![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/06/4625124079bb3a79151a74a7d90ef92f.jpg)
労働者人民の原発反対の巨大な怒りが、ついに国会正門前の道路にあふれ出しました。国会前を埋めた人々の表情には、デモ行進で噴出させた原発再稼働―野田政権に対する怒りと、このところ首相官邸前で抑えつけられてきた警察権力の規制を打破したぞという解放感に満ち満ちていました。春からずっと継続されてきた国会周辺の反原発行動は、日本の階級闘争に明らかに大きな転機をもたらしています。あらゆる人々が「政治」に関与する道筋をつくりあげました。しかもその「政治」は、何年かに1回投票するといった政治の現場から遠く離れた抽象的な行為ではなく、そこに国会や首相官邸や議員会館が具体的な形をもって実感できるものです。すなわち、権力めぐる攻防としてある「政治」に手を触れるということです。これまで黙ってきた、座り続けてきた、あきらめてきた、絶望してきた人々が、いま政治主体としての主張と行動を開始しました。だから「革命的情勢」が到来したと言えるのではないでしょうか。