「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

物事の論点を間違えれば支持されない・支持を失う(ゼレンスキー氏)<ウクライナ紛争2023年10月

2023-10-13 18:16:48 | ウクライナ紛争

ゼレンスキー氏「イスラエルの自衛権に議論の余地なし」
2023年10月8日 12:53 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS イスラエル 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485276
ゼレンスキー氏、ハマスとロシアは「同じ悪」…武器供給で支援するイランも非難
2023/10/10 23:19
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231010-OYT1T50189/
ロシアがハマスの軍事行動支援と「確信」 ゼレンスキー氏
2023年10月11日 8:53 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ウクライナ ロシア ロシア・CIS イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485641

流石に嫌気がさしてきます。
ゼレンスキー氏のハマス襲撃事件に関する発言です。
イスラエルが絶対正義でパレスチナ人は人間の数に入っていないようです。そう発言したイスラエル政府の高官もいました。

いま世界が心配しているのは、イスラエルが報復で大量殺人を犯すことです。それを避けるために心ある国々はイスラエルに働きかけています。ロシアも例外ではありません。

確かにハマスの残虐な無差別攻撃は悪いですし許されるものでもないと思います。しかしだからと言って圧倒的な強者の立場にあるイスラエルが報復に大量のパレスチナ人を惨殺していいいというものでは、ありません。今、まさにイスラエルはそれを実行しようとしています。

今、緊急に必要なのはイスラエルの報復の大量殺人を止めることです。

ゼレンスキー氏の発言を見る限りでは、パレスチナは存在せずパレスチナ人は人間の数に入っていないようです。

そして何でもかんでもロシアに結び付けようとします。今問題になっているのは、ガザ地区に置き捨てられた貧しいパレスチナ人の命だという意識は皆無です。

それは他から見ると、大量殺人を犯そうとしているイスラエルとゼレンスキー氏は全く同じだと言うことです。

だったら?
ロシアがウクライナ人を少々殺しても何の問題もないだろ?
話の筋道は、こうなってしまいます。
圧倒的な強者が自分がテロ被害にあったことを理由に報復の大量殺人が許されるのであれば、ロシアがそうしても問題ないでしょう。

パレスチナ問題は、ダブル・スタンダードの極めつけです。世界中が注視しています。
その中で、このような馬鹿げた発言を繰り返せば、ウクライナを支援する必要はないし、支持することなどあり得ないと思う国も増えると思います。

私も個人的にですが、そう考えています。

トルコの大統領は?
ガザへの「無差別攻撃」避けよ トルコ大統領、イスラエルに要請
2023年10月10日 19:46 発信地:イスタンブール/トルコ [ トルコ イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485600
「ガザ虐殺につながる」 トルコ大統領、米の空母派遣非難
2023年10月11日14時23分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101100756&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

無駄かもしれませんが、大量虐殺を防ぐための努力をしています。そして、自分のスタンド・プレーのために空部打撃群を地中海に派遣したアメリカを批判しています。負けるわけのないイスラエルを支援するために、空部打撃群を地中海に派遣する必要は、全くありません。

『イスラエル、ガザ地上攻撃準備 バイデン氏は支援強調』
2023年10月11日午後 4:02 GMT+933分前更新
https://jp.reuters.com/world/security/3Q3MMVEQANNQZDV6WRHHPHDF6A-2023-10-11/

アメリカは中東では今後、嫌い抜かれ憎まれるでしょうね。アラブ諸国、イスラム諸国、全部敵に回します。

例えば?
EU外交トップ、パレスチナへの「集団的懲罰」は不当 イスラエルの自衛権認めるも
2023.10.11 Wed posted at 12:24 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35210108.html

EUは加盟国の総意として、このように発言しています。これが世界の共通認識と言っていいと思います。

ゼレンスキー氏的発言は、他にはバイデン大統領とイスラエルしか見当たりません。

これでウクライナを支持する国が増えるのか?
支援が増えるのか?

イランもここまで大ぴっらに非難されれば、ロシアへの支援を躊躇うことはなくなるでしょう。
北朝鮮は、名指しでイスラエルを批判と言うより断罪しています。
つまり現在のロシアの支援国である、北朝鮮とイランは支援を大幅に増やすと言うことです。遠慮する必要がなくなりました。

※このような発言さえあります。
ガザ完全包囲は「ナチズム」 コロンビア大統領
2023年10月10日 9:58 発信地:ボゴタ/コロンビア [ コロンビア 中南米 イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485429?cx_part=top_topstory&cx_position=1

それをさらに拡大すればゼレンスキー氏はナチズムの同類になります。
「ウクライナをネオナチから解放する」と言うおよそ真実とは思えないロシアのプロパガンダが、本当のように見えてくると言うことです。

以上のようなことを全く理解していないのか本当にパレスチナ人を人間の数と思っていないのか?
不明ですが、ゼレンスキー氏はウクライナの大統領を辞任して後任にウクライナの政治を任せるべきだと思います。

今回の失敗は、「ごめんなさい」では済まないと思います。ゼレンスキー氏が大統領の座にあれば、イランも北朝鮮もロシアに武器を送り続けると思います。その根拠を与えてしまいました。

私個人は、ゼレンスキー氏を全く支持しません。


東部戦線アウディイウカの攻防と双方の今後の作戦計画<ウクライナ紛争2023年10月

2023-10-13 18:15:17 | ウクライナ紛争

ウクライナ東部で総攻撃 包囲進むアウディイウカ―ロシア軍
2023年10月11日06時53分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101100290&g=int

ドネツク州アウディイウカАвдіївкаは、ロシア軍が今年に入ってから攻略しようとしてきましたが、これまでは失敗してきました。
アウディイウカАвдіївкаの位置は、州都ドネツクの北にあります。その更に北東にロシア側の都市ゴルロフカГорлівкаがあり、ウクライナ軍のドネツク市に迫る最前線です。

ロシアの作戦計画にも疑問があり、ここを放置してリマンЛиманやハルキウ州クピャンスクКуп'янськ方面をかなりの兵力を集中して攻撃していました。東部で占領地を拡大しようとしていたのでしょうね。しかし、東部から部隊を引き抜いて南部戦線に援軍を送っていると思います。

そのため攻撃することが出来ず東部ではロシア軍は作戦を変更したと思います。拡大ではなく防御です。アウディイウカАвдіївкаをロシア軍が攻略できれば、ロシア側のドネツク市の防衛がより強固になります。逆にウクライナ軍はドネツク市に迫る最前線の拠点を失います。

アウディイウカАвдіївкаは、2014年からロシアの勢力のドネツク州侵略を妨げてきた重要拠点です。攻略したくても出来ない拠点でした。それをもし制圧できればロシア軍にとっては、大きな収穫です。

ウクライナ軍の前線は、その大分北にあるコンスタンチノフカКостянтинівкаまで後退せざるを得ないと思います。コンスタンチノフカはバフムトの西のウクライナ軍の拠点都市です。その分、ロシア側のドネツク市は安全になります。

ほぼロシア軍にとってもウクライナ軍にとっても戦況は膠着状態にあり、今後に向けてどのように戦い準備するかの段階に入ってきました。今となっては、ロシア軍は南部では徹底的な防衛戦を戦い、東部では占領地の防御を徹底的に固める作戦に出始めているように思います。

つまり領土の拡大は、いったん中止して今占領している領土を守り切る戦略です。

但し、いつまでもそうであるわけではないと思います。今年は現状を守り切り、来年ロシア軍の方の武器装備が補充でき人員の補充が出来れば、また違う作戦をとると思います。これが、ロシア側の作戦だと思います。

ロシアT-90戦車の損失増加は「新規生産分の投入」が増えたから
2023.10.10
https://forbesjapan.com/articles/detail/66543

これまでロシアは、月間20両程度しか戦車の製造が出来ませんでした。それが最大90両まで引き上げられているようです。
イランのドローンのロシア国内での製造工場は、来年1月に完成するようです。
北朝鮮からかなり大量の武器を買い付けたようです。すでに北朝鮮側で貨車に積み込まれておりこれからロシアに運び出されるでしょう。

今年は、ロシアの武器生産能力が低かったから旧式の兵器を細々と前線に送っていました。来年は、新型の武器がどんどん前線に送られてくると言うことです。

ウクライナ軍は、それを見越して作戦計画を立てる必要があります。南部戦線の進捗状況は今見ている通りです。今の段階でアゾフ海側に到達できていないのは、ウクライナ軍の作戦計画は失敗していると言うことです。

そうすると今後ウクライナ軍に必要なのは、今のロシア軍と同じ発想です。これまで奪還した領土を再び奪われないように守ることです。具体的には南部でロシア軍がやって見せたように勢力の境界線上に堅固な要塞のラインを建設することです。

堅固な防御網があれば、ほとんど攻略することが不可能だというのは、ウクライナ軍が今年体験しているところです。

ここまで戦況が膠着してしまえば、守ることを考えるべきだと思います。攻めが途切れてしまったところで準備した相手が反撃に出てくれば非常にもろいです。それは2022年秋ロシア軍がハルキウ州で大敗北したのを見れば分かります。

ロシア軍は、来年それを狙っていると思います。今年は武器装備の備蓄と兵員の増強をするでしょう。それを投入してくるのは、来年だと思います。早ければ年明けに東部戦線で充実した武器装備で攻勢をかけると思います。それに対する準備を、今しておかないと危うい状況が生まれるかもしれません。

つまり南部戦線のウクライナ軍の攻勢は成功が見込めない以上、その次に予想される戦いの準備を始めるべきだと言うことです。無駄な消耗を避けて武器装備と兵力を温存して堅固な防御網を建設するべきでしょう。

攻め切れなければ守りを固めるしかありません。

※ウクライナ軍にとって不気味な事があります。
ロシアは、今年に入って30万人以上の応募兵があったと言っています。プーチン氏もセルゲイ国防相も発言しているから事実なのだろうと思います。
その30万人が、前線に配備されている様子がありません。理由は、武器や装備がないからです。武器と装備が準備されて武装出来れば、おそらく前線に出てくるでしょう。来年、そうなる可能性があると言うことです。

それを見越してウクライナ軍は、準備しておかないと来年、飛んでも無いことになるかもしれません。来年に向けて作戦計画を考えるべきだというのは、このような事情を踏まえてのものです。


ウクライナ紛争に見る外交の戦い<2023年10月

2023-10-13 18:14:09 | ウクライナ紛争

これまでは、ウクライナが外交の戦いのおいてロシアを圧倒してきたと言えます。問題がウクライナ紛争しかなかったときは焦点がロシアのウクライナ軍事侵略になり、普通に見るならロシアが悪く見えるからです。ウクライナは、アメリカとヨーロッパの支持と支援を取り付けるのに成功しました。しかし支援を見ると広がりがないことにも気が付きます。欧米だけです。欧米以外では、カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・日本・韓国。西側のいつものメンバーです。

中南米、東南アジア、西アジア、中央アジア、中東、アフリカ。ロシア支持か中立か無関心が多いです。

ウクライナが勝利したように見える外交の戦いでは、実は西側諸国の支持を取り付けただけな事に気が付きます。中立やノンポリの国々の支持を取り付けないとロシアとの外交の戦いには、勝てません。

ウクライナを見ているとウクライナ紛争だけが世界の大問題のように主張しています。
「自由と民主主義のために戦っている!」
それは、欧米だけに通用する論理です。
そんなのはいらない国の方が多い現実があります。
欧米の論理を押し付ける欧米諸国と同じ立場ですね。
それで第三世界や欧米以外の主要国の支持が得られるかの認識がないようです。

理由は、ウクライナの大統領の経験と知識のなさだと思います。もともと俳優で政治家ではありません。どちらかと言うと俳優の要素の方が出てきてしまいます。ウクライナ国内や隣近所ならそれで済みますが、地球全体になると到底無理です。だから外交官がいます。外交は専門家のアドバイスを受けるか外交官に任せるべきですね。

ロシアは、プーチン氏が発言することもありますがややこしいことは経験の長いラブロフ外相に任せています。感情に任せてボロを言わないための用心です。

この意味でウクライナの大統領には、最近失敗が目立ちます。ポーランドやスロバキアと穀物問題でもめました。特にポーランドの首相は、激怒しました。絶対にやってはならないことです。穀物問題でウクライナの主張があるなら外交官に任せるべきで大統領が声高に相手を批判するような事を発言してしまえば、ほぼアウトでしょう。大統領が関係しなければ大統領が相手国と関係を調整することが出来ます。大統領が相手にケンカを売るようなことを発言したなら、無理ですね。その後国連出席の帰りにポーランドに立ち寄りましたが、ポーランドの政府要人は誰一人面会しませんでした。

今回のハマス襲撃事件でもそうでしたね。
国際社会は、これまでの合意の履行と紛争拡大防止を双方に求めました。平和を求める道は、それしかない・と言うのが国際社会の共通認識です。
今回のハマス襲撃事件だけを切り取って見るとハマスは極悪非道なテロ組織ですが、パレスチナ問題は長い歴史がありトータルすればパレスチナが被害者だという認識が普通だと思います。

今回、はっきりハマスを批判したのはアメリカと西ヨーロッパの国だけです。国内に強力なユダヤ・ロビーを抱えてそう発言せざるを得ない国だけです。つまり国際社会では、この立場はかなりの少数派と言えます。発言を聞いて分類すれば、「和平への共通合意の履行」を言う国が圧倒的に多いです。

ウクライナは、少数派の意見を主張しました。その後もハマスをロシアに結び付けたり、パレスチナ問題にロシアを関連付けようとします。

ゼレンスキー氏「イスラエルの自衛権に議論の余地なし」
2023年10月8日 12:53 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS イスラエル 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485276
中東での戦争扇動、ロシアを利することに=ウクライナ大統領
2023年10月10日午前 10:11 GMT+943分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/S5PSON7DPFNZZLQIPOQZPR3CAU-2023-10-10/
ロシアがハマスの軍事行動支援と「確信」 ゼレンスキー氏
2023年10月11日 8:53 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ウクライナ ロシア ロシア・CIS イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485641?cx_part=top_topstory&cx_position=2

パレスチナ問題を深く憂慮し解決のために長年努力してきた関係国や周辺諸国が、これを聞いたらどう思います。

物を知らない愚か者だと思うか、自分のプロパガンダしか言わないやつだと思うか、自分のことしか考えていないと思うか?

どっちにしてもウクライナの支持はなくなるでしょうね。特にアラブ諸国やイスラム諸国は、相当な不快感か嫌悪感を感じたと思います。国によっては、「イスラエルとグルか!」と決めつけたと思います。

つまり、ウクライナは欧米の仲間にはなれたかもしれませんが、欧米以外の国々と知り合いや友人にはなれなかったということです。知り合いや友人にならなかった国々は、特にウクライナに同情することもないと思います。世界には、ウクライナ以上に酷いケースが結構あるからです。

ウクライナが絶対に避けるべきであったのは・・
よく「ダブル・スタンダード」を使う国々とは距離を置くべきでした。
もろ、同じ立場に立って見せましたね?

一方でロシアは、アラブ連盟の事務局長と会談して紛争拡大防止と和平を呼び掛けたり、アラブ諸国の首脳に電話して解決に向けて協議をしたりしています。
ウクライナ紛争のウの字も言いません。
あくまで公平な中東和平の仲介者として出すぎず引っ込みすぎず上手に振舞っています。

ウクライナは、外交の戦いにおいては既にロシアに完敗したと言えます。

それとは無関係に戦場でロシアに勝てればいいです。
勝てなくなり和平の話になれば、応援団多い方に何かと有利な話になるかもしれません。

トータル見ていると大人と子供で、ウクライナが地図から消えないで済みそうなことを幸運だと思うべきかもしれません。
随分、冷たい言い方ですがこれまでウクライナを応援して日記を書いてきました。しかし、今回のパレスチナ問題の発言を聞いて応援はするけれど、断固支持するほどのことでもないな・と心境が変わりました。

今年もあと2か月と20日です。この時期に至ってもほとんどロシアを押し返せない以上、長期戦になります。長くなればロシアが有利になります。それではウクライナは、もたないでしょう。どの時点かで停戦の話をせざるを得ないと思います。指揮官が進軍ラッパを吹き続けなければならに事情は分かりますが・・
落としどころも考えるべき時期に来ていると思います。

悔しければ?
「臥薪嘗胆」


岩手県出身のスーパーアスリート<2023年10月

2023-10-13 18:12:52 | MBL & プロ野球

花巻東高等学校の佐々木麟太郎選手のアメリアの大学留学を聞いて、ふと思いつきました。

岩手県のスポーツ選手って?多いよな?
荒川静香・東北高等学校
羽生結弦・東北高等学校
小林陵侑・盛岡中央高等学校
スキージャンプの北京五輪金メダリスト
ダルビッシュ有・東北高等学校
菊池雄星・花巻東高等学校
大谷翔平・花巻東高校
佐々木朗希・大船渡高等学校

高校のスポーツ留学も含めています。
それにしても多いですね?
金メダリストにメジャーリーガー!
現役のメジャーリーガーが3人もいます。

佐々木麟太郎君の今回の決断には、高校の先輩の菊池雄星と大谷翔平からのアドバイスも決断の要因になったようです。高校の先輩が二人いれば何かと安心ですよね。佐々木麟太郎君の場合は、先輩二人の知名度がありますからアメリカの関係者の注目度も高いようです。

その決断がどのような結果を生むのかは、才能と今後の努力次第です。しかしメジャーを目指すなら最短距離です。

米国の大学野球は人気スポーツでディビジョン1(1部)だけで約300チームが所属。うち8チームが6月にオマハで開かれる「カレッジワールドシリーズ」に出場して大学全米1を決めるのだそうです。
才能があればの話ですが、メジャーのスカウトの注目度も高く目に留まれば、即指名が来ます。

※しかし、ここで素朴な疑問があります。野球もそうですが岩手県にこれだけのスポーツ英才が生まれてきて、あるいは集まってくる理由は何なのか?と言うことです。

日本全国、それほど条件は変わりませんから施設的な部分が同じなら、違いを生み出すのはコーチング技術の違いではないか・と思います。

高校生年代は、心身ともに大きく成長する時期です。上手に指導してあげれば、才能があるのならば大きく伸びると思います。

佐々木朗希君を見ていてそう思いました。高校の監督は虚弱で故障がちな佐々木朗希君を甲子園の県大会予選で休ませたと思います。無理に投げさせて大きな故障をするのを恐れたのだと思います。

ここで無理遣いしてあたら才能を壊す高校野球の監督は沢山います。近年でも結構、甲子園の絶対エースが故障してまだ1軍登板さえ出来ないケースがあります。
ヤクルトの奥川恭伸
日本ハムの吉田輝星 
故障して甲子園時代の輝きは、ないですね。

まあ、それは脇に置いて岩手県のスポーツ界、特に高校野球には何か他と違う指導があるように思います。

そんな環境で高校時代を過ごした佐々木麟太郎君には、期待が(個人的に)あります。まだ、バッターではいませんからね。翔平君に続いて2人目のホームラン王を期待しては、期待すぎかな?


花巻東高校の佐々木麟太郎選手の新しい決断<2023年10月

2023-10-13 18:11:45 | MBL & プロ野球

【国体】花巻東・佐々木麟太郎が心中語る「最後の最後まで決断すごい悩んだ」米国の大学留学へ
[2023年10月10日15時39分]
https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202310100000664.html


MLBドラフトで日本人選手指名 ホワイトソックスが西田陸浮を11巡目 東北高出身オレゴン大
[2023年7月12日8時37分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202307120000105.html
今年、西田陸浮選手がアメリカの大学生としてメジャーのドラフト指名されました。西田陸浮選手の場合は、日本でドラフト指名されることもなかった無名の選手です。アメリカに留学して野球を続けるうちにメジャーから指名されました。まだマイナーですから今後、メジャーに昇格できるのかどうか?頑張ってほしいです。

佐々木麟太郎選手の場合は、ホームランバッターとしてプロ志願届を出せば、上位指名されると思います。今年の高校野球の目玉選手の一人です。

そのような選手が、プロ志願届を出さずにアメリカ留学を選択するのは、初めてではないかと思います。菊池雄星も高卒でメジャー入りを考えていたような気がします。

佐々木麟太郎選手の場合は、プロ野球であろうと即1軍は難しいと思います。2軍で鍛えて・と言うことになるでしょうね?

アメリカの大学留学を決めた理由は、当然大学野球で鍛えてメジャー指名を獲得しようと言うことだと思います。

西田陸浮選手も高校は東北高校で近いです。そんな事も影響したのかもしれません。

日本とアメリカの野球を比較すると最近、気が付くことがあります。アメリカの大学生は素質のある選手は、メジャーに指名された後、それほど年数がかからずメジャーに昇格して活躍するケースが結構あります。

今年のエンゼルスの1位指名の選手は7月指名入団・8月選手が足りないためメジャー昇格となり、そのままレギュラーとしてシーズン最後までプレーしました。これは選手不足のためのレアケースですが、来年くらいにメジャー昇格する選手も結構います。

つまり大学レベルでメジャー並みの実力を持つ選手が結構います。高校生や大学生の育成の仕方が日本とは、全然違うようです。

ピート・アロンソ選手は、やがてメジャーを代表するホームランバッターになると思いますが、指名後メジャーに昇格するまで2年かかりましたが、昇格後はルーキーイヤーに53本ホームランを打ってホームラン王になりました。
アーロン・ジャッジ選手もそうです。大学生で指名を受けメジャーに昇格するまでマイナーで2年プレーして3年目にメジャーに昇格して、その翌年52本ホームランを打ちホームラン王になりました。

両方ともホームランバッターの例です。
アベレージヒッターなら指名の翌年に昇格して活躍する例もあります。

大学生で上位指名される選手は、その時点でメジャー並みの実力を持つ選手が多いです。

これは素質と努力の問題にもなりますが、もし佐々木麟太郎選手に才能があれば、そのような選手に成長することも可能です。もし、日本の大学であれば到底無理だと思います。日本の二軍でプレーするよりアメリカの大学でプレーした方が、実力が向上するケースも当然あると思います。むしろ才能のある選手ほど、そうした方がいいような気がします。

コーチングレベルに大きな差があると言うことです。同じ練習するならより優れたコーチのもとで練習した方が良い結果が得られると思います。

佐々木麟太郎選手くらいの才能があれば、それは十分可能だと思います。

ただし、佐々木麟太郎選手の場合一つ問題があります。
身長182cm体重113kgの体形です。
体重が重いこと自体は問題ありませんが、その体重で走れるか?守備が出来るか?です。
走れない守れないだと、メジャーに昇格できてもDH要員か代打要員でしょうね。