「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

映画の中だけにしておいた方が?デイズニーのスター・ウォーズホテル<2023年5月

2023-05-30 18:02:24 | アメリカ合衆国

「ぼったくり」「家族を連れていけない」わずか1年半で閉館のスター・ウォーズホテル、一体どれだけ高かったのか?
2023年5月24日(水)16時55分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2023/05/post-101718_1.php

ディズニー・ワールド・リゾート内にある映画『スター・ウォーズ』の世界観に浸れる体験型ホテル。
映画『スター・ウォーズ』の世界に浸って、お客さんは幸せになれる!はず、だったのですが?
財布がかなり不幸せになり、ついには閑古鳥が鳴くようになり・・
9月に閉館することが決まりました。

お値段がいいです。
1人2400ドル(2人部屋を利用)(約33・6万円)
4人で1部屋を利用した場合でも合計6000ドル(約84万円)
一家5人で7000ドル(約98万円)
家族4人1週間の滞在で2万ドルが必要だとの声もあり・・
(約280万円)

建設費やその他を合算すると妥当な値段だったのかもしれませんが?その値段を決めるのにお客さんの財布事情は考慮しなかったようです。それを、普通に計算していたらプロジェクトの構想の段階で止めていたと思います。

アメリカも2021年ごろは、かなりのバブルであったのは、事実ですが・・・


2023年プロ野球・移籍で芽の出た選手(大竹耕太郎投手田中正義 投手・ほか)

2023-05-30 18:00:54 | スポーツ

2022年現役ドラフト移籍選手
DeNA→中日
細川成也(ほそかわ・せいや)外野手

ソフトバンク→阪神
大竹耕太郎(おおたけ・こうたろう)投手

交換トレード
巨人→オリックス
2021年には田口麗斗投手との交換トレード
ヤクルト→巨人
広岡大志内野三塁
オリックス→巨人
鈴木康平投手

日本ハムファイターズ→ソフトバンク
田中正義 投手

今年、トレードなどで移籍して活躍したりチャンスを得ている選手は、これだけいます。1軍半くらいでくすぶっている選手は、チャンスが少ないです。その中でチャンスをものにして1軍でレギュラーを獲得できる選手もいます。獲得出来ずにそのまま1軍半の選手もいます。

交換トレードは、以前からありますが2022年から「現役ドラフト」が試験的に導入されました。その現役ドラフトで移籍した選手のうち・・

阪神の大竹耕太郎投手は、ソフトバンクでは出番がなくさっぱりでした。阪神移籍後は、7試合の登板で6勝0敗。防御率0・04。

中日の細川成也外野手は、42試合に出場し打率342でランキング4位。横浜時代は、4年間出場試合も少なく結果も出ませんでした。

この両選手は、移籍がきっかけで考え方が変わりレギュラーとして出場機会を与えられることでブレイクしました。このような選手のために作られたのが、「現役ドラフト」です。今年は、12人でしたが来年はもっと増えるかもしれません。現役ドラフトの前は、不振でも所属チームが抱え込み、成績に見るべきものがないから交換トレードでも移籍しにくい事情がありました。今回、新制度が出来たので各チーム1~2名の選手をエントリーしました。新しい制度ですし、エントリーした選手には実績にかける選手が多かったので各球団とも1名の指名にとどまらました。

交換トレードでソフトバンクから日本ハムに移籍した、田中正義 投手は新天地で気分一新したと見えてクローザーとして活躍しています。これも移籍前は、伸び悩んでさっぱりの選手でした。

日本のプロ野球では、球団も選手もどちらかと言うと移籍に消極的であるケースが多いと思います。

メジャーでは、交換トレードにFA。そして成績の悪い選手は情け容赦もなくマイナーに降格か、契約解除です。そのような選手は、毎年結構いるので3Aや2Aの選手は、その都度メジャー昇格のチャンスがあります。あるいは、急ぎの場合は他のチームでくすぶっているベンチ組メジャーの選手を、大急ぎで補強します。今年一番忙しかった選手は投手で、契約後2時間後に登板したという笑えるような笑えないような話があります。やはり選手の数が多いから探しやすいのと、各球団のスカウトが常にブレイクするかもしれない半メジャーに選手を探しているからです。

日本の場合は、やはり選手層が薄いのと球団にそのような視点が少ないのだろうと思います。スカウトも支持がなければ、他球団の1軍半の選手など観察しないでしょう。

毎年、20~30人移動すれば必ず、環境が変わることにより化ける選手は、居ると思います。

現役ドラフトで移籍した12人の選手のうち、2人が大活躍しています。物凄い、高確率でしょう?

やはり、古い慣行や習慣に囚われず・・
どうしたら、1軍半か2軍でくすぶっている選手にチャンスを与えられるか考えて欲しいですね?自分のチームで必要なければ、トレードで出せばいいと思います。

昔は、(巨人の)多摩川(2軍のグラウンド)には宝が眠っていると言われたものです。それくらい才能のある選手をかき集めて2軍で腐らせていました。

今、ソフトバンクにそんな傾向があります。ソフトバンクの2軍や3軍や育成には、いい才能を持つ選手がくすぶっていると思います。大竹耕太郎投手と田中正義 投手は、その好例です。二人ともソフトバンクにいたら引退するまでチャンスは、なかったかもしれません。


将棋>史上最強の棋士は誰か?2023年5月

2023-05-30 17:59:29 | 日本の社会

大山康晴十五世名人
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E5%BA%B7%E6%99%B4

単なる数字だけの比較なら、違うかもしれません。
しかし、獲得したタイトル数や通算勝利数以外に功績があります。

現役でありながら・
1976年12月から1989年5月
日本将棋連盟の会長を務めています。そして、様々な活動に従事し将棋の普及に努めました。こんな事をした人は他には、いません。

「50歳代にもかかわらず十段1期・棋聖7期・王将3期の計11期を獲得した。(59歳の王将位獲得は、タイトル獲得の最年長記録)」

晩年期には、肝臓がんと闘病しながら何度も復帰してA級順位戦を闘い続けました。
平成元年度の1990年(平成2年)には棋王戦で66歳にして南芳一棋王に挑戦したのが最後のタイトル挑戦です。

「タイトル挑戦の最高齢記録である。(五番勝負は0-3で奪取ならず)」

「1992年6月14日に高松市「高松市民会館」で行われた第13回将棋日本シリーズ1回戦(公開対局)での小林健二との対局において勝利し(147手)、公式戦通算成績を1433勝とした。これが大山の棋士人生最後の勝利となった。 」

「1992年6月25日の棋聖戦二次予選での中村修との対局(146手で中村の勝ち)が大山の生涯最期の公式戦対局となり、53年間余りの公式戦通算成績を1433勝781敗(勝率0.647)として棋士人生を終えた。それから1ヶ月後の7月26日、大山はA級の地位を守ったまま死去した。」

将棋の鬼であり勝負の鬼です。
生涯A級棋士であった人は、他にもいます。(若くして病死)しかし、69歳で死去するまで現役のA級棋士であった人はいません。

大抵の記録は、羽生善治十九世名人が歴代1位で大山康晴十五世名人は歴代2位です。
その羽生善治十九世名人でも追い抜けない記録は、いくつもあります。

順位戦最高クラス A級連続44期などは、誰も追い抜くことは出来ないでしょう。
羽生善治十九世名人は今52歳で順位戦クラスはB級1組です。

天才・藤井聡太竜王は去年、19歳で順位戦最高クラス A級に昇格しました。63歳まで陥落しなければ、大山康晴十五世名人のA級・連続在籍記録に並ぶことが出来ます。

昔は、棋士が頂上に上り詰めるのが遅く・
大山康晴十五世名人が初めて名人位のタイトルを獲得したのは、1952年(昭和27年)29歳の時です。
名人位の通算タイトル数は、通算18期。
13連覇。

大山康晴十五世名人が史上最強の棋士であり、時代がどう変わろうとこれを超える棋士は、もう現れないと思います。

天才・藤井聡太竜王が超えるべき壁は、羽生善治十九世名人ではなく、大山康晴十五世名人です。

☆ご参考
タイトルは、あとの時代に作られたものもあり大山康晴の時代にあったタイトルの獲得数を比較してみます。当時は、タイトルは7ではなく5でした。

大山康晴
名人18期
王位12期
王将20期
棋聖16期
竜王 (九段6期 十段8期)計14期
「計80期」

羽生善治
名人9期
王位18期
王将12期
棋聖16期
竜王7期
「計62期」

中原誠
名人15期
王位8期
王将7期
棋聖16期
竜王 (十段11期)計11期
「計57期」

当時は、タイトルの数も少なく対局数も今より少なかったのです。だから、主要タイトルの獲得数を合計してみました。大山康晴時代に存在した主要タイトルに限れば段トツの1位です。比較するなら、「羽生善治」は「中原誠」よりは少し上ですが、「大山康晴」には遠く及びません。
単なる、トータルの数字の合計とは、違いますね?

2大タイトルである名人位と竜王 位で比較すると更に差があります。
「大山康晴」32期。「中原誠」26期。「羽生善治」16期。

私が、「大山康晴」を史上最強と考える理由です。少ない時代の数字ですら圧倒的な2位です。


ウクライナ軍が(ロシア)ベルゴロド州をガンガン!砲撃しているそうです<ウクライナ紛争2023年5月

2023-05-30 17:57:39 | ウクライナ紛争

ロシア国境州への攻撃 「24時間で100回以上」 知事
2023年5月26日 20:49 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3465655?cx_part=top_category&cx_position=2

一応、ウクライナ軍はロシア領は攻撃しないことになっています。その内容は?
アメリカやNATOの提供した武器でロシア領を攻撃しない。
ロシア領に戦争を拡大しない。

これが、西側の武器供与の条件です。
ウクライナ軍の地上部隊の越境攻撃は、NG!です。
西側の供与した武器を使用してのロシア領攻撃もNG!です。

違う言い方をすると?
ウクライナが元々保有している武器での攻撃は(黙認)
ロシアのパルチザンによる攻撃は(黙認)
このようになります。

ベルゴロド州への砲撃やドローン攻撃は、去年から盛んにやっています。今年、急に始めたわけではありません。
ウクライナとの国境のすぐ近くのベルゴロド州ヴァルイキВалуйкиにロシア軍の巨大軍事基地があります。巨大ですから物資などの移動は出来ないと思います。それと同じ施設を建設するには何年もかかると思います。

悪いことにそこが国境の一番近いところから、10kmくらいのところにあります。だから、去年からガンガン!砲撃されています。普通にドローンも飛んでいきます。

何しろ広大な基地だそうですから、少々攻撃しても全部破壊するのは、無理でしょう。りゅう弾砲では、距離的な問題もありますしね・せいぜい射程20kmくらいです。しかし、ここを砲撃するぶんにはロシアの民間人には被害が出ませんから、思いっきり砲撃して脅すには、格好の場所です。

ロシアのパルチザンの次は、思いっきりの砲撃と脅しまくっています。ロシア軍も少しは、国境警備に部隊を回すしかないでしょう。国境地帯がスカスカなのは、先日のロシアのパルチザンの攻撃でバレてしまいました。

「ほら~ほら~!」
「守らなきゃ!また、パルチザンが行くぞ!」
と、脅しているわけです。
前回は、かなりロシアは恥ずかしい思いをしましたから・・
2回も3回もやられたら、流石に不味いですよね?
で、こっちにロシア兵を配備するとウクライナ戦線に送る部隊が減ると言うわけです。


ブラジル大統領の外交ごっこ?<ウクライナ紛争2023年5月

2023-05-30 17:56:09 | 国際情勢

ブラジル大統領、プーチン氏の招待を辞退「今は行けない」
2023年5月27日 9:58 発信地:ブラジリア/ブラジル [ ブラジル 中南米 ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3465681

「ゼレンスキー氏にもプーチン氏と同等の責任」 元ブラジル大統領
2022年5月5日 11:25 発信地:リオデジャネイロ/ブラジル [ ブラジル 中南米 ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3403312?pid=24473304

ブラジルのルラ大統領、ロシアへの招待を拒否 ウクライナ和平協議は支持
2023.05.27 Sat posted at 10:25 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35204395.html

何をやりたいのか、良く分からないブラジルの大統領。
G7広島サミットでは、アメリカ批判をぶち上げましたが?
ウクライナの大統領には、予定の会談をすっぽかされました。それは、そうですよね?ウクライナの最大の支援国のアメリカ批判をしては、ウクライナの大統領が会えるはずもありません。

自分の提案した和平案は・
米ホワイトハウス・・「単純に誤り」
ウクライナ・・譲歩案(即座に)却下
何か意味があるのか?単にしただけで誰も検討すらしないでしょう。中国のやっていることと同じでは、あります。

元々公平な第三者ではなく、アメリカとウクライナを批判し、はっきりロシアよりの立場に立っています。そんな国が、和平の仲介など出来るはずがありません。

今回は、サンクトペテルブルクで開催予定の国際経済フォーラムの出席を辞退したそうです。ロシアは、腹を立てるでしょう。ロシアにしてみれば、裏切りですね。

その上、インドやインドネシア、中国などと「和平のためのG20」の創設を提案するのだそうです。大体、インドが参加するはずがありません。中国が出席するならインドは絶対に行きません。

中国は、断られるのが必至のブラジルと同内容の提案をすでにしています。相手にされては、いません。

地球の裏側にいるから、ウクライナ紛争には好き勝手なことを言っていますが、ヨーロッパ諸国とNATO、日本や韓国からは、総スカンでしょう。

南米のほかの国は、ウクライナ紛争など関係ないから無視すると思います。「和平のためのG20」?
一体、ブラジル以外?どこの国が参加するの?付き合うのは、南アメリカぐらいでしょう。比較的、近いから往来するには便利かもしれません。中国・ブラジジル・南アフリカと集まれば、世間から怪しまれるのは確かです。

単に目立ちたがっている以外に、何の意味もないと思います。ほんとの暇人の外交ごっこ・です。
書いた私も、馬鹿らしくなってきました。


将棋の歴史と名人位(藤井聡太竜王)

2023-05-30 17:54:40 | 日本の社会

日本将棋連盟 >将棋の歴史
https://www.shogi.or.jp/history/

日本将棋連盟>将棋の歴史> 日本将棋の歴史(1)
https://www.shogi.or.jp/history/story/

将棋の歴史は古く、定かではありません。
今の将棋の形式が整ったのは、江戸時代かと思います。
江戸幕府の後援を得て制度として定まりました。
これが、約400年前の1612年(慶長17年)です。

そして江戸幕府が滅亡すると経済的基盤を失い困難な時代を迎えます。

明治時代に試行錯誤を繰り返し、やがて新聞社の後援を得て各種棋戦が始まります。当時は、いくつかの団体が作られました。
その後、1924年9月8日に「東京将棋連盟」が結成され、これが現在の将棋連盟の始まりとされています。

そして将棋界の大改革が発案され、実行されます。
「徳川時代から三百年以上続いた終生名人制は、1935年(昭和10年)に関根金次郎名人の大英断で実力による短期名人制へと大きく変貌を遂げることになります。」

木村の名人就位式は、1938年2月11日の紀元節に行われました。実力制度による初代名人が誕生しました。

ほぼ、現在の名人制度の原型が完成しました。現在もほぼこの方式が踏襲されています。

日本将棋連盟> 棋戦一覧 >名人戦
https://www.shogi.or.jp/match/junni/rules.html

現在、プロ棋士は5つの階級に所属します。
A級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組
それぞれ、降格昇級制度があります。

A級に昇格するためには、C2組から順番に昇格しなければなりません。毎年1回ですから、A級に昇格するためには、最短でも4年かかります。

A級の10人の棋士による総当り戦でリーグ戦が行われます。このリーグ戦の優勝者が、名人位の挑戦権を得ます。
翌年、挑戦者と名人の7番勝負が行われ勝者が名人になります。

名人になる大変さが分るでしょうか?
最短4年でAクラスに駆け上がり、そしてAクラスのリーグ戦で優勝し名人位の挑戦権を得て、最短6年目に名人戦を争うことが出来ます。

名人位には、このような古い歴史がありまた、挑戦権を得るには過程が必要です。そこにマグレの要素はなく今年最強の棋士が名人位に挑戦する仕組みです。

将棋界においてサッカーならA級順位戦がリーグ戦であり、他の棋戦はカップ戦です。同じタイトルのように見えても重みが全く違います。

将棋界においては、名人位にある棋士が最高の棋士です。

長々と前振りしたのは?
藤井聡太竜王(20歳)が、名人決定戦に臨んでいます。
これまで3勝1敗。あと1勝すれば史上最年少の名人が誕生します。

実力名人制での名人は、14世名人からです。
14世 木村義雄(8期)
塚田正夫(2期)
15世 大山康晴(18期)
升田幸三(2期)
16世 中原 誠(15期)
加藤一二三(1期)
米長邦雄(1期)
17世 谷川浩司(5期)
18世 森内俊之(8期)
19世 羽生善治(9期)
佐藤天彦(2期)
丸山忠久(2期)
豊島将之(1期)
渡辺明(3期)

通算5期以上名人の座にある棋士が第◎世名人を名乗ることが許されます。近年は、コンピュータの発達とともに棋士のピークの年齢が若くなり、以前よりは短いサイクルで名人が変わります。

今、5期以上名人の座にあること自体が難しくなりつつあります。19世 羽生善治名人以降は、特にその傾向があります。名人の座に就くことも大変ですし、名人の座を維持することはそれ以上に大変な時代になりました。その中にあって19世 羽生善治名人の時代の長さは、特筆ものです。20数年、名人位を争い続けました。同じ時代に18世 森内俊之名人がいましたから通算回数こそ少ないですが、息の長さは抜きんでています。

藤井聡太竜王は、そのような偉大な名人の列に加わることが出来るのかどうか?20数年後にその答えが出ます。


ウクライナ紛争は、意外な結末を迎えるかもしれない?<2023・5・26

2023-05-30 17:51:32 | ウクライナ紛争

ウクライナ国防省情報総局の副局長、プーチンほかロシア閣僚らの暗殺に言及=独ウェルト紙
2023年5月26日(金)09時55分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/05/post-101733.php

2022年2月24日、ロシア軍の軍事侵略によりウクライナ紛争が始まりました。
その未明、ロシア軍は特殊作戦を実行しました。特殊部隊を空路送り込み、ウクライナの大統領府を襲撃しました。そこでウクライナ政府要人の主立った人間を暗殺して、ウクライナ政府を破壊するためです。この暗殺計画は、実行に移され際どい所でウクライナの警備関係者が、暗殺部隊の撃退に成功しました。

ロシア軍の電撃作戦の主な部分が、この計画です。つまり、「首都キーウが三日で陥落し3週間でウクライナを制圧する」と言うロシア側のスケジュールの根幹を占めるのが、この暗殺計画でした。

それに失敗したため首都キーウ攻防戦が始まりました。ロシア軍の予定では、政府首脳を失ったウクライナ軍は、ほぼ無抵抗で敗走するというのが、当時のロシア軍の目論見でした。暗殺計画が失敗したため、全てが狂いました。

その後、首都キーウ攻防戦に敗北したロシア軍は甚大な損害を出して撤退しました。
そして、作戦計画をルハンスク州とドネツク州の占領作戦に変更しました。その流れの中で、今の現状があります。

おそらくトップの暗殺は、双方とも狙っているでしょう。しかし、ウクライナとロシアでは結果が違うと思います。ウクライナは大統領が暗殺されても、ロシアとの戦いを止めることは、ないと思います。むしろ、更に奮い立ちロシアとの戦争を継続すると思います。

一方、ロシアの方は全然、違います。独裁者が排除されれば、ロシア政府は混乱すると思います。意思決定者が一人しかおらず、その後の意思決定をする者がいないからです。

ウクライナの関係者が暗殺するだけではなく、何らかの形でロシアの独裁者が排除されれば、この戦争はすぐ停戦になるでしょう。ロシア軍は、占領地から撤退する以外に方法はないと思います。撤退しなければ、ウクライナ軍に殲滅されるでしょう。

ロシアにとっても損害だけが出続けて、何の利益もないこの戦争を継続する意味は、もはやないと思います。継続すればするほどロシアは弱体化するのは、誰の目にも明らかです。

つまり、ウクライナとロシアの双方に戦争の終結はメリットがあります。戦争を終結させるために、どうすれば良いかは双方にとって同じ方法があります。独裁者を排除することです。どっちが、どのように行うかは分かりませんが多分、双方とも同じことを考えているかもしれません。戦争を早期に終結させるには、それ以外方法がなければ?
デメリットの多い方が、動くかもしれません。


ワグネルのプリゴジン氏に見るウクライナ情勢<2023年5月

2023-05-30 17:51:32 | ウクライナ紛争

ロシアはウクライナを武装解除するつもりで先進兵器大国にしてしまった──ワグネル創設者
2023年5月25日(木)18時06分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/05/post-101730.php

すっかり西側のメデイアの人気者になったワグネルのオーナーです。色々面白発言が多く、話題になりやすいのですね。同時にロシアの内情やウクライナ戦線の状況が見えることもあります。

バフムトの現状については、関連ニュースとワグネルのオーナーのコメントから、大体推測しました。ホラも結構吹くけれど、本当のことも混じっています。便利な(時々)ホラ吹きおじさんです。

予定通りバフムト市街からは、逃げ出すようです。それは普通でいつまでもバフムト市街でうろちょろしていたくは、ないと思います。ロシア軍には、まともな人は少ないからワグネルと交代してロシア軍が、バフムト市街の守備に就くようです。
どうなりそうか?は、以前の日記で書きました。多分、そうなると思います。そうでなければ、お手柄大好きのワグネル部隊が逃げ出すはずがありません。

ワグネルを世界一の最強戦闘部隊に持ち上げるために、ウクライナ軍を誉めています。世界で最強のウクライナ軍より強いワグネル部隊は、世界一だというわけです。(ロシア軍は、ダメだと言外で言っています)

大体、ほんとのことを言っています。ロシアの軍事侵攻がなければ、ウクライナ軍がこれほど強力にはならなかったでしょう。

その過程で、いつもと同じようにセルゲイ・ショイグ国防相とバレリー・ゲラシモフ参謀総長をこき下ろしています。
代わりに推奨しているのが?
「ショイグとゲラシモフの辞任を要求し、代わりにミハイル・ミジンツェフ大将とセルゲイ・セルゲイ・スロビキン大将を国防省と参謀総長に任命すべきだと示唆した。」

これで、ロシア軍の主流派と対抗派閥が何となく分かります。

ロシアで「革命」起きうる、敗退続けば ワグネルのトップが発言
2023.05.25 Thu posted at 09:49 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35204285.html

この記事では、ベルゴロド州の戦闘に触れています。
記事から引用>
数日前には反プーチンを掲げるロシア人の集団がウクライナに隣接するロシア南西部ベルゴロド州に侵入し、ロシア側が恥をかく事態となった。国内で影響力を持つ軍事アナリストの間でも怒りや困惑が広がっており、プリゴジン氏もロシア軍が「どんな形態であれ対抗する準備が全くできていない」と痛罵した。

「ここで我々が戦争の真ん中で敵であるウクライナ側と近くにいる間、ロシア義勇軍団はやすやすと入り込み、戦車や装甲兵員輸送車で何の反応も受けずに(国境を)突破し、動画まで撮る」(プリゴジン氏)

<引用終わり

つまり、ロシア国防省の大本営(超誇大)発表とは違い実際には、このような状況であったことが分かります。ロシア軍が侵入者を70人殺害して、空爆して大砲で散々に打ちのめして侵入者をウクライナ領に追い返したというのが国防省の発表でしたが、どうも散々に打ちのめされたのは5時間遅れで現場に行ったロシア軍の部隊であったようです。バレルと恥ずかしいから、正反対のことを言ったようです。散々、乱暴を働いた侵入者が戦利品まで持って(空挺戦車)意気揚々と引き上げたのが実際のところのようです。

更には、「革命」のリスクまで丁寧に指摘しています。これも実際、その通りだと思います。そのような雰囲気がロシア国内で生まれつつあると言うことでしょう。

占領したウクライナ領では、戦っていますが?
ウクライナとの国境付近は、スカスカである事が判明しましたから、ロシア政府を打倒する勢力は今後、積極的に越境攻撃を仕掛けるでしょう。
つまり?

ロシアの守備、衛星画像で明らかに ウクライナによる反撃を前に
2023年5月23日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-65679688
画像
https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/13801/production/_129837897_russiansatellite2.jpg

この図によるとロシア・ウクライナの軍事的境界線と国境線に延々と塹壕と対戦車妨害物を設置したようです。だから、国境の守りは大丈夫だと思っていた節があります。守備するロシア軍がいなければ、普通に越境できます。

しかし?国境線の部分だけで700km~800kmはありそうな長い部分を、塹壕と対戦車妨害物だけで守ろうと考えるのは、机上の空論に過ぎると思います。大体、ロシア軍はこんな事ばかりやっていますね?

等々、ワグネルのオーナーの半分ホラ話を丁寧に聞いていると色々な事が分かります。