「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

プロ野球・明日のお目当て・山下舜平大

2023-05-04 23:15:17 | スポーツ

【オリックス】山下舜平大、自身3連勝へ5日西武戦に先発「いつも通り真っすぐで」
[2023年5月4日20時15分]

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202305040001451.html

今年4回目の先発です。

オリックスも大事に起用していて無理はさせません。

今年開幕戦で1軍デビューしました。開幕戦は勝てませんでしたがその後2連勝して、2軍で調整していました。必要ないとも思いますが無理をさせないオリックスの育成方針でしょう。高卒3年目ですから、まだ戦力と言うより育成の面が強いと思います。

 

オリックスのエースの山本由伸投手はメジャー入りが既定路線です。その次のオリックスのエースです。3回1軍で投げただけですが、ものが違いますね。球団として怖いのは故障だけでしょう。

 

満を持しての4回目先発。

前の試合では、ほとんどストレートとカーブで牛耳っていました。もっとも、それ以外に球種はありません。今、フォークを勉強中ですが使えるようになっているかどうか?

 

どんな投球を見せてくれるか?楽しみにしています。

私的には、若手なら佐々木朗希君の次の評価。

 
 
 
 

 


プロ野球<2023・5・4

2023-05-04 19:05:20 | スポーツ

横浜VS広島 3-2
横浜は可もなく不可もなく9回サヨナラ勝ち
広島は、1勝2敗で痛い負け越しの3連戦
横浜貯金10で順調

ヤクルトVS巨人 7-8
巨人が昨日に続いて乱打戦を制して2連勝
どちらも打線が復調しつつも投手陣が乱調
巨人のカモ化しつつあるヤクルト・サヨナラ負けは痛すぎる

中日VS阪神 2-3
カモの中日の抵抗を抑えて3連戦勝ち越し
何とか首位横浜とのゲーム差を守る

ロッテVS楽天 1-6
どっちがカモなのか分からない戦いぶりで3連戦1勝2敗
カモ貯金を一つ減らして困ったロッテ

日本ハムVS西武 1-0
やっぱりカモ3連戦を1勝2敗で負け越しの西武は痛い
カモ貯金を減らしてカモ貯金なし

オリックスVSソフトバンク 7-8
オリックス延長10回サヨナラ負けも3連戦勝ち越し
2位ロッテも負けているので、余り痛くない負け

セ・リーグ首位の横浜は、順調に貯金増やして貯金10。
3位の広島は横浜に叩かれて1歩後退。3~5位が激戦。

パ・リーグはオリックスが首位を守り1~4位はゲーム差2のダンゴ。カモ・チームが3連戦勝ち越して、完全鴨鍋化を免れる。その分、上下のゲーム差が縮まり5・5ゲーム差での競り合い。

セ・リーグの方は、横浜が1歩抜け出してそれを阪神が追う展開です。プレーオフ3位が激戦です。
パ・リーグの方は、どうなるのか分かりませんね。得点力リーグ2位の最下位・日本ハムは投手力を整備すれば浮上のチャンスはあります。(失点パ・リーグのトップ)大穴なら日本ハム。でも、プレーオフまででしょうね。


(メジャー)サイ・ヤング賞投手のお値段?と必要条件とは?<2023・5・3

2023-05-04 19:02:21 | スポーツ

レンジャーズがデグロムと5年259億円で合意 6年目オプション行使なら総額300億円超に
[2022年12月3日10時45分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202212030000369.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%B0%E3%83%AD

ジェイコブ・デグロム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%A0

サイ・ヤング賞:2回(2018年、2019年)
2020年4勝2敗(12試合)奪三振104
2021年7勝2敗(15試合)奪三振144
2022年5勝4敗(11試合)奪三振102

NYメッツ時代の2018・2019シーズンに2年連続サイ・ヤング賞に輝きました。しかし、その後は故障が理由で稼働を考えると普通の投手の2分の1以下です。

しかし、2022年の移籍市場では破格とも思える5年の大型契約でした。多分、投手の最高額だと思います。1年なら50億円強です。

3年連続して故障して満足に投げられなかった投手にこれだけ出す球団は、少ないと思います。獲得したレンジャーズは故障が治りフルシーズン投げられるのを期待してのことです。

今季は、6試合に先発登板し投球回数は30回1/3。1試合平均5イニングしか投げていません。
2勝0敗、防御率2・67、45三振
4月29日 右ひじの炎症のため15日間の負傷者リスト(IL)入り。

体形は、見るからに華奢です。上背に比べて体が細すぎます。体が細ければ、故障しやすいのは当然です。速いストレートや鋭い変化球を投げるのですから肩や肘にかかる負担は、大きいです。優秀な投手であるほど、それが大きくなります。

ここ3年、故障がちで今シーズンは4月の終わりで早くも負傷者リスト(IL)入りです。果たして5年50億円強の値段に見合うのかどうか?

ベテランの大物投手には、ジャステイン・バーランダー(40歳)やマックス・シューザー(38歳)がいます。二人ともガッチリした体形でいかにも頑丈そうです。それに比べるとジェイコブ・デグロムは、体重を見ただけで華奢です。身長ー100の体重すらありません。つまり肩や肘を守る筋肉の鎧がないのです。だから負荷がかかると、すぐ故障が発生します。

ジャステイン・バーランダー
約195.6 cm約102.1 kg
マックス・シューザー
約190.5 cm約97.5 kg
ジェイコブ・デグロム
約193 cm約81.6 kg

つまりジェイコブ・デグロムは体重で15kg以上は軽量です。その分筋肉量が少ないことが理解できると思います。その筋肉量の少なさが故障を頻発させています。

それを考えると5年259億円の長期契約は、リスクが高すぎます。

大谷翔平
約193 cm約95kg(今、もっと体重があると思います)
ゲリット・コール
約193 cm約102.1 kg

結論、メジャーの大物投手になろうと思ったら頑丈で長持ちする体を作り上げないと無理だと言うことです。

佐々木朗希
192cm92kg

佐々木君がメジャーの大物投手になろうと思えば、まだまだ体が細すぎます。比較的身長が似ているマックス・シューザーの体重は、97.5 kgです。佐々木君の方が少し身長が高いですから体重で99kgくらいは必要だと思います。翔平君なら100kgくらいですね。

メジャーの超大物投手を見れば、どんな体が必要か分かると思います。だから翔平君は毎年、体が大きくなっています。やはり同じ地区だったジャステイン・バーランダー投手を見て見習っているのでしょうね。まだゲリット・コールと比べると体が小さいです。

メジャーの超一流投手の条件は、頑丈な体です。投手に向いた細身の体型では、すぐ故障してしまうからです。

ノーラン・ライアン
約188 cm約88.5 kg
ランデイ・ジョンソン
約208.3 cm約102.1 kg

今のメジャーでは、これでは細すぎます。それだけベース・ボールが進化し投手にかかる負荷が大きくなった分だけ、昔と比べるとはるかに頑丈な体が必要なのです。


大谷翔平・不敗ジンクス・エンゼルス勝利<2023・5・4

2023-05-04 12:24:11 | スポーツ

<カージナルス4-6エンゼルス>◇3日◇ブッシュスタジアム

5回4失点13奪三振もエンゼルス逆転勝ち
5打数3安打1打点

エンゼルス3連勝 貯金3で1・5差の地区2位浮上
プレーオフ争いは、4位

残念ながら5勝目は、なりませんでした。しかしアウト15のうち13個を三振で奪う力投でした。三振は、もう少し少なくてもいいから失点を減らしてほしいような気もしますが、仕方ないですね。

さて翔平君が投げるかホームランを打つとエンゼルスが勝つジンクスは、まだ生きています。記憶では、最初の登板の時にエンゼルスは、逆転負けしたと思います。それ以降は、ジンクスが生まれて負けません。多分、これで12連勝です。今日も勝ちました。これでエンゼルス3連勝。西地区ゲーム差1・5の2位に浮上しました。プレーオフ進出争いも勝ち星1個差の4位です。地区優勝するか勝率3位ならプレーオフ進出です。

もしエンゼルスが翔平君をトレードで出さなければ、オフはFAになり他球団との争奪戦になります。その時、エンゼルスがプレーオフでよい成績を残せば、アピールポイントになります。まだ、翔平君はプレーオフに出たことがありません。

何だか打者が投手をやっているような登板が続いています。前の試合も5失点で打者として3安打。今日も4失点で3安打でした。10打数6安打の大当たりです。

出場すれば、何か楽しませてくれます。投げる方が、いまいちなら打者で見せてくれます。ほんとのマルチタレントです。3安打なら4失点ぐらい、いいか?と思ってしまいます。打者だけだって1試合3安打は、かなり難しいですからね?

レッドソックスの吉田選手は?
5打数2安打2打点
レッドソックス連勝で貯金4でゲーム差0・5の東地区4位 プレーオフ争いは3位のままチームも吉田選手に引っ張られて好調です。

完全に打者になった状態の翔平君
ついに打率ランキング 9位 307
吉田選手
11位 303

目出度く二人とも3割に到達しました。これ凄いですね。3割に日本人選手が二人いるのは、初めてでないですか?吉田選手は、打者専業ですから意地でも勝ちたいでしょうね?今年は、ア・リーグのランキングは、大したことないですから、メジャーと日本の違いはありますが?
日本並みの成績で行けたならランキング2位です。

メジャーに行って知らない投手ばかりと対戦してこの成績は、素晴らしいと思います。


(ヨーロッパ)「大捕り物」とイタリア暗黒史<2023・5・3

2023-05-04 00:45:06 | 世界の社会問題と事件事故

書くのが少し怖いような気がします。ヨーロッパ在住なら絶対書かないと思います。

伊マフィアを一斉摘発 コカイン元締め、130人超逮捕―欧州警察
2023年05月03日22時06分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023050300738&g=int

摘発の対象となったのは、イタリアの犯罪組織でヨーロッパ最大の犯罪組織だと思います。参加した国を見ても?
欧州警察機関(ユーロポール)を中心にドイツやイタリアベルギーやフランス、スペイン、ブラジル、パナマなど10カ国
捜査員ら2770人以上を動員

過去、このような摘発は不可能だったと思います。今回、可能になったのは、欧州警察機関(ユーロポール)が摘発を決意したことと、やはりイタリアの決断が大きな要因だと思います。
イタリアの首相は、ジョルジャ・メローニさんです。
民族主義者で右翼系の人です。ベニート・ムッソリーニを尊敬しています。

イタリア初の女性首相ジョルジャ ・メローニってどんな人?
2022/10/24
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/vismoglie/2022/10/post-44.php
完璧にそろったポピュリスト復活の条件、欧州の今
2022.09.26 Mon posted at 21:20 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35193745.html

私が探したい記事は、検索では出てきません。ジョルジャ ・メローニに批判的な記事がほとんどです。イタリア暗黒史と言うタイトルで以前日記を書きました。その時見た記事が出てきません。検索の欠点は、情報が操作され場合によっては意図的に曲げられています。

その時、読んだ記事の内容を書きます。
それは、何故?ジョルジャ ・メローニさんが政治家になることを決意したのか・と言う内容です。その時期は、高校生か大学生のころです。

その時代は、イタリアがマフィアとの闘争を決意しマフィアとの戦いを始めたころです。マフィアの政府との闘争は苛烈を極め、暗殺や爆弾テロがイタリア国内で吹き荒れました。当然、マフィアとの闘争の先頭に立つ人々は、第一のターゲットになります。多くの判事や警察、治安関係者が犠牲になりました。

それを見て若き日のジョルジャ ・メローニさんは政治家になる決意をしたのだそうです。つまり、政治目的は多々あれど最大の目的は、マフィア撲滅です。

イタリアは、今でもマフィアに浸透された政治家や公務員は、居ると思います。イタリアは長年マフィアを社会から排除するために努力してきました。それでも、完全には出来ていないのです。

現在のイタリアの首相がそのように考えているから、ヨーロッパ各国と協力して今回の大取り物が実現したと思います。つまり、これまでのイタリアの首相はそこまでの度胸はありませんでした。「臭いものには蓋」的にごまかして先送りです。

イタリア政府の全面的な協力と関与がなければ、こんな大取り物は不可能です。イタリアは、政府として本気でマフィアとの対決を決意したと言う意味です。

その決意をしたのが、新しくイタリア首相になったジョルジャ ・メローニさんです。イタリアでこの決断をするのが、どれほど困難であるかは日本人には到底理解できないと思います。イタリア以外の国民にも理解できないかもしれません。私も、「イタリア暗黒史」と言うタイトルで日記を書いたからウッスラ理解できる程度です。

アメリカですら犯罪組織に完全に浸透され、それを排除するのは非常に大変でした。ほぼ排除したと言える状況になったのは、21世紀になってからです。

2023年1月27日 8:14
イタリアの暗黒史
https://smcb.jp/diaries/8974669

2023年1月28日 8:23
イタリアの暗黒史~その2~アメリカと日本
https://smcb.jp/diaries/8975360

2023年1月28日 12:34
アメリカ(犯罪)暗黒史
https://smcb.jp/diaries/8975564

2023年1月31日 5:52
イタリアの現代史とジョルジャ・メローニ新首相
https://smcb.jp/diaries/8977437

ジョルジャ・メローニさんは、ムッソリーニを尊敬しており完全な右派または極右です。
15歳の時に、裁判官の爆殺事件を見て政治家になろうと決意したそうです。
要は、イタリアの混乱しきった腐りきった政治を改革しようと15歳の時に決意しました。
それは、1992年であったことになります。
15歳の少女は、貫禄のある46歳の女性に成長しました。そして、決意した通りイタリアの首相になりました。

イタリアが、どのような国に変化していくのか?挫折するのか?
期待を持って、見守りたいと思います。
ジョルジャ・メローニさんは、時々ブチ切れた顔の写真があります。その怒りの理由が、やっと分かりました。


イタリアの現代史とジョルジャ・メローニ新首相<2023年1月31日 5:52

2023-05-04 00:42:47 | 世界の社会問題と事件事故

イタリア暗黒史を書いているうちに、なぜイタリアは組織犯罪者に浸透されたままなのだろうと、疑問を持ちました。
アメリカも一時期は、組織犯罪者に浸透された国でした。長い時間は、かかりましたがアメリカはほぼ組織犯罪者の排除に成功したと言えるでしょう。

イタリアの歴史
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
近代的統一国家が出来たのが
イタリア王国(1861年 - 1945年)
第一次世界大戦に参戦し、戦勝国になったものの・・
戦争後には深刻な不況へと突入した。街には失業者と復員兵が溢れかえり、都市部では労働者の争乱、農村部では貧農の暴動が多発した。イタリア国民はこの戦勝国とは思えぬ悲惨さを「名誉なき戦勝国」と自嘲的に評した。

・・・
この時期にアメリカにイタリアの移民が大勢海を渡ったと思います。

・・・
1922年、ファシスタ党が「ローマ進軍」を起こすと、革命の危機に怯えた王家はムッソリーニに組閣を命じた。

1925年1月3日の議会演説でムッソリーニは独裁制の推進を公言
12月24日に首相に代わる新たな役職として国家統領を創設・就任した。1926年には一党独裁体制を確立させ、1928年にはファシズム大評議会が正式な国家機関となった。

・・・・
その後、国内で反乱が起き1943年7月ムッソリーニは逮捕され政権の座を追われました。

その後、様々な勢力が入り乱れた内戦時代を迎えます。

イタリア共和国(1945年 - 1992年)
しかし、腐敗し組織犯罪者に浸透され切った社会構造は変わりませんでした。

第二共和制(1992 - )
これが、今のイタリアの政治体制です。
それでも、イタリアの政治矛盾は解決されませんでした。

スーパーマリオと政党の敗北…イタリア政治が日本に鳴らす警鐘
2021/03/05 10:00
https://www.yomiuri.co.jp/column/henshu/20210303-OYT8T50048/

そのような流れの中で、新し勢力が急速に台頭しました。
それが?
「イタリアの同胞」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%90%8C%E8%83%9E

2022年の総選挙で、議席数を一気に拡大しました。
既存の政党は、イタリア国民から「ノー!」と言われたことになります。
その党首が、ジョルジャ・メローニさんであり、今回新政権の首相に任命されました。

ジョルジャ・メローニさんは、ムッソリーニを尊敬しており完全な右派または極右です。
15歳の時に、裁判官の爆殺事件を見て政治家になろうと決意したそうです。
要は、イタリアの混乱しきった腐りきった政治を改革しようと15歳の時に決意しました。
それは、1992年であったことになります。
15歳の少女は、貫禄のある46歳の女性に成長しました。そして、決意した通りイタリアの首相になりました。

イタリアが、どのような国に変化していくのか?挫折するのか?
期待を持って、見守りたいと思います。
ジョルジャ・メローニさんは、時々ブチ切れた顔の写真があります。その怒りの理由が、やっと分かりました。


アメリカ(犯罪)暗黒史<2023年1月28日 12:34

2023-05-04 00:40:43 | 世界の社会問題と事件事故

2023年1月27日 8:14
イタリアの暗黒史
https://smcb.jp/diaries/8974669

2023年1月28日 8:23
イタリアの暗黒史~その2~アメリカと日本
https://smcb.jp/diaries/8975360

この日記でアメリカの組織犯罪について書きました。
アメリカは、戦前から戦後長い間、組織犯罪集団が跳梁跋扈する時代が続きました。
アメリカの組織犯罪者が大きな勢力を(金力)持つのは禁酒法時代です。この時代に酒の密輸販売や密造酒の販売で莫大な利益を得ます。その資金を使い様々な分野に手を広げ組織間抗争を繰り返しながら、勢力を拡大していきます。それが、上記の日記に書いたマフィア全盛時代へとつながっていきます。
マフィアに浸透され切った社会が出来上がり、アメリカの地方警察が腐敗しきっていた時代が長く続きました。
マフィアの浸透は、政界へも及びます。

アメリカ暗黒史の中の最大の事件は・
アメリカ第35代ジョン・F・ケネデイ大統領暗殺事件です。今だに真相は、藪の中です。

有力な仮説は、二つあります。
①CIA説
②マフィア(+CIA)説
他にもありますが、ほぼ可能性としてないと思います。

その後、1968年弟のロバート・ケネディが民主党予備選の期間中に暗殺されました。弟のロバート・ケネディがアメリカ大統領になって欲しくないグループの犯行が疑われます。この事件も、不審な点が残されたままです。現在犯人と断定され有罪判決を受けて服役中の人物以外に真犯人がいる可能性があります。それを追求する動きもありますが、阻止されています。

そこで、ケネデイ家の成り立ちを考えてみます。
父親の、ジョセフ・P・ケネディ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BBP%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3
これを読むと、株式市場で巨万の富を生み出したとあります。その後、それを元手に資産を増やしました。

ケネディ大統領暗殺事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E6%9A%97%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

「ところが?こちらの記述を読むと、全然違う側面が浮かび上がってきます。」
ジョン・F・ケネディ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BBF%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3

選挙不正とマフィアとの関係
「父・ジョセフは禁酒法時代に密造酒の生産・販売を行っており、マフィアと緊密な関係を持っていた。」
大統領選挙では、マフィアやマフィアの影響力の強い組織から大きな支援を受けています。そして、大規模な不正選挙をしています。
マフィアとの関係は、父親のジョセフが根回しした以外に考えられません。
つまり、マフィアが生み出した大統領とも言える訳です。

そして大統領官邸での女性関係です。
FBIが、確認しているだけで32名に及びます。
マフィアのボスの愛人まで含まれています。
女好きのアメリカ大統領は、他にもいます。
しかし、マフィアのプレゼントを受け取ったのは、この人だけでしょう。ほぼ、異常人格の持ち主であったと言えます。

確かに大統領として多少の業績も残しました。
(演説が巧みで、多くの人の心を捉えることが巧みでした)
しかし、この人は当時盛んであった「公民権運動」には、全く理解を示していません。その証拠は、閣僚スタッフです。有色人種は皆無です。つまり、この人は沈黙の人種差別主義者である可能性が高いのです。

次のリンドン・ジョンソン大統領は、人種差別に理解のある大統領で議会に積極的に働きかけて、公民権法を成立させました。むしろ、時代背景を考えるならリンドン・ジョンソンの方が、余程優れたアメリカ大統領であったという評価が出来ます。

それは、さておき・・
しかし、マフィアの支援がなければ、大統領選挙で勝利することは不可能であったと思います。非常に僅差の勝利でした。
こうすると、ケネデイ家の裏の顔が見えてきます。

最大の、問題はケネデイ政権が「マフィアの取り締まりを強化しようとしていた」ことにあります。

こうして大統領選挙の実態から浮かび上がる、ケネデイ家とマフィアの「ずぶずぶ」の関係を考えると、どうなりますか?

大統領になるために利用するときは最大限利用し、大統領になったらマフィアを冷酷に見捨てようとする姿が浮かび上がってきます。
そうしようとした、ジョン・F・ケネデイと弟のロバート・ケネディの暗殺には、明確な動機があることになります。
ケネデイ家で、暗殺されたのは、この二人だけです。そして、二人は同じことをしようとしています。

【ケネデイ政権が「マフィアの取り締まりを強化しようとしていた」】
弟のロバート・ケネディは政権の司法長官です。

大統領暗殺のケースでは、CIAの影が見えることも事実です。

動機から考えるなら、ケネデイ兄弟の暗殺は、裏切りに対するマフィアの報復と考えるのが、一番自然です。CIAの協力を得て、それを実行した可能性が強いと思います。

ジョン・F・ケネディ大統領には、輝かしい表の顔と非常にダーテイな裏の顔が、同居しています。ほぼ、大統領になるべき人ではありませんし、マフィアの協力を取り付けないと大統領には、なれなかったと思います。
今回、イタリアのマフィアの話を広げていくと最後は、ここに行きつきました。
こうして、アメリカ暗黒史の最大の事件が起きました。

ただし、私の犯人推理が正しいわけではありません。
大統領になった経緯と、その最大の協力者に対する裏切りを考えるなら、自然な推理ではあります。
当時のアメリカはマフィア全盛時代であり、実際に大統領まで作り出してしまいました。やろうと思えば、大抵のことは出来たと思います。


イタリアの暗黒史~その2~アメリカと日本<2023年1月28日 8:23

2023-05-04 00:38:49 | 世界の社会問題と事件事故

前回では、昔のことを書きました。
イタリアでは、相変わらず4大組織が大きな力と影響力を持っています。

では、アメリカはどうなのか?
昔のような派手なことは、出来なくなり社会の片隅でひっそり生きているようです。
マフィアと言えば、イタリア系が有名で実際に各人種別では最大の勢力です。
イタリアン・マフィアが生まれた背景は、イタリア系アメリカ人(移民)に対する差別と迫害です。
一番遅くアメリカに渡ったイタリア人は、一番底辺の仕事しかなく、それすらなければ失業しました。
先にアメリカに来ているイングランド系、アイルランド系、ドイツ系などのアメリカ人が、そうするのです。
貧困と差別が、イタリアン・マフィアを生み出しました。

そして、その流れは今も続いています。
アフリカ系の差別は、昔から同じ。
その次にやってきた中南米・カリブ海系あるいはアジア系に対する差別は、今でも続いています。

反社会勢力と一般市民の生活の関わり【アメリカ ニューヨーク・イタリア】
Jul 12, 2019
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/archives/tokyo-crossing/2019/07/12-084046.html

今時、犯罪をするより働いた方が、よっぽどお金が儲かるから犯罪者になる人間が少ないようです。
そして、徹底的なFBIの組織暴力の摘発と起訴・投獄により
既存の大組織は、昔のようには金儲けも出来ないし犯罪を犯すと、すぐ逮捕・投獄されるのでそれもやりにくいと言うことで、下働き的な仕事を地道にやっているみたいです。
大体、地下組織ですから今どれくらい残っているのかも分かりません。一応、リストはネット上で見つかりますが、ごく一部にしか言及していません。

地下に犯罪組織があることは、分かります。
アメリカには、巨大な麻薬市場があります。
生産地は、中南米各国です。
仕入れと卸売りが、メキシコ。
ここまでは、すぐ分かります。
アメリカで仕入れと小売りを担当している組織が複数あるはずです。ここは完全に地下に潜ってしまっているので、全然分かりません。
そして、今は麻薬の売人なんてアメリカではいなくなりました。大体、する人間がいません。
だから、今ネット販売です。組織間の資金のやり取りに大きく貢献しているであろうと思われるのが、暗号資産です。
商品自体も昔のように粉を水で溶かして注射するなんてのは、ほとんどないと思います。今は、錠剤で販売しているようです。それに便乗して偽物を売る輩もいるようです。

アメリカでは、犯罪のやり方も大きく変わっているようです。昔式は、もうけも少ないしやばいからやらない。だから、既存の大組織は衰退しているようです。しかし、その穴埋めをしているであろう者たちは、地下深く潜ってしまい、その部分は全然分かりません。

大体、アメリカの場合、今はマフィアより一般市民の方が狂暴です。銃の乱射事件や殺人事件は、昔は犯罪組織の専売特許でしたが、今それをやるのは一般市民です。

さて日本です。
日本は、昔はやくざです。
戦後の秩序が失われた時代に、一気に勢力や構成員が膨張しました。これが、現在の暴力団です。ごく最近まで、いわば放置状態にありました。バブル時代を通じて大きな勢力になってしまい、ついに警視庁も本気で取り締まりに動きました。

アメリカの周回遅れのことが、大体日本で起きます。
アメリカとの違いは、元暴力団員や犯罪者を受け入れる職場は少ないと思います。
食っていけないから仕方なく、暴力団にいると言うような現状があります。
しかし、法律が改正され特に組織犯罪集団には思い刑罰が科せられるようになりました。昔なら、10年もお勤めすれば、娑婆に出てこられたのですが、今20年当たり前。うっかりすると、死刑か無期懲役です。
収入とリスクが、見合わないから段々と衰退しています。新規の参加者も少ないから、高齢化しています。だから、だんだんと勢力を失いつつあります。

ところが、予想していなかったことが起きました。
犯罪者の地下化です。
既存の大組織でない、非合法犯罪グループが出来てしまいその実態が、良く分からないことになりました。
半ぐれ・などは、分かっている方で、全然分からないのが活動したりするようになりました。

特殊詐欺集団。末端は逮捕されるけれど上層部には手が届きません。誰が、どこが主犯なのかさえ分からないと思います。

今回起きた、連続強盗事件。
指示役グループは、フィリピンで身柄を拘束された様です。しかし、これだって主犯=企画したグループまでたどり着けるかどうかは、不明です。

昔、中国系窃盗団や強盗団が、日本で活発に犯罪を繰り返しました。今は、中国から犯罪者を呼び寄せる必要がなく、国内で実行犯を集められる時代になりました。

今回起きた、連続強盗事件は偶発的に起きたのではなく、試験的にやってみた可能性があります。
今後も、起きる可能性があると言うことです。

犯罪者と警察組織は、いたちごっこで表の取り締まりを強化すると、地下に潜ってしまいます。そして新しい犯罪を考えて実行します。

まあ、リスクには注意した方が無難でしょう。


イタリアの暗黒史<2023年1月27日 8:14

2023-05-04 00:34:27 | 世界の社会問題と事件事故

結局、どうして現在でもこうなっているかと言うと・
イタリアの国家としての成り立ちに遠因があるのだろうと思います。元々の原型が都市国家連合に近い形です。中央集権国家が権力の集中を、しにくい構造があるのだろうと思います。だから、昔はイタリアが政治的に混乱しているのは、普通で、むしろ混乱していない方が異常な状態であったような記憶があります。昔から、そうだから昔から残る地下犯罪組織が行政に浸透し、どうにもならない状態が長く継続してきたようです。

まだ、大きな犯罪組織がそのまま存続し、中々社会から排除できないようです。

2023/01/26
マフィアのボス逮捕劇を最新情報でたどるイタリアの闇と戦いの歴史
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/vismoglie/2023/01/post-48.php

記事は、やや長いですけれどこれまでの流れを大雑把に過不足なく書いています。

でも、これはイタリアだけの話では、ありません。
メキシコでは、麻薬ギャンググループが支配する土地は治外法権化し、つい先ごろ麻薬ギャングの大ボスの息子を逮捕するのに、かなりの人数の軍隊を動員し、双方に数十人の死者を出して、やっと身柄を確保していました。

中南米では、他にも麻薬ギャングが大きな勢力を持つ国は結構あります。ブラジルもそうですね。さすがに、ブラジルは国家権力に対抗できるギャングはいないようですが、犯罪グループは沢山あるようです。

そして、記事の中にイタリアの大組織の一つの名前が出てきます。「コーザ・ノストラ」
アメリカでも活動しています。
アメリカの方は、マフィアと呼ばれるケースが多いでしょう。
映画「ゴッドファーザー」
そのストーリーには、実在したモデル的な人物が複数います。

ラッキー・ルチアーノ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8E

イタリア系マフィア組織の幹部にのし上がります。
当時は、1945年の前の時代です。
ギャング間の抗争が激烈な時代でした。マフィアと言ってもイタリア系だけでは、ありません。ほゞ、全ての人種ごとにマフィアがありました。

まず、イタリア系を統一し人種の違う他の組織とも、結論統一した組合的組織を作り上げました。それが、「シンジケート」です。アメリカ組織犯罪者連合と言うべき組織です。
ここに加入しているメンバーは、当然に「シンジケート」の後ろ盾があるから強力です。

こうして、「シンジケート」以外の対抗組織を潰していきどうやら全米統一を成し遂げたようです。

しかし、結局は「公共の敵ナンバーワン」にされてしまい逮捕されました。アメリカでこうなると、もう逃げられません。
で、色いろいきさつがあって、第二次世界大戦終了後、生まれ故郷のシチリア島に強制送還されます。

と言っても、アメリカの「コーザ・ノストラ」とイタリアのそれは、ほぼ別物ですからイタリアへの影響力はありません。しかし、商売の才能は抜群ですから色々な地下商売をして金儲けをしていたようです。かなり手広く地下商売を世界的にして、やっぱりヨーロッパでも大物になりました。アメリカで得られたノウハウを活用して世界的な犯罪ネットワークを作ってしまったんですね。
1962年死亡。
どうして、映画「ゴッドファーザー」の制作を許可したのか?自伝を作りたかったのでしょうね。少々の金のために仲間の掟を破るとは、思えません。掟の通りになりました。

マイヤー・ランスキー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC

ロシア系ユダヤ人です。当然、ユダヤ系マフィアです。
しかし、子供のころからラッキー・ルチアーノと学校が同じで知り合いです。やがて、イタリア系のラッキー・ルチアーノに手を貸すようになり、協力関係を築き、「シンジケート」設立の立役者になりました。
結構、ビジネスマンのように様々な事業に手を出し成功しています。ビジネスの方に天才的な才能があったのでしょうね。あとになって判明したところでは、アメリカの「コーザ・ノストラ」の代理人の立場であったようです。
マネーロンダリングの方法を確立したのもこの人で、「コーザ・ノストラ」や他の組織が犯罪で儲けた資金を合法化し表のビジネスに投資していきました。

FBIも何とか逮捕しようとしましたが、証拠を握ることが出来ず、1983年死去しています。相当、大金を稼いだはずですが、本に名義の資産は消えていました。

ランスキーの巨額の資産は、どこに消えたんでしょう?

「第二次世界大戦直後、ユダヤ人国家であるイスラエル建国のため、ユダヤ人地下組織に多数の武器を提供したとされる。イスラエルはいかなるユダヤ人にも市民権を与える帰還法の申請を、多額の献金を受けていたにも関わらず、ランスキーに認めなかった(アメリカ政府の圧力による)。」

私財を全部、ここで使ったのでしょうね?
あるいは、組織から借金をしてでも金や武器を送り続けたのだろうと思います。

もちろん、今だってアメリカの組織犯罪は存続しています。ただ、金の稼ぎ方が上手くなって大組織は、ほぼ抗争を起こさなくなりました。犯罪のピラミッド構造が出来上がって大ボスや大組織は、下からの上納金で十分な収入があるからだと思います。

結構、昔はNYなどで派手に抗争して新聞などでニュースになっていましたが、いつの間にか全然、音沙汰がなくなりました。ニクソン大統領の時代までは、政治とコネクションがありましたが、その後はそういった話も聞かなくなりました。

イタリアは、まだ派手にやっていますが・
アメリカの方は、しっかり稼いで配当金で食べられるから、もうドンパチは要らないのでしょうね・・

☆追記
五大ファミリー
https://www.wikiwand.com/ja/%E4%BA%94%E5%A4%A7%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%BC

この資料によると、FBIに制圧され、もはや微々たる犯罪組織にすぎないようです。