「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トルコの今後の外交<2023年10月

2023-10-14 12:12:12 | アフリカと中東

ある国際的な偶発事件が、その後の地政学的国際情勢を大きく変えてしまうことが、たまにあります。
今回のハマス事件が、そのきっかけを作りました。
これまで特にバイデン政権になってからアメリカとトルコの関係はぎくしゃくしていました。
アメリカが小姑の愚痴みたいな小言をぐちぐち言ってトルコを怒らせていました。
この事件の直前には、シリアでアメリカ軍がトルコのドローンを撃墜して、一揉めあるだろうな?と思っていたら事件が起きました。

トルコの事件に対する反応は、アメリカとは正反対です。
トルコ大統領、イスラエルをテロ組織と同列視
2023年10月12日 10:45 発信地:イスタンブール/トルコ [ トルコ イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485810?cx_part=top_topstory&cx_position=2
ガザへの「無差別攻撃」避けよ トルコ大統領、イスラエルに要請
2023年10月10日 19:46 発信地:イスタンブール/トルコ [ トルコ イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485600?cx_part=related_yahoo
「ガザ虐殺につながる」 トルコ大統領、米の空母派遣非難
2023年10月11日14時23分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101100756&g=int
※過去にもこのような事例があります。
トルコ国会、対米軍事協力を否決 米のイラク攻撃に打撃
http://www.asahi.com/special/iraq/TKY200303020007.html

つまり中東問題に関しては、トルコはイスラムの同胞であることを優先します。これは、トルコ外交の基本と言っていいと思います。

ウクライナ問題では、トルコはNATOに歩調を合わせました。NATOの一員として行動しました。しかしロシアとは親しい関係のままです。ウクライナの将来のNATO加盟に賛成しましたから、ゼレンスキー氏の外交努力は功を奏したとも言えます。

しかし、これはヨーロッパの問題だからトルコに考慮の余地があっただけです。問題が中東になればトルコの立場はイスラムの立場になります。

記事を見てもわかる通りトルコにイスラエル容認の部分は皆無です。それどころかアメリカの空母打撃群の地中海派遣を「紛争を煽る・・」と明確に批判しています。アメリカに対する配慮はありません。

アメリカがハマス問題に関してトルコとの対応を誤ると、トルコ国内で一気に反アメリカ機運が起きる可能性があります。すでに半分そうなっていると思います。

中東の地域大国のサウジ、イラン、トルコのうちイランとトルコは明確に反イスラエルです。サウジは例によって曖昧な態度を取っています。しかしイスラエル寄りの立場を取ることは不可能です。取ればアラブ社会とイスラム社会から排斥されるでしょう。元はと言えば、サウジの二股膏薬的外交がハマス暴発の大きな原因の一つです。
(イランとのよりを戻しつつ、イスラエルと国交樹立に動く。余りにも虫が良すぎるでしょう。イランとイスラエルは不倶戴天の敵同士です。)

トルコもイスラムの立場があります。それでなくてもアメリカとの関係は、かなりぎくしゃくしていて多分、トルコのドローン撃墜はそれを悪化させたと思います。それに対してトルコが反応する前にハマス事件が起きました。

トルコは長年、ユーロ加盟を求めてきました。ユーロ側はあ~だ・こ~だ屁理屈を付けてそれを拒んできました。トルコにはユーロ加盟を諦めれば、NATOに加盟し続けるメリットは、ほとんどないと言えます。

NATOに加盟しなくてもトルコは、自国の防衛が出来ます。地域の大国であるイランとの関係も特に悪くはありません。ロシアとの関係も良好と言えます。トルコにとって一番危険な相手は、イスラエルです。むしろNATOに加盟していない方が、トルコのフリーハンドは大きくなり外交的身動きが楽になります。アラブ諸国やイスラム諸国との関係を良好にし深めていけば良いだけだからです。

アメリカがトルコに対する外交を間違えると、トルコはNATO離脱の道を選択するかもしれません。離脱したところでトルコが困る部分は、ほとんどありません。

逆にNATOは弱体化します。地図を見れば分かりますが長年ロシアの中東への影響力の防波堤になってきたのがトルコです。トルコがその役割を放棄すると?

ロシアは、「アゼルバイジャン~トルコ~中東・イラン」へのフリーウエイを獲得できます。ロシア帝国以来の長年のロシアの夢であった南の海への出口が得られます。

つまり、ハマス問題には中東の地政学を激変させる力が内蔵されているということです。

帝国主義時代のイギリスから始まってアメリカが、阻止してきたロシアの南下政策が実現してしまえば、アメリカ外交は何世紀にもわたる成功を一気に失います。

大国の外交とは、このようなものです。
イスラエルもパレスチナもその道具にすぎません。
道具にすぎないイスラエルを過剰にちやほやしてきた代償は、イギリス・アメリカ外交の数百年の努力を無に帰することを招くかもしれません。

そして中東から欧米の勢力が退潮すれば、そこに入り込んでくるのは中国の経済力です。

トルコ・イラン・ロシア・中国

この4か国が中東で合体すれば、それを排除したり勢力圏を回復するのは不可能になります。

おそらく欧米は、21世紀の戦争の勝利におごって「大国の外交」など忘れ果てているでしょう。

大国間のパワーゲームで油断すれば、あっと言う間にオセロゲームになります。


イスラムと非イスラムの戦いは起きるのか<2023年10月

2023-10-14 12:10:51 | アフリカと中東

ハマスの引き起こしたイスラエルとの紛争は、戦力ではハマスの勝ち目のない戦争になりました。

欧米の動きは、メデイアが連日報道しているので知っていると思います。アラブ諸国とイスラム教国の反応は大きくは伝えられないと思います。ほぼ無視されるケースが多いです。

アラブ諸国は、パレスチナ支持です。これは昔からであり今回も同じです。欧米とは正反対です。パレスチナ問題は、欧米とそれ以外では反応が正反対であることを知るべきでしょう。特にイギリスなどは、イスラエルを支持する資格はないと思います。
『三枚舌外交』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9E%9A%E8%88%8C%E5%A4%96%E4%BA%A4

帝国主義時代のイギリス外交が生み出したものであり本来はイスラエルにもパレスチナにも非はありません。しかしこれがパレスチナ=アラブとイスラエルの激しい対立を生み出して今も続いてます。
イスラエルの国家の存続が危うい時代もありました。イスラエルはその危機を乗り越えて、今は圧倒的な強者になりパレスチナを支配しています。穏やかに支配しているのではありません。

少なくともアラブ諸国には、イスラエルのパレスチナ支配が過酷で残虐だと見えてしまいます。普段からそうであるからハマスが少々何をやろうとアラブ諸国のパレスチナ支持は変わりません。

今回の事件だけを切り取ってみるか、長い歴史的な目で見るかで見える光景は正反対になります。

アラブ諸国は当然、長い方の目で見ています。
その結果?
ガザ住民は「とどまるべき」 エジプト大統領
2023年10月13日 11:25 発信地:カイロ/エジプト [ エジプト 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3486029?cx_part=top_topstory&cx_position=2
「戦線拡大」はイスラエルの行動次第 イラン外相
2023年10月13日 9:05 発信地:バグダッド/イラク [ イラク イスラエル パレスチナ自治区 レバノン 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3486008?cx_part=top_topstory&cx_position=3
イスラム教国とアラブ諸国はイスラエルに対抗を イラン大統領
2023年10月12日 21:26 発信地:テヘラン/イラン [ イラン パレスチナ自治区 イスラエル 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485986?cx_part=top_category&cx_position=5
トルコ大統領、イスラエルをテロ組織と同列視
2023年10月12日 10:45 発信地:イスタンブール/トルコ [ トルコ イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485810

これが主な関係国の反応です。
そしてトルコとイランはアラブではなくイスラム教国です。
イスラム教国とアラブは、団結せよとイランは主張しています。
パレスチナ問題は、これほどに欧米とそれ以外では解釈が正反対と言えるほどに違います。

そして国籍不明機がシリアの国際空港2か所を爆撃しました。シリアは無関係です。それなのに宣戦布告もなしに好き勝手に越境して爆撃する輩がいる。この輩が誰なのかは普通にわかると思います。

普段から某国は、中東では好き勝手に横暴を働いています。相手は、全部イスラム教国です。だからイスラム教国とアラブは団結せよ!と言う話はスムーズに受け入れられます。

実際に一番力のあるイランは、「イスラエルのガザ地区への対応を注視する」と発言しています。ここでイスラエルが非道なことを行えば、イランがイスラエルを攻撃するかもしれません。そうなればレバノンのヒズボラも自動的に参戦するでしょう。

アメリカと西ヨーロッパ諸国は、紛争の火種のうちに抑え込まないと複数の国を巻き込んだ地域紛争に発展するおそれは十分あります。

簡単に言うとアラブとイスラム教国は、欧米の余りにパレスチナに不利益な対応にかなり腹を立てているということです。その状況を煽り立ててきたのは、イスラエルの極右政権です。

よく考えなくても欧米が気楽にハマス批判や断罪をしていると多国間地域紛争が起きると思います。

アメリカを見ていると、ひたすら腕力で抑え込もうとします。そのような欧米の姿勢が批判されています。21世紀のアメリカに外交はなく、ひたすら軍事力です。

それが、いつまでも続けられるとは思えません。アメリカが公平性を持つ仲介者でないとこの問題は解決しないと言うことです。

※そして嫌われ者のロシアは国際舞台で復活するチャンスを得ました。
ロシア、イスラエルを非難 シリア空爆は主権と国際法侵害
2023年10月13日午後 2:36 GMT+926分前更新
https://jp.reuters.com/world/russia/LRYGE7CQUBKW7HFUXNBVOQX6WU-2023-10-13/

イスラエルが中東でどれだけ普段から横暴なことをしているか分かるでしょう?
それを非難することは国際的に正しいことですが周辺の小国は泣き寝入りするケースが多いです。それをロシアが代弁すれば、ロシアは弱いものの味方をする正しい国です。
ウクライナ紛争の悪さを薄めるには、役に立ちます。

私がゼレンスキー大統領がダメだという理由は、この正反対をやってわざわざ嫌われ者になっているからです。少なくともアラブやイスラム教国でウクライナを支持する国はなくなったと思います。むしろ敵に回るでしょう。わざわざ自分の無知により敵を増やして、どうするんだ?と言う話です。
問題の根が深いだけに、一旦敵に回った相手は簡単には味方にはなってくれません。

※関連記事
対イスラエル攻撃に「興奮」 ハマス支持拡大も―イスラム世界
2023年10月13日07時10分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101200724&g=int
一部引用>
インドネシアのジョコ大統領は10日、双方に暴力停止を求める声明の中で「イスラエルによるパレスチナの土地の占領という紛争の根本が、(過去の)国連での合意事項に沿って直ちに解決されなければならない」と強調した。
<引用終わり


アフガン大地震その後<2023年10月

2023-10-14 12:08:51 | 東南アジア~西アジア

9月には、モロッコ大地震が発生しました。
モロッコ政府の対応の稚拙さもありましたが、世界各国から支援の手が差し伸べられました。

モロッコ地震、生存者救出のため時間と競争 素手でがれきを掘る住民も
2023年9月11日
https://www.bbc.com/japanese/66771361
モロッコで大規模地震、死者2000人超える 60年余ぶりの甚大被害
2023年9月10日午前 11:27 GMT+91ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/economy/TTNWFLH6JBLTZEUZL3KGMSQNCE-2023-09-09/

◎アフガン地震、死者2445人・負傷者2000人超 タリバン発表
2023年10月9日午前 11:06 GMT+93日前更新
https://jp.reuters.com/economy/XDUVE3JPOFLA7L7M3PHDQEALI4-2023-10-08/

アフガンで10月7日、大地震が発生しました。しかしモロッコ大地震と同じかそれ以上の被害が発生しているにも関わらず、国際社会の援助は実に少ないと言えます。

◎アフガン地震、支援提供に時間 「72時間」経過、捜索急ぐ
2023年10月10日20時31分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101000996&g=int
この記事の時点で義援金や援助物資の提供の申し出をした国は、たったの4か国です。日本や中国、イランやトルコなどだそうです。他にはパキスタンが『アフガン側から要請のあった医療団を派遣し、テント50張りや毛布などを被災地に送った』そうです。

タリバン政権が我々の目から見ると残酷でおかしな政治をしているように見えることは確かです。しかしそれはアフガンの内政問題であり、外部からアレコレ言うべきではないと思います。言えば内政干渉です。ところが傀儡政権が崩壊しアフガンから追放されたNATO(主にアメリカ)はアフガンを国際社会から追放して阻害しています。
ほぼNATOがアフガンから追放されたことに対する仕返しとしか言えません。追放されるぐらいなら20年も傀儡政権を作ってウロウロせず、さっさと撤退するべきだったと思います。その撤退も不手際のオンパレードでみじめなものでした。

悪口は、これくらいにして・・・
今回の大地震では、そのような事は脇に置いて援助を優先するべきであると思います。
欧米の得意な「人権」は、どこにいったのやら・・・
生存権も当然、人権に含まれます。

ここにも見える欧米のダブル・スタンダード。
最近になって否応なく「ダブル・スタンダード」に気が付き、ほとほと気が滅入ります。

援助を申し出た国は・・・
日本、中国、イラン、トルコ

日本以外は、人権に問題がありアメリカから嫌われているか敵視されている国々です。

人権を無視する国々は、アフガン国民の生存権を重視しています。
人権を声高に言う国々は、アフガン国民の生存権を無視するようです。人権が生存権に優先するようです。

「人権」と言うのは、非常におかしな権利ですね?

生存権を重視する国の中に日本がいて、本当に良かったと思います。世界もアフガン国民の生存権を重視して速やかな援助を行うことを願っています。

※関連日記
2023年10月9日 11:58
見捨てられた国アフガンに手を差し伸べる中国とアフガン大地震<2023年10月
https://smcb.jp/diaries/9147662


インドの中東経由欧州との貿易路構想とハマスの襲撃事件<2023年10月

2023-10-14 12:06:56 | 東南アジア~西アジア

コラム:中東経由で印・欧州結ぶ貿易回廊構想、情勢緊迫でもろさ露呈
2023年10月11日午前 8:21 GMT+99時間前更新
https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/NOGE5R3AN5OBNMV5ROG2PS6XBE-2023-10-10/

今回のハマス大規模襲撃事件を引き起こした遠因です。この構想がアメリカのイスラエルとサウジの国交樹立を後押ししました。それに危機感を抱いたハマスが暴発した構図があります。サウジがこの構想に参加すれば、事実上のパレスチナ切り捨てになるからです。パレスチナの生存権をかけた暴発とも言えると思います。

この構想ですぐ分かるのは、計画性のなさです、いわゆる机上の空論の類です。
計画の概要は、インドを起点にしてサウジ、イスラエルを経由してヨーロッパとの貿易路を建設しようと言うものです。
ところが地図を見ると誰にでも分かりますが・・・
インド~インド洋~イエメン~サウジ~イスラエル~地中海~ヨーロッパ
このルートには、海が二つ入ります。それなら単純に海路にした方が安上がりだし、何かの施設を建設する必要もありません。二番目に紛争地帯のイエメンとイスラエルを通ります。サウジとイランがもめれば、即イエメンは通行が滞ります。反政府派のフーシ派も攻撃を試みるでしょう。今回、イスラエルの方でリスクが現実化しましたが、ルートの二か所で火が吹く可能性のあるリスクを考えるならほぼ使えないと言えます。

わざわざ「インドの中東経由欧州との貿易路構想」などとぶち上げてもほぼ無意味です。正式には「インド・中東・欧州経済回廊(IMEC)」と呼ぶのだそうです。

そもそも発想の出発点から政治ありきで経済的合理性は、ほぼ無視されていると言えます。動機は『中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗する』ことです。インドの自分の経済圏構想にアメリカが賛同して計画が動き出しました。
その言い分は?
『「インド・中東・欧州経済回廊(IMEC)」の支持者らは鉄道や航路で結ぶ貿易回廊の高い潜在性を強調してきた。バイデン米大統領は「画期的出来事」と称賛し、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は「大陸と文明をまたぐグリーンでデジタルな架け橋」と強調。インドのモディ首相も「今後数百年にわたる世界貿易の基盤」と評した。IMECは、2027年までに6000億ドルを世界のインフラに投融資するという主要7カ国(G7)の計画の一部を成す。』

ほぼ貿易路としては無意味だと言えます。目的は中国外しと6000億ドル=約90兆円の税金のバラマキでしょう。ほぼ無駄なインフラ投資に90兆円をつぎ込んで関係国が分け合おうと言うことだと思います。

どう見ても政治的野心とバラマキにしか見えません。21世紀最大の無駄なインフラ投資をインドと主要7カ国(G7)主導で行おうと言うことです。イスラエルの北部ハイファ港の管理権を今年、インドの新興財閥アダニ・グループが獲得しています。大体、利権の構図は見えますね?90兆円のインフラ投資には関係する各国の企業が参加するでしょう。巨額の税金を分け合う構図しか見えません。

よく考えなくても「インド~インド洋~紅海~スエズ運河」で、既にルートはあります。大した貿易量も期待できない新ルートに90兆円の資金を投入することは、最初から利権ありきのように見えます。インドから欧州にそれほど大量の貨物があると思いますか?その反対も同じです。大した量は、ないでしょう?

中国の「一帯一路」ルートはすでに完成していて、現在は東西に膨大な量の貨物を輸送しています。

つまりインドの構想した貿易ルートは、インド以外に利用者はいないと思います。海が二つはいれば、そもそも海路だけにした方が安いし合理的です。このような無意味と言える構想に飛びついたアメリカは、中国封じ以外に考えはないと思います。

その無思慮なアメリカの参加が、サウジとイスラエルの国交樹立を半ば強引に推し進める外交になりました。

そのリアクションが、今回のハマスの暴挙を招きました。

その愚かな外交を、バイデン大統領は「画期的出来事」と称賛し、フォンデアライエン欧州委員長は「大陸と文明をまたぐグリーンでデジタルな架け橋」と強調したそうです。

それが何を引き起こしたか?
巨額の税金の分け合いと言う醜い構図が引き起こしたのですよ。