「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ペナントの行方・プロ野球<2023・5・7

2023-05-08 19:45:35 | スポーツ

リーグ戦も1か月少々を経過して、傾向が出てきました。

セ・リーグは、2強4弱です。
パ・リーグは、4強2弱。オリックスが一つリード。

セ・リーグのペナントは2強の争いになりそうです。3位以下のチームに浮上してくる決め手が見えません。広島と中日は、チーム総得点が少ないのが泣き所。ヤクルトと巨人は、チーム総得点は多いですが、チーム総失点が多すぎて投手陣が崩壊状態です。
得点と失点の差を見ると、横浜が+24で阪神が+24。総得点に勝る横浜が2・5ゲーム差の首位です。それを防御率で勝る阪神が追う展開です。

一方、パ・リーグはオリックスが+15でソフトバンクが+4。西武も+4です。その差の分、オリックスが2ゲーム差の首位です。

パ・リーグは、下位から勝ち上がる可能性があるのは、日本ハムです。やっと最下位から脱出の気配が見えてきました。日本ハムの総得点は、リーグ2位の102点で攻撃力があります。それが勝ちにつながらないのは、投手陣が弱体だからです。やや改善の気配が見え始めました。つまり日本ハムは、投手陣が安定すれば順位を上げる可能性があります。

逆に総得点の少ないロッテとソフトバンクは、上がり目に欠けます。投手力で持ちこたえているのが現状です。総得点に勝る西武と日本ハムは、上がり目の可能性があります。西武と日本ハムは、盗塁数が多くこの点でも有利です。

長いペナントレースを考えるなら、攻撃力は大きな意味を持ちます。セ・リーグはその傾向が、はっきり出ています。

パ・リーグも試合数が多くなれば、その傾向が出てくるのではないかと思います。その意味でパ・リーグは西武と日本ハムが上位に出てくる可能性があります。

セ・リーグは、上位2チームに迫れるチームは出てきそうもありません。

まだ先が長いですから、その通りになるとは限りませんが序盤の戦いが終わっての傾向です。


ベース・ボール 一番打者最強論を考える<2023年5月

2023-05-08 19:43:18 | スポーツ

一番打者最強論は、まだないです。
現在のメジャーは、2番が最強打者の指定席です。日本なら4番に当たります。その根拠は、まずメジャーではバントがなくなったことです。最初にホームランからの得点を狙います。そう考えるとチームの最強打者に1つでも多く打席を回すという発想が出てきて、2番に最強打者を配置するのが、今のメジャーです。

チーム2番目の強打者が3番。チーム3番目の強打者が4番です。

今のメジャーは、以前の打順と新しい攻撃型打順の過渡期にあるようです。足して2で割ったような中途半端な印象があります。

やはりチームの最強打者の打席の前には、ランナーを置きたいです。そうすると今の打順構成では、9番に出塁率の高い好打者を置かなければなりません。そうすると2回目以降の打順では、2番の前に好打者が二人いることになり2番の打席の時に塁上にランナーがいる確率が高くなります。2番に最強打者を配置する以上、こうしないと打線のつながりが悪くなります。まだ、9番に好打者を入れるチームは少ないようですから中途半端になっています。9番い好打者を入れて今の打順構成は、一つの完成形を見ます。

しかし、そう考えるなら1番バッターを8番か9番に配置して、1番に最強打者を配置して何の問題もないことが分かります。1番が先頭打者で打席に入るのは、初回だけです。

現在のメジャー式打線の完成形は、1番にチーム最強打者を配置することです。こうすれば打席の多く回る確率は、更に高くなります。初回だけ先頭打者ホームランを狙い打席2回目以降は、これまでと同じです。そうすると8番9番に今のトップバッター8番にチャンスを広げる好打者を配置すれば、打線のつながりも良くなります。

最強攻撃野球の完成です。現在の2番最強打者方式を更に進めれば、やがて1番が最強打者の指定席になるでしょう。

これが、一つの完成形です。
もう一つの形も考えられます。少し戻して1番はこれまで通り。2番に出塁率の高い好打者を入れて3番がチームの最強打者。

打線のつながりを考えると、どちらかだと思います。今の2番最強打者方式は、いかにも中途半端です。9番に出塁率の高い好打者を配置すれば、それなりに筋道は通ります。より正確には、三通りあるのかもしれません。

打順一つとっても、金太郎あめ式に昔ながらの方法で効果的な方法を考えないのは、怠慢であることになります。日本のプロ野球は、まだ高校野球式の勝負にこだわりすぎた面白くない野球を半分していると思います。一番悪いのは、送りバントです。これが一番野球をつまらないものにしています。従来の2番打者をなくせば、送りバントはなくなり、チャンスに打って点を取る野球になると思います。アウトカウントが1つ減りますから大量点も入りやすくなります。2番打者をなくして打ち合いで勝つチームが出てくれば、日本の野球も随分、変わると思います。


ワグネルのバフムト撤退予告についてのウクライナ軍報道官の発言<2023・5・6

2023-05-08 19:39:15 | 日本の社会

ワグネルのバフムート撤退、「転換点」となる可能性 ウクライナ軍報道官
2023.05.06 Sat posted at 10:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35203403.html

☆ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官のコメント>

ワグネルが「信じがたい損耗」を出した
プリゴジン氏が撤退を望んでいるのは、バフムートを巡る戦闘でワグネルが壊滅に近い状態に追い込まれているからだ
「ワグネルの損耗が現在の1日100人を超えるペースで続いた場合、人員を補充する方途はなくなる。ワグネルはバフムート近郊で壊滅する」
戦闘員の弾薬不足についてプリゴジン氏が「うそ」をついている
「彼は単に戦場から撤退する理由を探しているのだと思う。ワグネルは大きな損耗を被り、任務を遂行できず、人員の補充もままならない状況にある」
<以上、要旨
つまり、ウクライナの報道官によればワグネルの部隊は、ほぼ壊滅状態にあり部隊としての機能を失ったから取り敢えず残存兵力を後退させる以外ないようです。(いても全滅するだけ)

「その口実を作っている」と言うのがウクライナ軍の見立てのようです。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


ワグネルは撤退するのか?<ウクライナ紛争2023・5・5

2023-05-08 19:37:45 | ウクライナ紛争

ワグネル創設者、弾薬不足でバフムート撤退警告 国防省幹部を批判
2023年5月5日 20:32 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3462779?pid=25627824
ワールド
2023年5月5日6:11 午後Updated 1時間前
ワグネル、10日にバフムト撤退表明 「弾薬なければ滅びる運命」
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-prigozhin-bakhmut-idJPKBN2WW0HK

ワグネルのオーナーとロシア軍幹部の確執は以前からです。今更言うほどのことでは、ありません。しかし、ワグネルのオーナーは、ロシア軍批判はこれまでもしてきましたが、表情は物悲しい無表情がほとんどでした。時にはワグネルの戦死した兵士の墓をバックにした表情もあります。ニヒルに悲しげな表情を浮かべます。
こんな表情です(写真AHP)
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/4/f/-/img_4f484e299d43b772f9acc0e7d35dd950156656.jpg
(写真ロイター)
https://static.reuters.com/resources/r/?m=02&d=20230501&t=2&i=1631868356&r=LYNXMPEJ400DI&w=1024

今回は初めて「激怒!」した表情を出しました。意味するところは、本気だと言うことです。その理由をロシア国内向けに説明したのでしょう。これまでと違うのは、期日を予告していることです。5月9日のロシアの戦勝記念日までは、いる。5月10日に撤退すると期限を明確にしています。つまり、弾丸や砲弾の提供がなければ前線から撤退するでしょう。

例えば、前線から撤退してその後どうするのか?
ロシア軍が弾丸や砲弾を提供するなら戦線に復帰することもあり得ます。そうならなければ?

おそらくスーダンなどに移動すると思います。スーダンの反政府勢力にワグネルは大きな影響力を持っています。喜んでワグネルを受け入れるでしょう。金鉱の利権を持っているのは、反政府勢力です。その利権に介入しているのがワグネルです。その時が来たならば、ワグネルもオーナーもアフリカに消えると思います。そんな発言も過去にしています。負け戦よりスーダンの金鉱利権の方が、利益は大きいでしょう。

ワグネルのオーナーの力の源泉は、オーナーに忠誠を誓うワグネルの実戦部隊です。その部隊があるからロシア軍も反ワグネル派の人間もワグネルのオーナーに手出しは、出来ません。そのワグネルの部隊を失うことは、ワグネルのオーナーにとってあり得ないことです。部隊を無駄に失うくらいなら撤退させるでしょう。稼ぎの場は、ロシア国外にもあります。元々そこがワグネルの本来の仕事場です。

ワグネルの部隊は、1万人~2万人程度でしょう。その部隊がウクライナ戦線から消えるとどうなるのか?
ロシア軍は、経験豊富で強力な突撃部隊を失います。それに代わるロシア軍の部隊は、ありません。去年からの敗北の過程でロシア軍は、多くの精鋭部隊を失いました。

バフムトに残るのは、未熟なロシア軍部隊だけになります。バフムトのロシア軍は、大きく弱体化します。それが、誰に有利か言うまでもないでしょう。

イースターの日にワグネルは、100人前後のウクライナ軍の捕虜を解放しました。ワグネル独自の交換条件なしの捕虜解放だと思います。その見返りに解放されたロシア軍捕虜の話は、聞きませんでした。つまり、ウクライナ軍に恩を売ったことになります。何らかの密約があるかどうかは不明ですが、ワグネルが撤退するならウクライナ軍は追撃の手を緩めるかもしれません。

ワグネルは、撤退する場合を考えて準備工作をした可能性があります。少なくともワグネルのオーナーは、損得勘定はします。何の見返りも利益も期待できなければ、ウクライナの戦場から部隊を撤退させる可能性があります。傭兵とは、そのようなものです。仕事に対して相応の対価を得るのが傭兵稼業であり、支払いがなくなれば雇い主から離れます。ワグネルのオーナーの本音は負け戦から手を引きたいのであろうと思います。負け戦に参加してもワグネルにもオーナーにも利益は、皆無です。

ウクライナ軍にとっては、ワグネルが一番手ごわい敵ですから、撤退してくれれば大いに助かるでしょう。

更に意味深なコメントがあります(ロイター)。
「傷を癒し、祖国が危険にさらされたとき、祖国を守るために再び立ち上がるだろう」
それは、どういう意味なのか?
ロシア政府に混乱が起きた時には、(権力闘争に)参加するという意味だと思いますが?

予告する以上は、それなりの準備が整ったという事であろうと思います。もちろん、それをワグネルのオーナー・一人で出来るはずは、ありません。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/