毎日天気予報を睨みながらで今日こそ!というわけです。
7時45分に家を出て、10時半頃から登り開始です。高速を使って片道1,400円。
とっても暑いのでゆっくりゆっくり動いて湿原を一回りして16時に登山口のゲートパーク帰着です。
今年は一気に暑くなったせいかアブやブヨがうようよいます。
アチコチをデコデコに刺されて皮下脂肪が増えたような腫れ方です。


ゲートパークまでの砂利道の途中には2カ所にシラカバの純林があります。
多くの樹は直立していますが、豪雪地帯なので大きく曲げられてしまったものも散見されます。

登山口から登っていくと河の対岸にはぐねぐねのダケカンバ。

湿原はワタスゲが大豊作! 白い果穂で埋め尽くされているよう。

ミネヤナギ(?)の綿毛。



梅仁丹とエゾノシモツケソウ。

南暑寒別岳を背景にワタスゲ、エゾカンゾウ、(ヒオウギ)アヤメのお花畑。

暑寒別岳は雲が沸き立っています。さ~っと晴れたかと思うと次に見たときは雲に覆われています。


ホソバノキソチドリ(左)はもうメチャクチャ沢山咲いています。時期なのか、今年が当たり年なのか。
ナガバノシロワレモコウ(右)は微風でもゆ~らゆら。ナナカマドの若葉のような葉をつける草が草地にびっしり生えていて、
かねがねこいつはなんだろうと思っていたのですが、茎が立ち上がり花が咲いてやっとこいつだとわかりました。
花は先がこれから垂れていきます。


タチギボウシはこれから一気に開花するのでしょう。
エゾカンゾウ(ゼンテイカ、ニッコウキスゲ)は昨年に比べると少ないそうですが贅沢は言いません。
山開きが遅かったため、人目に触れづらかったのではないかとの意見もありました。


昨年(6/26)沢山見ることが出来たショウジョウバカマもこの時期になると花は終わりです。
ハクサンチドリも生き生きしたものは少なく終盤を迎えているようです。


ヒオウギアヤメとクロバナハンショウヅル。


チングルマの果穂とはじけたクロバナハンショウヅル。


ツマトリソウ(コツマトリソウかな?)とカラマツソウ。
ツマトリソウは初めての出会いなんですがどうして今まで見落としていたんだろう。


キラキラ光るミヤマキンポウゲ。これより大きいシナノキンバイも咲いています。


水辺のコバイケイソウ(ちょっとくたれている)とナガバノシロワレモコウ。
ウリュウコウホネの黄色い花が鮮やかでした。ミツガシワもまだ咲いています。
暑くてぐだぐだ歩いたのと、その一方でおばはん団体からなるべく逃げるために、
歩きの丹念さが足りず、この時期の花を大分見落としている気がします。
ゲートパークの管理人にお聞きすると年間の入山者は8,000~9,000人。
ただしここ2,3年は1,000人程度ずつ減少傾向にあるんだそうです。
増えているんだとばかり思っていたのですが逆なんですね。
増えているんならいずれ入山規制が必要ですねと思っていたのですがその心配はなくなりそうです。