北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

K君の職場で首切り抗議の朝ビラ

2009年04月30日 | 日記
日本郵便輸送中野営業所(いわゆる旧日逓ですね)は、わが仲間のK青年と職場の同僚14人に対して、5月末をもって雇い止め=首切り攻撃をかけてきました。その後の仕事に関しては、2つの選択肢をたったの3日間で選ぶよう強要しています(もとより、その「選択肢」は雇用保障を意味するものではなく、ただの意向を聞きおくというものでしかありません)。さまざまな形・レベルでの郵政民営化の矛盾が爆発している現状を、こうした非正規労働者へのさらなる犠牲の転嫁によってのりきろうとする日本郵政会社と御用組合=体制内組合指導部は許せません!
そこで緊急の抗議職場朝ビラに、婦人民主クラブ杉並支部のKさんとともにいってきました。7:00~9:30までという職場朝ビラとしては異様に長いシフトですが、それだけ雇用形態が多種多様で、労働者の分断と安あがり・使い捨ての労務体制をとっているということの証でしょう。それほどたくさんの労働者が出勤してくるわけではありませんが、いったん会社に入ってビラを読んだ後に、「俺たちもいつ首になるかわからないひどい状態だ」と出庫する車を止めて話しかけてくる労働者。体制内労働組合に対する露骨な嫌悪を示して怒る労働者(言葉つきからして沖縄出身者であることがすぐにわかりました)。「これまで何とか首にならずにしのいできたが、とうとうか…という感じです」と、今回の首切り対象である女性労働者。「ビラを休憩室とかに置いとくから寄こしなさい。はい、差し入れ!」と、あったかいペットボトルのお茶を2人にくれた女性労働者。怒りは職場に満ちていることがよくわかりました。その一方で、「(ビラの)受け取りを拒否する。こんなところでビラをまくのは失礼だ。事情もよく知らないくせに…」と、初めから喧嘩腰で突っかかってくる首切り当該労働者もありました。
いよいよわがK青年の闘いの正念場がやってきました。彼ひとりの職場闘争ではなく、道州制粉砕・民営化絶対反対の4大産別決戦の一環として、東京全体のユニオン・交流センターの総力闘争にしていこう!