オットは今バイエルでこの曲をやっています。
楽譜の隅っこに、(写真には写っていませんが)
『メロディーを出す』
と先生の字で書いてありました。
そして、楽譜のあちこちに「メロディー」って書いてあります。
左手と右手で交互に弾く
ソーーーレーーー
がメロディーですね。
これ、メロディーに聞こえるように弾くのは難しいですよね。
伴奏の方が音符密度が高くて、普通に同じ強さで弾いていたら断然伴奏が目立っちゃいます。
しかも、メロディーのソーーーレーーーは3拍の 間にどんどん減衰していく〜。
さらに、メロディーを受け持つのが、左、右、…と交互になっていて、意識を切り替えないといけない。
これは難しいぞ
私も練習しちゃいました。
二小節ごとにメロディーを切り替えるのが難しい。
伴奏は、ソラシドシラソの流れをちょっと目立たせるようにするといいですよね。
すると…
最後のとこ
わおー、なるほどなるほど、きれい !!
って盛り上がって終われます。
たくさん練習してこれらの意識と動作が小脳に落ちてストンと弾けるようになったら快感です、きっと。
そして、曲がこんなに美しくなるっていう感動と相まって、初学者でもピアノの楽しさを感じられますね。
よくできていると思います。
で、肝心のオットはどうかと言うと…
珍しく
「 ちょっとちょっと 」
と質問にきたことは、
「 ココとココ、同じ音じゃないっすか。なんでわざわざこんなふうになってんの? 」
「 んー。ヘ音記号に馴染みやすいように? 」
「 なんだとぉ ( ̄3 ̄) 」
まだまだ異次元の話みたいです。
↑ やっぱり生ピアノはいいな
これ以前にも多声部弾き分けの曲はたくさんありましたが、
『前に言ったは、もう忘れた。』の名言通りで…。
今日は少しおまけしておきますが、この曲はさりげなくアゴーギクを入れてみたりしますとさらに美しくなるのではないでしょうか?
バイエル教則本はピアノ教師や音楽の素養のある両親が初心者に教えるための本なので常識以前のことは書いていないんですよ。
ほんとにバイエルのことお詳しいんですねぇ。
一つ一つの練習曲の意図をちゃんと分かっている先生に習わないといけないってことですね。
「ミルフィーユ奏法」。うーん。(^_^)a
バイエルは50番台で『オクターブの手(指)の幅』を学ぶ曲が集中します。
ここでの問題点はその部分を『目で確認して弾いては』後々のピアノ生活が破綻する可能性が高いかもしれません。
『オクターブの手(指)の幅』は耳と手(指)だけで取るのが正解ではないかと思います。
>ほんとにバイエルのことお詳しいんですねぇ。
普段ショパンエチュードやベートーベンのソナタを弾いている人たちとはレベルが違いますから。
(一言で言いますと単に無能なだけなんですけどね。)
バイエルより難しい曲を弾いている人でも、あずにゃんさんのようにバイエル相当の基礎をきちんと理解している人はそんなにはいないと思いますけどねー。
ショパンやベートーベンを弾くときにだって当然役に立つのでしょうし…。
オクターブの幅までバイエルは掴ませようとしていたというお話は驚きでしたけど…。私の先生は何かの寸法を知りたい時、1オクターブの手の形を当ててみるのだそうです (^^;;
もちろん、弾く時は手元を見るな、とおっしゃいます。