北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

ファシスト橋下打倒へ労働者階級の闘いを

2011年11月28日 | 日記
大阪市長・府知事選挙の開票結果は、橋下徹率いる大阪維新の会の圧勝となりました…まあ予想どおりというところでしょうか。これまでの政治のあり方、既成政党のあり方(民主党・自民党から日本共産党まで)への大衆的不満・不信が頂点に達していることの表現でしょう。しかし橋下・新大阪市長が選挙戦の過程で主張していたことは、まったく目新しいものではありません。相も変わらぬ「公務員バッシング=行政改革」と行政まるごと民営化―自治体の大資本への叩き売りであり、すでに世界中で破綻している新自由主義の大阪版でしかありません。だから橋下府政4年間に成果らしきものは何もないと言われるのも当然で、ただただ府職労働者の賃金カットで歳出を削減したのみで、その新自由主義はみごとに行き詰まっていたのです。それを居直りごまかすための「大阪府構想」であり、大阪市長選への出馬でした。しかもその行き詰まりを、「府職員や労働組合が邪魔したからだ!」と責任転嫁しようというのですから、そのデマゴーグぶりも徹底しています。それとこれはこの男の労働者観・民衆観だと思うのですが、「選挙で信託を得たのだからすべて従え」とでも言わんばかりの「白紙委任」意識は、政治の主体や社会の主体が労働者人民にあることをまったく無視しています。労働者人民は有権者として選挙の時に自分に投票するのみの存在(舌先三寸でたぶらかす存在)であり、実際の政策遂行=政治権力の行使は自分の独占物だというのでしょう。本当に許しがたい!しかし勝負はこれからの労働現場で決せられます。大阪市職労働者・大阪府職労働者としっかりと団結をつくり出して闘いましょう!

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