している西川重則さん(平和遺族会全国連絡会代表)の新刊『有事法制下の靖国神社』を読了。実行委員会で西川さんがされる発言でもそう感じるのですが、学識の深さとひとつのことにていねいに真摯に向きあう姿勢が頁から立ちのぼってきます。西川さんの靖国神社についての弾劾に満ちた考察についていくと、靖国神社のねらいである「慰霊と顕彰」とは、新たな戦死者をノドから手が出るほど待ち望んでいることがよくわかります。西川さんに教えていただいたことですが、かの田母神前航空幕僚長が現役時代には自衛隊の制服を着て靖国神社参拝をしていたそうですが、さもありなんということがよくわかりますね。

初夏の暑さのなか地域を歩く

2009年04月16日 | 日記
陽射しは夏ですね。これで湿度が高ければ夏そのものです。区政報告会へのお誘いも併せて、荻窪地域を歩きました。面的にまわるのは久しぶりなので、引っ越しがあったり要介護状態になっている高齢者があったり、一方で90歳を越えてますます元気で自転車を乗りまわす人もあったり…。このようにいろいろありますが、この間は旧Sゾーン・旧Kゾーンをまわってきたので、荻窪をまわると“わが家”に帰ってきたような気がしますね。

夜、「思い出の浅草橋」にある寿司居酒屋でちょっと食事をする機会があったのですが、その味=素材の良さと値段の安さにびっくり!下町というか、江戸の奥深さを感じました。

公務労働者の一時金削減の動き

2009年04月15日 | 日記
国の人事院は臨時の勧告を出し、この夏の公務労働者の一時金をカットする計画との報道がなされています。昨年後半に表面化しますます激化の一途をたどっている世界大恐慌の影響で、春闘で妥結した民間の夏の一時金が10%程度ダウンする模様であることから、公務労働者の一時金もそれに合わせてカットする必要があるからだというのです。いかにも理にかなっていそうですが、とんでもない!賃金カットには無条件に反対です。そのうえでここ数年来、公務労働者の賃金への業績評価導入がどんどん進んでいる現状があります。しかし今回の事態は、公務労働者としての業績がどうであろうが、実際の一時金支給にはまったく関係ないという事実を明らかにしています。まさしく、公務労働者の賃金への業績評価主義・能力主義の導入が、ただただ人件費のコストダウンと労働者の分断・団結破壊にのみねらいがあったということです。しかもこの人事院の動きは、必ず民間賃金のさらなる切り下げに直結するものであり、全労働者階級への攻撃だということです。そもそも、生活できる賃金を寄こすことができなくなった資本・行政権力は、ただちにその権力の座から退きさがり、労働者に権力を引き渡すべきなのです。

読売新聞の裁判員制度報道

2009年04月14日 | 日記
ここ数日、読売新聞が裁判員制度についての特集を大きなスペースをとってやっています。模擬裁判についての報道ですが、その論調に特徴的なことを感じました。ひとことで言うと、「素人判断で誤った判断をしそうになっても、そこは冷静なプロの裁判官が適切なアドバイスをくれて救ってくれる」といったものです。たとえば、「被害者遺族の感情を考えればより重い刑が…」と素人の裁判員が口々に言うのを、プロの裁判官が「被害者が身よりのいない人だったらより軽い刑になるのでしょうか?被害者の家族の有無で被告人の刑に差が出るのは不公平ではありませんか?」と意見を述べて、全員の意見を一致に導いたそうです。次の日の記事では、裁判員すべてが「被告人の法廷の印象では心神耗弱には見えない」と主張するのに、プロの裁判官が「印象ではなく、科学的な鑑定をどう評価するかを考えてください」とアドバイスしたところ、全員が心神耗弱を認めたとか。この報道って、裁判員として判断することの難しさや重圧を感じて裁判員制度に疑問をもちはじめた労働者人民に、「いやいや、ちゃんとプロの裁判官がそばにいるから大丈夫!」となだめすかしているメディアの思惑が感じられますよね。