北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

4-6月闘争(とりわけ5・9道州制粉砕集会)に向けて「民営化」について考える

2009年04月23日 | 日記
「民営化」って何だろう?「官から民へ」行政の事務事業を移管するってことを意味するにとどまるでしょうか?これではあまりに経済主義的理解です。かつて米ILWUと初めて出会った頃、彼らは「戦争と民営化に反対」というスローガンを掲げていました。港湾ではたらく民間労働者が、あえて「民営化反対」を訴えかけている!これは…?道州制攻撃は、徹底した民営化と規制緩和によって資本に搾取の場を提供し、360万公務員をいったん全員解雇―選別再雇用という労働者の分断と首切り攻撃をかけてくる…こう理解するのは筋として間違っているわけでないけれど、それにとどまっていたのでは表層的な分析でしかありません。「民営化」は英語で表現すればprivatization。これは「私有化」「私物化」ってことですよね。つまり、行政を、地域社会全体を、資本の利潤のためにとことん私物化する。そのためには戦争発動(労働者の戦争動員)さえなんら躊躇しない。「民営化=戦争」とストレートに言うこともまったくありです!これが道州制の真の姿ではないでしょうか。

写真は、手づくり里芋と鶏肉の煮物&上山信一(橋下大阪府知事のブレーン)『自治体改革の突破口』。よく食べて、よく学習しよう。