「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(アメリカ)さすがに議会運営をまじめに考え始めた下院共和党<2023年10月

2023-10-08 08:53:46 | アメリカ合衆国

米下院共和45議員、議長解任動議巡る「根本的な改革」要請
2023年10月7日午前 12:45 GMT+937分前更新
https://jp.reuters.com/world/us/IVSTNPR3NZIPHGGLM6SYWGQDDE-2023-10-06/

議長解任で世界に恥をさらしたアメリカの下院共和党も、さすがに議会運営改革を考える機運が生まれてきているようです。

そもそも、今回のあり得ない下院議長解任劇には、最初の議長選出をめぐる共和党のゴタゴタが原因です。
BBC
米下院議長選、15回投票でついにマカーシー氏が当選 激しい二転三転の末
2023年1月7日
https://www.bbc.com/japanese/64195420

この時、妥協のために1人で議長解任動議を提出できるように共和党の規則を変更しました。今回、これを利用して共和党造反組が、議長解任動議を提出して採決されて民主党票+造反組8票で動議が可決されました。

民主党も相当悪乗りしていると思います。共和党内の乱痴気騒ぎに便乗したわけですからね?

共和党造反組は、トランプ派の議員が含まれています。だからトランプが議会運営を阻害していると言ってもいいでしょう。
そのトランプが?

CNN
トランプ氏、下院議長選でジョーダン氏への支持表明
2023.10.06 Fri posted at 16:54 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35209981.html
暫定下院議長に就任してもよい意向を表明しました。どうせ、また直ぐには決まらないからです。しかし、これには共和党の下院規則の変更が必要です。現在の規則では、重大犯罪の刑事被告人は議長に就任することが禁止されているからです。
トランプの手先のジム・ジョーダン下院議員を支持する意向を表明しました。

これをやっていると、いつまでも同じことの繰り返しです。そこで共和党良識派の45人の下院議員が議長解任動議提出の規則の改革を求めました。
当然だと思います。
『主に中道派で構成されるこのグループは、少数の共和党議員が民主党議員に同調し議長を解任したり、党の優先事項を妨害したりすることがないよう規則の変更を要請した。』

結局8人の共和党造反組がいつでもたった1人で議長解任動議を提出できる今の規則がおかしすぎるのは、誰の目にも明らかです。

結局は、次の下院議長選出では・・
現在の議員数が共和党218議席、民主党210議席です。8人の造反組が賛成しないと同数になり、何も議決できません。
民主党と協議して何らかの合意を形成して、民主党が1人棄権すると新議長を選出することが出来ます。

つまりトランプ派の造反組を排除するには、民主党の協力が必要だという皮肉な話です。

しかしトランプ派を排除して正常な議会運営をするには、今となっては共和党と民主党の折り合いが必要です。

ここで何らかの合意が出来なければ、8人のトランプ派がいつでも議会運営を妨害するでしょう。それを避けたければ共和党は共和党の議長解任動議を提出方法を変更する必要がありますし(一定数の賛成が必要)、また民主党との折り合いも必要です。

双方が党利党略を言い立てれば、トランプ派が好きなときに議会運営を妨害します。

アメリカ民主主義の常識が問われていると思います。ちょうどトランプ氏を考えるには、良い機会だと思います。
「暫定議長になってもいい」なんて寝言みたいなことを言っています。普通にあり得ないでしょう?

共和党も下院レベルでは、トランプ・ノー!と決断するべき時だと思います。来年は、次の下院議員選挙があります。余りゴタゴタしていると?


色々変わった光景が見られるシリア事情<2023年10月

2023-10-08 08:53:46 | アフリカと中東

米軍、シリアでトルコ軍無人機を撃墜 NATO加盟国同士
2023年10月6日 14:13 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 トルコ シリア 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485065?cx_part=top_category&cx_position=1

基本的にアメリカとトルコは、仲がいいとは言えません。
どちらかと言うとアメリカがトルコにごちゃごちゃと小姑みたいに小言を言うケースが多いですね。嫌がらせも結構、あります。アメリカ議会に反トルコ・ロビーが影響を及ぼすからです。これがまた反感と偏見に満ちています。例えば昔オスマントルコ時代に亡命したアルメニア人の子孫などです。
シリアでは、アメリカはシリア・クルド族と協調関係にあり地域の安定を図っています。

一方でトルコは、クルド族とは不倶戴天の敵同士のような関係にあります。特にトルコ国内のクルド族は長年トルコ政府と武装闘争を行ってきました。折り合いがついた時期もあったのですが、また闘争が始まってしまいました。

イラクのクルド族は、アメリカのイラク安定のための重要なメンバーで非常に仲がいいです。そのイラクのクルド族までトルコは、越境爆撃をしたりしています。

元々、シリアのクルド族はトルコとの国境沿いの北東部付近が居住地域でした。トルコがシリアのクルド族を圧迫するためにクルド族の居住地域は、東の方に移動しました。こうなるとトルコのクルド族ともイラクのクルド族とも居住地域が接近します。トルコがシリアのクルド族を追い立てたら、段々クルド族同士の居住地域が近くなってしまったという皮肉な結果が生じました。

最近、首都アンカラで「クルド労働者党(PKK)」による自爆テロがありました。それを理由にシリアのクルド族を攻撃しています。トルコの攻撃ドローンがアメリカ軍に500メートルまで接近したため、アメリカ軍が撃墜したという話です。

また、もめるんでしょうね?アゼルバイジャンをめぐってはアゼルバイジャンの敵のアルメニアの肩を持っていますしね?
トルコとアメリカには、ゴタゴタの種が結構あります。それで将来大丈夫かな?と心配にはなります。

※と言うより、シリアではアメリカとトルコは敵に近い関係です。
『トルコ、PKK拠点20か所を空爆 首都の自爆攻撃受け』
2023年10月2日 9:40
https://www.afpbb.com/articles/-/3484234
『トルコ、シリア北部を空爆 クルド人部隊と政府軍の12人死亡』
2022年11月20日 11:18 
https://www.afpbb.com/articles/-/3439607?cx_part=related_yahoo

アメリカの縄張りを空爆するから?
「つい、やっちまった!」
と、言うわけです。

シリアの石油利権では、ワグネルが石油利権を強奪しようとして守備に就いていたアメリカ軍と交戦になりワグネルは、追い払われました。マズイ!と思ったロシアは、ワグネルをアフリカに追放しました。ワグネルがアフリカで仕事をするようになったのは、これがきっかけです。

だから、今シリアに関与しているのは・・・
アメリカ・トルコ・ロシア・イランです。
だからシリア内戦は、終わりようがありません。
これで話し合いが出来るとか合意が出来るとか思うのは、無理というものです。中央政府が崩壊すると、結局こうなります。

※そのアメリカ軍とロシア軍の話。
『米ロシア両軍が交流 シリア北東部』
2022年10月10日 18:05 発信地:アルカタニヤ/シリア [ シリア 中東・北アフリカ ロシア ロシア・CIS 米国 北米 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3428073?cx_part=related_yahoo

去年の10月の話ですからね?
パトロール中に出会って、仲良く記念撮影しています。
シリアでは、アメリカとロシアはもめていませんからシリアでは、結構仲良しです。

米国がシリア空爆 「イランが支援の組織」標的
2022年8月25日 0:34 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 イラン シリア 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3420518?cx_part=related_yahoo

イランとアメリカは、当然シリアでも犬猿の仲です。

イスラエルも時々、イランの傀儡組織であるレバノンのヒズボラを空爆します。シリアにもいますからシリアにいるのも空爆します。イスラエルは、ターゲットを発見すると不定期に飛び入り参加します。イスラエルはシリアには介入せず、もっぱらヒズボラ叩きに熱心です。

あと西ヨーロッパは、最近あまりいないみたいですネ?最初、いましたけれど・・・

と言う具合にごちゃごちゃの訳の分からない国際関係があります。


(MLB)プレーオフ:レンジャーズ・ツインズ・フィリーズ・Dバックス勝ち上がり&翔平君<2023・10・6

2023-10-08 08:52:29 | MBL & プロ野球

早くもプレーオフが始まり、次の対戦は・・
ア・リーグ
レンジャーズVSオリオールズ
ツインズVSアストロズ
ナ・リーグ
ブレーブスVSフィリーズ
DバックスVSドジャース

どのチームが勝ちあがりWシリーズ優勝するのは、どこか?
レギュラーシーズンの通りにならない部分もあります。
レギュラーシーズンでは強かったレイズは西地区2位(同率1位)のレンジャーズにあっさり負けました。西地区は地区優勝争いが最後までもつれたほど上位3チームが拮抗していましたから、その競り合いに勝ったレンジャーズとアストロズは、強いと思います。藤浪晋太郎のオリオールズが、どこまでアストロズと戦えるか?
前田健太のツインズは、少し苦しいですね?
アストロズとレンジャーズは、互角です。

一方でナ・リーグはレギュラーシーズンは、ブレーブスとドジャースがダントツに強いです。順当ならこの2チームでリーグ優勝をかけて決戦です。これは、いい勝負になるでしょうね?好打者の揃うブレーブス、やや有利か?

ここに大谷翔平君が出てこないのが、実に寂しいですね?
Wシリーズの決勝戦の翌日にFA権が発生します。それまでは事前交渉不可ですから、各球団は静かに待っています。

ひじの手術をしたので金額的な部分はその分減額になり、大体相場的なものは決まっているようです。
どこを翔平君が選ぶかですね?

当然ながら、上に出てくる8チームは有力候補です。
その他、金に糸目を付けないNYメッツ、西海岸のパドレスやジャイアンツ、パイレーツも候補に挙がっています。
個人的にはヤンキースは、翔平君に合わないと思うのでパスしてい欲しいですね。結構、ヤンキースを嫌がって出ていく大物選手もいます。

最初から予定を組んで動いているのは、ドジャースです。もう翔平君の年棒分、年棒枠を開けて準備万端です。しっかり者のドジャースですからその辺りは抜け目がないですね?

翔平君が、どのチームを選ぶのか?
Wシリーズ優勝を考えるなら、ドジャースですね・
そうなるのか、どうか?

※その意味ではオリックスの山本由伸も多分、シーズン終了後ポステイングを申請するのでしょうから、よく考えて欲しいですね?
山本由伸には、確実に複数の有力球団からオファーがあると思います。今オフの最大のFA投手かもしれません。やはり、Wシリーズでの優勝の可能性を考慮に入れるのが望ましいと思います。山本由伸は球団を選べますから年棒が一番ではなく、Wシリーズでの優勝を一番に考えた方がいいと思います。年棒は、3年後の見直しを条件に付けることが出来ます。

オプトアウト【意外と知らない野球用語】
2021.02.01
https://full-count.jp/2021/02/01/post1072204/

メッツ千賀滉大の契約内容判明 年俸は19・6億円、サイ・ヤング賞絡めば上積みも AP報道
[2022年12月19日14時44分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202212190000689.html
オプトアウト条項の内容が書いてあります。


最近、まともでない話ばかり聞こえてくる北米大陸<2023年10月

2023-10-08 08:50:48 | アメリカ合衆国

①2023年10月6日 11:58
(アメリカ)「メキシコ国境の壁」建設再開へ<2023年10月
https://smcb.jp/diaries/9145759

②2023年10月4日 6:25
(アメリカ)下院議長マッカーシー議長を解任<2023年10月
https://smcb.jp/diaries/9144283

③2023年9月29日 8:27
カナダ外交史上最大の屈辱的失敗とは?<2023年9月
https://smcb.jp/diaries/9140931

①の話は、ほぼ笑い話です。
かっこよくメキシコの壁の建設を中止したバイデン大統領が困り抜いて、やっぱりメキシコの壁を建設再開することにしました。現実問題、それしか方法がないことが分かったからです。当然、「それ見たことか!」とトランプにおちょくられています。

②の話
議長を解任したら下院の審議が出来ません。そうでなくても前回の議長選出の時も共和党は、もめにもめて確か15回投票してやっと選出された議長です。それを解任したら次どうするんだ?と言うことは、全く気にせず気楽に解任してしまいました。ひょっとしたら?次は100回投票して記録を作る心算かもしれません。

これは、民主党が悪いと思います。共和党と何らかの取引をして議長不信任案の投票を棄権するべきだったと思います。共和党トランプ派のごり押しの話に乗ったために、その後どうなるのか?誰にも分からないと思います。

結局、民主党の一部がまともそうな共和党の候補者に投票するしか議長選出の方法は、ないように思います。共和党の造反8人組がいる限り、アメリカ議会がまともに運営されることは、ないと思います。

③これは、更に恥ずかしい話になって?
『プーチン氏、前カナダ下院議長を「ばか」呼ばわり 元ナチス親衛隊員称賛で』
2023年10月6日 9:30 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485015?cx_part=top_topstory&cx_position=2

プーチンは、ウクライナのネオナチ政権を打倒するために戦争を始めたんだそうです。その口実を見事に補強してしまいました。「バカ」で良かったですね?うっかりすると、「ネオナチ」呼ばわりされたかもしれません。揚げ足取りや屁理屈の得意なプーチンに格好のネタをプレゼントしました。

④メキシコ大統領が、いいました。
アメリカは、ウクライナ支援なんかムダ金だから止めろ!その分、メキシコに援助しろ?
『メキシコ大統領、米のウクライナ軍事支援を批判 中南米援助を要求』
2023年10月3日午前 8:29 GMT+93日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/LF76X76HQBIVDEV46OAU7KHRQI-2023-10-02/

その他、色々ありますが読む人もこんなバカ話を長々と読みたくないと思いますので、これで終わりにします。

ほんと!バカばっかり揃って!
何をやっているんだ!
(そう思いませんか?)


(アメリカ)「メキシコ国境の壁」建設再開へ<2023年10月

2023-10-08 08:49:25 | アメリカ合衆国

トランプ氏が進めた「メキシコ国境の壁」、移民殺到でバイデン大統領も建設再開へ転換
2023/10/06 10:56
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231006-OYT1T50135/

最初にトランプ氏が、「メキシコ国境の壁」建設を主張した時、誰もがあり得ない!と感じたと思います。トランプ氏が大統領就任後、建設が始まりバイデン大統領が建設をストップしていました。

しかし、ここに来て壁を建設する以外、不法移民流入を防ぐ手段がなくなったようです。
現在は、テキサス州などは不法移民を見つけ次第バスを仕立ててNY市に送り付けて放置するようになっています。NY市の方も受け入れに限界が来て、何とかNYに不法移民が来ないように涙ぐましい努力をしています。

国境のメキシコ側で「NYでは暮らせないから、止めた方がいい」などとスペイン語で書いたチラシを配るなどです。

人権に配慮していたら、来るは来るは?

『バイデン氏は、大統領に就任した2021年1月20日に「巨大な壁の建設は解決策にならない」と宣言。翌月にトランプ前大統領が発令した国家非常事態宣言を解除し、壁の建設を中止していた。
ただ、こうした政策は「移民に寛容」と受け止められ、国境には移民希望者が殺到。過去1年間の米南西部国境での拘束者数は過去最多の240万人超に上る見通しとなっている。』

さすがに、もうお手上げとなり・・
「巨大な壁の建設は解決策にならない」
と言う宣言は、反故にしたようです。

今、こういう時代なんですね?
ちょっと、うわさが回ると100万人単位の不法移民が押し寄せます。
ヨーロッパでもドイツのメルケル前首相の「無制限難民受け入れ」の「きれいごと」のおかげで、難民をヨーロッパに送り込む闇ルートが、あちこちに出来て・・・
「陸路からベラルーシがポーランドに送り込もうとしてポーランドが強引に押し返したり・」
「地中海では無数と言っていい難民船が押し寄せて」、どうにもならなくなっています。

聞こえの良い「きれいごと」の「無制限難民受け入れ」宣言が、アフリカからヨーロッパへの難民大移動を引き起こして、その後継続中です。

「無制限難民受け入れ」ではなく、現地での生活支援にしておけば、こうはならなかったと思います。

無責任な「キレイごと」は、後にとんでもない混乱と負担を引き起こします。難民を受け入れた国々では、治安が悪化して犯罪が増え人種差別が過激になり、テロさえ起きます。それに反対して民族主義的な勢力が台頭して、どの国でも過激右翼が政治の世界でさえ議席を伸ばしています。

ドイツのメルケル前首相は、「ヨーロッパのパンドラの箱」を実に気楽に開いたと言えます。その責任を取る人はいません。ヨーロッパの住民全員が負担するしかありません。

あるいは、難民の流入を強制的に止めるか?
止めたら送り返さないとなりません。
どうやって、現実問題それを実行するのか?
ほぼ解決不能の問題が延々と続きます。

やっぱりトランプ式で海に壁を作るのが、一番現実的な解決策だと言うことになります。トランプ氏は、気楽にスペインの誰かに言ったのだそうです・・・
「簡単だよ!壁を作ればいいじゃないか!」
本当にそうなりつつあります。


(シリア)テロを変えてしまったドローン<2023年10月

2023-10-08 08:48:11 | アフリカと中東

シリア士官学校に無人機攻撃、少なくとも100人死亡
2023年10月6日午前 3:40 GMT+934分前更新
https://jp.reuters.com/world/mideast/NQ5HLG5RUFIKBBIB4TPUQIALLA-2023-10-05/

シリアの士官学校を、何者かがドローンで攻撃して少なくとも100人が死亡したとの事です。

ドローンは、テロすら変えてしまいました。これまでならテロリストが使える武器は、小型の携帯できるロケット弾くらいしかなかったと思います。
今回のドローン攻撃を、小型のロケット弾でやろうとするなら数十発は撃ち込まないと同じ被害は出ないと思います。
どの程度の数のドローンを使ったのかは不明ですがドローンならこれほどの被害を簡単に発生させることが出来ました。

最初に民生用のドローンが空を飛び始めた時、多分武器として使われるだろうな?とは思いました。

最近のドローン兵器は、その考えをはるかに超えるものです。ドローン兵器の始末に負えない点は、発見するのにはレーダー監視システムが必要です。なければ音でしか分かりません。
更に迎撃するのにも最低、機関銃が必要です。確実に撃墜しようと思うなら・・・
「非車両依存モジュラーパレット式ISRロケット装置(バンパイア)」超小型ミサイル・システム
画像
https://img-newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2022/08/220829VAMPIRE-thumb-720xauto-502623.png
あるいは・
レーダー照準式の機関砲または機関銃システムが必要です。

これを国内全域に張り巡らせるのは、どの国にとっても事実上不可能だと思います。

防ぐ方法は(国際的な意味での)地域紛争や国境紛争を防ぎ、そして国内の治安と安定を守るしかありません。

要人の暗殺も簡単にできてしまいます。これまでのように警護者が要人を取り囲んで守る方式は、ほぼ意味がありません。

技術が進化すればするほど悪用の方法も同時に進化します。だからどうすれば良いのかは分かりませんが、恐ろしい時代が来たと思います。

大規模なコンピュータ・システムが、今大規模に利用されています。これも何らかの破壊工作を受けると瞬時に社会がマヒして大混乱が起きます。

これまでは技術の進歩は、「性善説」で考えられてきました。今後は「性悪説」で考えて進歩した技術を利用するのに制限や規制を加えることが必須になりつつあります。

SNSや今出来つつあるAIチャットも便利だからと放置すれば、必ず悪用されると思います。SNSは便利であると同時に害悪を巻き散らかし瞬時に拡散してしまいます。

よくよく考えないと人間が発明した道具やノウハウが人間を滅ぼしてしまうかもしれません。どこかの国の独裁者がそう考えれば、実行するのにそれほど難しくない時代が来ると思います。来てから考えても、その時は遅いと思います。


(アゼルバイジャンVSアルメニア)ナゴルノ・カラバフ問題から見えてくる様々なゴタゴタ<2023年10月

2023-10-08 08:46:44 | ヨーロッパ

時事問題には、キーワードがあります。そのキーワードからこれまで興味もなく知ろうともしなかった事が色々見えてくることがあります。
ニジェールの軍事クーデターでは、フランスの旧植民地国家を巡る問題点が分かりました。

ナゴルノ・カラバフ問題は、相当根が深くて様々な事が複雑に絡み合っています。

『ウクライナに支援継続 「欧州政治共同体」が首脳会合』
2023年10月05日22時33分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100500663&g=int

実はこの会合でアゼルバイジャンとアルメニアのトップが事件後、会談して話し合う予定でした。例によってアルメニアに好意的なメデイアは、アゼルバイジャンが一方的に会談をキャンセルしたと報道していました。
この記事を読むとアゼルバイジャンが会談をキャンセルした理由が書いてあります。
「欧州政治共同体」の会合にトルコの出席を認めませんでした。それでアゼルバイジャンが、カチン!と来て会談をキャンセルした訳です。

EUのトルコ差別の実態が見えてきます。トルコはNATOの一員として東西冷戦時代からロシアの南下を防ぐ南の砦です。この部分ではトルコを利用するのにEUへの加盟申請はアレコレと理由をつけて認めようとはしません。「欧州政治共同体」の会合でも同じことをしました。

そしてナゴルノ・カラバフ問題には、南カフカス(コーカサス)を巡る大国同士の思惑が絡んでいます。ここに以前から関与しているのが、ロシア・トルコ・イランです。イランがここに関与する理由は、ロシアとの交通路の確保です。
『カフカス地方の「地政学的変更」に反対表明 イラン』
2023年10月3日 12:00 発信地:テヘラン/イラン [ イラン アゼルバイジャン アルメニア ロシア・CIS トルコ 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3484467?cx_part=top_category&cx_position=3

イランのドローンをロシアに運んだのは、アルメニア経由の陸路だと思います。今回、アゼルバイジャンは西の飛び地との交通路を確保して広げようとしています。これは東西の交通路ですから、もしこれが実現するとイランとアルメニアの南北の交通路が遮断される恐れがあります。イランの言い分は、自分のロシアとの交通路を妨害するな・と言うことです。

このエリアに全く関与できないフランスとアメリカは、アルメニアを取り込もうとしています。

長年アルメニアを支援してきたロシアは、2020年戦争でも今回のアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ地区への武力行使でも全然アルメニアの期待とは違い、介入しませんでした。
ロシアも相当、アルメニア支援が負担になっているのだと思います。ナゴルノ・カラバフ地区への関与を止めたと言うことです。アルメニア系武装勢力の武装解除と希望者の安全なアルメニア領への移動をバーターして問題を終わらせました。

このことがアルメニアの首相やアルメニア国民には、ロシアの裏切りと解釈されて断交にまで発展しそうな気配です。そしてその代わりにアルメニアは、アメリカやフランスを頼ろうとしてます。

フランスとアメリカにとっては、「渡りに船」のような話で秋波を送っています。

『仏、アルメニアに軍事支援へ 外相が訪問』
John Irish、Charlotte Van Campenhout
2023年10月4日午前 5:46 GMT+918分前更新
https://jp.reuters.com/world/us/ACD3PDLEB5PX3OV6MO2H7NUAEE-2023-10-03/

すぐ、このようなことを始めます。
そして、アメリカは?
『米はアゼルバイジャンへの安全保障支援中止を=上院外交委員長』
2023年10月5日午後 1:32 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/us/UI4MA6MI2NLXHE3RKM4FI32E3E-2023-10-05/
記事を読むと驚きますが、ほぼ立場に公平な部分はなく、全面的にアルメニアのプロパガンダをそのまま根拠にしています。
そもそもナゴルノ・カラバフ地区は、アゼルバイジャンの領土だという認識は全然なく、おまけに『アゼルバイジャンによる「民族浄化」活動を踏まえ‥』?
そんなの、どこにあったんだ?
更に言うなら?アルメニアの「民族浄化活動」は無視するのか❓

驚きの認識と言うべきか、事実を捻じ曲げて捏造しています。ロシアのプーチン氏のウクライナ侵略の根拠と同じくらいに酷いと思います。
正に!
「ダブル・スタンダード」そのものです!

アメリカは、これまで関与できなかった南カフカスに影響力を持てるチャンスに飛びつきました。フランスもグルです。それ自体は、アルメニアも望んでいることですからいいと思います。
しかし、やればトルコ・ロシア・イランと摩擦が起きるのは、必然です。特にトルコとの摩擦は酷いことになると思います。
トルコがロシア寄りになっても、全然不思議ではない話です。ユーロでのトルコの差別的な取り扱いと言い、ウクライナのゴタゴタが済んだらトルコが、どのような立場をとるのか分からないと思います。

トルコがNATOの南の要だという認識があれば、このようなアメリカとフランスの態度は、有り得ないと思います。ロシアが、もう少しまともな国になればトルコがロシアと組んでも全然おかしくありません。当然ながら経済的に中央アジアを制覇していると言える中国も接近して来るでしょう。

トルコが、ロシアや中国と組んだら?
どのような勢力図が出来上がるか?
更にはイランまで加わる可能性すらあります・・・

ユーラシア大陸の中央から、アメリカもユーロも完全に排除されると言うことです。ロシアは積年の夢である南の海へのアクセスを得ることが出来ます。「ロシア~アゼルバイジャン~イラン」これが望ましいと思うのは、アホ!でしょう。

アメリカやフランスがご機嫌を取るべき相手はアルメニアではなくて、トルコ(=アゼルバイジャン)であることは普通に考えればすぐにわかると思います。

何を考えているんだか❓


要人警護の記事を読んで思ったこと<2023年10月

2023-10-08 08:45:55 | 日本の政治経済

朴槿恵氏に群衆から焼酎瓶、一瞬で取り囲む十数人の警備員…安倍氏の銃撃時とは対照的
2022/07/23 13:40
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220722-OYT1T50372/

記事では、韓国の朴槿恵 ・元大統領に群衆から焼酎瓶が投げつけられた事件を例に取り上げています。
写真を見るとここに見えるだけで10数人の警護員が朴槿恵 ・元大統領の周囲を囲んでいます。
ごく普通の要人警護の基本です。
人数が足りなければ警護対象の要人を床に押し倒して面積を減らして同じように防ぎます。

安倍晋三・元首相暗殺事件の時は、周囲を警護員が囲んで守ることは、ありませんでした。

つまり要人警護の基本を何もしなかった事になります。そして記事によると4人しか警護員がおらず、そのうちの2人が容疑者に向かって突進した・とあります。
その時点で要人を守るべき警護員は2人しかいません。

そもそも人数がまるで足りません。韓国の例を見るなら要人のすぐ近くに10数人、更に犯人を取り押さえるための要因が20~30人は別に必要でしょう。合計30数名~40数名ですね。

安倍晋三・元首相暗殺事件の時は、何人警護者がいたのかは分かりません。しかし、近くにいたのが4人では全然足りません。4人で全然足りないのに2人犯人に向かって突進しては、いないのと同じです。

人数が全然足りないという意味で基本に反しています。2人が犯人に突進したと言うことは、要人警護の基本を守っていません。

要人警護者の任務は、要人の安全を守ることであって犯人を取り押さえることではありません。

警護の4人、最初の発砲時に山上容疑者に気づかず…SPは安倍元首相から離れて警備
2022/07/15 11:13
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220714-OYT1T50412/

当時は左程気にもしませんでしたが、今改めて記事を読むと警護計画のずさんさに驚きます。そもそも専門のSPは1人しかいなくて、しかも数メートルは離れています。これでは何もできませんね。
全員が前方を見ていて、横や後ろの警戒は皆無だったようです。たった4人で四方八方見張るのは、そもそも無理です。

単に警護者を4人配置しただけで、具体的に危機が起きた時、どうするかの計画はなかったようです。

警護計画を立てる者と警護者を教育し訓練する者の職務怠慢です。

日本の社会が安全だからこうなるのだろうとは、思います。

国防においても同じことが言えると思います。例えば、常時臨戦態勢にあるフィンランドに関係者を派遣して学ぶべきだと思います。アメリカ軍とフィンランド軍では、当然作戦計画が違います。日本の自衛隊がどちらに性質が似ているかと言えばフィンランド軍です。具体的に実行可能な作戦計画や訓練を事前に用意しておかないと、その時が来た時に行動できないことを、安倍晋三・元首相暗殺事件は示していると思います。

要人警護のみならず、様々な安全を守るための仕事で必要だと思いました。


数字で見るセ・リーグ打撃成績<2023年10月

2023-10-08 08:45:04 | MBL & プロ野球

四球       OPS     塁打    出塁率  
大山悠輔99阪:岡本和真.958:牧秀悟 296:大山悠輔.403  
村上宗隆90 :宮崎敏郎.934:岡本和真294:宮崎敏郎.395 
岡本和真70 :坂本勇人.884:村上宗隆248:近本光司.379
近本光司67阪:村上宗隆.875:佐藤輝明242:村上宗隆.375
中野拓夢57阪:牧秀悟 .867:細川成也235:岡本和真.374
佐藤輝明54阪:大山悠輔.859:大山悠輔234:坂本勇人.361
細川成也49 :サンタナ.844:サンタナ226:サンタナ.360
坂倉将吾47 :佐藤輝明.837:宮崎敏郎220:中野拓夢.349
佐野恵太46 :近本光司.809:オスナ 219:坂倉将吾.349
坂本勇人45 :大城卓三.787:佐野恵太217:大城卓三.340

※牧秀悟33
出塁率2
※佐藤輝明.339
※牧秀悟 .337

パ・リーグは、出来が悪すぎるので省略。
セ・リーグについてだけ見てみます。この数字だけでピン!と来た人は、「通」です。

四球数にどのような意味があるか?
四球の多い少ないが出塁率に関係してきます。
普通は、四球が多ければ出塁率が上がります。
つまり、ボール球を打つのはダメです。これは野球の基本です。基本を守っているかいないか?

阪神は、岡田監督の厳しい指示で四球を増やすように指導しました。それを年棒評価項目に取り入れています。その効果が、はっきり見えます。阪神の選手は、長打力では劣ります。その分を四球=出塁率で補って、OPS上位に3人がランクインしています。これが今年の阪神優勝の原動力です。非力な打線の得点力を上げたのは「四球=出塁率」と得点圏にランナーのいる時の粘っこい打撃です。
それと6球団最高の防御率ですね。

対照的なのは、巨人です。OPS上位に同じように3人ランクインしています。しかし阪神の2倍の本塁打を打ちながら得点では阪神より30点も少ない雑な攻撃がダメです。連打で得点する打線の繋がりに欠けているのが欠点の第一。第二がリーグ5位の投手防御率です。これは、投手コーチの能力に問題があると思います。

選手個人を見ると?
OPS5位の横浜の牧秀悟です。塁打数では、1位です。その長打力を消してしまうのが出塁率の低さです。四球33個は、少なすぎますね。ボール球を打っているからです。選球眼を改善して四球を増やせば出塁率.337が向上してOPSランキングのトップ争いが出来ます。
おそらく巨人の岡本と現在のプロ野球界のべストバッター争いが出来ると思います。塁打数が多いだけに惜しいですね?

その意味で阪神の佐藤輝明もOPS上位を争う素質はあります。こちらは打率が問題になります。

安定感と言う意味では、岡本和真が最も優れています。毎年コンスタントに好成績を残します。

今年はスランプに泣きましたが、村上宗隆は40本程度のホームランが打てれば(普通なら打つと思います)現在、日本最強のバッターでしょうね?
今年は、ほぼ1年スランプでしたがOPS4位は評価できます。四球数90で、よくボールとストライクを見極めていると思います。不調でもこの点が崩れていないのは、若いのに流石です。オフに練習に専念すれば来年は、復調すると思います。また期待したいと思います。

岡本和真は6年連続で30本以上本塁打を打っている現在、日本最高のホームランバッターです。今年初めて40本の大台に乗りました。技術も向上してこれからに期待したいと思います。
プロ入り9年の27歳です。円熟するのは、これからでしょう。通算ホームラン数が206本です。10年平均30本塁打を打てば、通算は500本の大台に乗ります。500で歴代ホームラン数10位です。
爆発的な派手さはないですけれど、これで3回目のホームラン王です。この回数にも期待が持てますね?