有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

ムヨウランを見に湿原再訪

2023年05月24日 | 山野草
前回行った時にエンシュウムヨウラン(遠州無葉蘭)が開いてなかったので再訪です。
湿原入り口に咲いていたタツナミソウ(立浪草)。

何か悲しい事が有ったのでしょうか?涙を溜めていました。(^^) 

前回は咲いてなかったハンカイソウ(樊噲草)。 

キク科メタラカコウ属の多年草で静岡以西~九州に分布。
山野草としてはかなり大型の部類。

流れの煌めきを背景に。 

同じ花で煌めきを小さな玉ボケにして。 


ヤブムラサキ(藪紫)は少し開花が進んでました。 

ムラサキシキブ(紫式部)はまだ蕾、前回咲いてトキソウ(朱鷺草)は終わってました。 

これも前回咲いてなかったバイケイソウ(梅蕙草)の群落。 

シュロソウ科シュロソウ属の多年草で北海道~九州に分布。 

ミカワバイケイソウ、コバイケイソウ、ミヤマバイケイソウと同じくアルカロイドを含む毒草。 

全体の高さは1.5m程、高いのは2m近くにも、長い花序に沢山の花を密に咲かせます。 

前回僅かしか咲いてなかったウメモドキ(梅擬)も開花が進んでました。 

モチノキ科モチノキ属の落葉低木で本州~九州に分布。 

花の下の流れを背景にしたものの、流には見えませんね。(^^;) 

ソヨゴ(冬青)の花。 

モチノキ科モチノキ属の常緑低木で関東・新潟以西~九州に分布。 

葉が硬く風にそよぐと葉擦れの音がする事が名前の由来、しかし「冬青」は読めませんね。 

さて本命のエンシュウムヨウランは終わってました。(T_T)
代わりにウスギムヨウラン(薄黄無葉蘭)が咲き始めてました。
ただ残念な事に完全開花した花は見付からず。

ラン科ムヨウラン属の腐生植物で静岡以西~九州に分布。 (関東以西~沖縄の図鑑も)
環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。

完全開花してもあまり開かず、唇弁の中裂片に先端が紅い毛状突起が有るのが特徴。
※エンシュウムヨウランにももう状突起が有りますが、先端は赤くなりません。
ただ肝心の先端の赤い毛状突起は殆ど見られず、↓の花がなんとなく赤く見えるような程度。

ミゾソバ(溝蕎麦)が咲いてました、沢山見られる割に開いたのはなかなか見られない花。 

タデ科イヌタデ属の1年草で北海道~九州に分布。 

前回殆ど蕾だったナツハゼ(夏櫨)も咲いてました。 

エンシュウムヨウランを見に再訪したものの開花したのを撮れず、来年までお預けです。(>_<)


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