有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

湿原は花が少なかったので

2021年10月31日 | 生き物
昨年の今頃は蝶が乱舞してたのですけど、今年はあまり舞っていませんでした。
ただツマグロヒョウモンだけは沢山居ましたけど。
湿原の脇で見付けたイヌザンショウ(犬山椒)の実。

ミカン科サンショウ属の落葉低木で、本州~沖縄に分布。 

名前に居ぬが付くのは役に立たないと言う意味、ホンザンショウより香りが強くない事から。
イヌザンショウは棘が互生、ホンザンショウは棘が対生の違いが有ります。
花ではなく実ですが、意外に映えそうなので撮ってみました。

双眼鏡で空を見てる人が居ます、何だろうと見上げると猛禽が飛んでました。
イヌザンショウの後はイヌワシか・・・な訳ないですね。(^^;)
4

何でしょうね、トビ(鳶)のような気がしますが。
相変わらず飛んでる鳥が上手く撮れません。(T_T)


背景の抜ける空でも難しいのに、背景が有ると更に上手く撮れません。 

もう一羽現れた猛禽とバトルが始まり絶好のチャンスだったのに。 

どうしてこんな時にピントが合わないのでしょうね。(ーー゛) 

コウヤボウキが一花だけ咲いていました。 

例年もっと沢山有ったような気がしたのですけど。 

沢山居たツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)です。 

沢山居たのに撮れたのはほんの少しだけでした。(^^ゞ 

正面から。 

近かったので顔をズームアップしてみました。 

↑と同じ個体を更にアップで。 

♂も沢山居たのですが、とまってくれないので撮れず。
そっくりさんが居るので、飛んでる♂が全てツマグロだったかどうか分かりません。

ヤマトシジミ(大和小灰蝶)だと思います、翅表だけだと良く分かりません。(^^;)

 次回はトンボを。 
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湿原の花は少なかった

2021年10月29日 | 山野草
何時もの湿原にリンドウ(竜胆)が咲いてないかと行ってみます。
少し早過ぎたようで、リンドウの「リ」の字も見えませんでした。
この時期の晴れた日は、蝶が沢山見られるのでそちらに期待しましょう。
湿原の入り口のマンホールの上に居たツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)♀。

木道のロープにはアカトンボ、さて何トンボでしょう? 

翅は透明、腹は赤いですが胸はそれほど赤くない。
尾の先端の付属器は上に跳ね上がってない等の事からヒメアカネのような。
にしては少し図体が大きい気がします。(^^;)


こちらは別の個体ですが、特徴は↑と同じ、顔に●が二つ無いのでマユタテではないです。
これもヒメか?でもちょっと大きいような。


こちらは♀ですね。 

実になり掛けのノダケ(野竹)。 

沢山の実ですが、芽を出して成長するのはほんの僅か。
全て成長したらノダケだらけになりますが、実際には僅かに点在するのみ。

木道に居たツマグロヒョウモンの♀。
撮ってはいませんが、あちこちで乱舞してました。

スイラン(水蘭)が沢山咲いてました。 

キク科スイラン属の多年草で、中部以西~九州に分布する日本固有種。
棘の有る木とスイラン。

スイランと背景にシラタマホシクサ(白玉星草)。 

名前の由来は、葉がシュンラン(春蘭)に似て湿地に生える事から。
って葉を撮ってませんけど。(^^ゞ

花の大きさは対照君で。 


スイランにオオハナアブ(大花虻)。 

別の花にもオオハナアブ。 

スイランにヒラタアブ(扁虻)。

イワショウブ(岩菖蒲)がまだ咲いてました。
花期は8~10月となってるので、ギリギリセーフと言う感じ。

真っ赤なイワショウブの実、花弁が付いたまま実が生るのが特徴だそうです。 

次回に続く。
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縁起の良い名前の花

2021年10月28日 | 山野草
花がなかなか咲かず、良い事が有ると咲くと言われる花を見に行きました。
それがこの花キチジョウソウ(吉祥草)です。

キジカクシ科キチジョウソウ属の多年草で、関東以西~九州に分布。 

なかなか咲かない事は無く、毎年この時期に見られます。
と言う事は毎年良い事が有る・・・のかな?

花の大きさはこれくらい。 

花穂が葉より高く伸びず、地面から立ち上がるので撮り難いです。
タダさえ暗いのに葉の陰で更に暗く、撮るのに苦労します。

ヒラタアブが密を求めてやって来ました。 

沢山撮りましたが、暗くて画質が悪いのとピントが合ってなかったり。
木漏れ日の当たる所を選んで撮ってます。 


別の場所にはアケボノソウ(曙草)が。

ここも暗くて色が奇麗に出ませんでした。 

暗い所はコンデジは駄目ですね。(T_T) 

一花を拡大してみました、明けの明星に例えられた蜜腺から蜜が出ています。
 

ホトトギス(杜鵑草)も一株有りました。 

しかし、これは在来種ではなくタイワンホトトギス(台湾杜鵑草)のような? 

キッコウハグマ(亀甲白熊)が一株。
キク科モミジハグマ属の多年草で、本州~九州に分布。
名の由来の葉も撮ったのですが、ゴミ箱行きになってしまいました。(^^;)

アキチョウジ(秋丁字)を見付けました。 

シソ科ヤマハッカ属の多年草で、愛知県以西~九州に分布。(分布域が岐阜県以西とも) 

この辺りがセキヤノアキチョウジとの境界で、両方見られますがセキヤの方が多いような。 

何時もの湿原にも行ったので、次回は湿原の色々を。
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逆光の花

2021年10月27日 | 山野草
題名は逆光の花としましたが、最初はヤマハッカ(山薄荷)を。
 

白花は見付かりません、無くなってしまったのでしょうか? 


執拗に探すも、色の薄いのは有りますが白では有りません。 


これも画像ではかなり色が薄いですが、肉眼ではもっと色が付いてました。
何故かカメラでは白っぽく撮れてしまいます。


これも白っぽく撮れてますが。


少し角度を変えて撮るとこんな風に、同じ株同じ花とは思えません。
結局白花は見付かりませんでした。(T_T)


代りにまだ早いと思っていた花、ヤマラッキョウ(山辣韭)が咲いてました。 


ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、福島以南~沖縄に分布。 


花の大きさはこんな感じ。 

花の接写です、近寄っただけで強烈にニラと同じ匂いがしました。 

さて題名の逆光での花です、ヤマハッカとツリガネニンジンで。 


まずはヤマハッカで。

秋の陽射しとヤマハッカ。(以下フラッシュ使用です) 

別の株で花に陽射しを重ねて。

流石にサワヒヨドリは陽に透けませんでした。(^^;) 

ツリガネニンジンと秋の陽。 

太陽を花に重ねて透かし撮り。 

逆向きで、花に太陽を半分重ねてフラッシュなしで。 

白花ヤマハッカが見付からなかったので、陽射しで遊んでみました。(^^)
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白花ヤマハッカは何処に

2021年10月26日 | 山野草
白花ヤマハッカを探しに行きましたが、以前の場所では見付からず。
引き続き何処かに無いか探します。
ツリガネニンジン(釣鐘人参)が沢山咲いています。

ツリガネニンジンはどうしても下から撮りたくなります。f^^;)ポリポリ 

淡いピンクの花も。 

花の形も微妙に違います、花冠の裾が開いたもの、少しすぼんでるのや真っ直ぐの等。 

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)も咲いています。 

ここには3株咲いてました。

横から見るとツインタワーに。(^^;)

花の大きさです。 

咲き残りのワレモコウ(吾亦紅)。 

コガンピ(小雁皮)これも咲き残りです。 

図鑑では花期は7~9月となってます、地方や場所に依っても違うでしょうけど。 

ムラサキセンブリも咲いてましたが、まだ蕾の方が多かったです。 

多分今頃はもっと咲いてるでしょうね。(^^ゞ 

ここでもウラナミシジミ(裏浪小灰蝶)が沢山。 

南方系の蝶で秋に多く見られるようです。 

今回は翅表が撮れました、青い部分が少ないので♀ですね。 

♂はもっと全体的に青い部分が多いようです。 


気温が下がって来たので、こいつもそろそろ見えられなくなりそう。(^^) 

次回はヤマハッカ、ツリガネニンジンをお馴染みの逆光で。
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白花ヤマハッカを探して

2021年10月25日 | 山野草
山裾に白花ヤマハッカ(山薄荷)を探しに行きました。
道中の木の天辺に猛禽を見付けました、撮ってみたらノスリ(鵟)のようです。

背中を掻いています。

どうやら抜け毛が気になったようで。(^^;) 

正面に回り込もうと移動してたら飛ばれてしまいました。 

飛んでる所を撮るのは苦手なので上手く撮れません。(>_<) 

山裾に居たお馴染みのホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)。 

夏型の体色は金属光沢ですが、越冬型の未成熟は茶色っぽいようです。

ヤマラッキョウ(山辣韭)の蕾。 

白花のヤマハッカを探しますが見付かりません、確かこの辺りだったはずなのに。
画像は白っぽく見えますが、肉眼ではもっと色が濃かったです。

色の薄いのは沢山有るのですが、真っ白なのは・・・。 

普通の色の濃いのはもっと沢山咲いてます。 

これも色が薄いですけど、白では有りませんね。 

青色が抜けて赤っぽいのも有りました。 

サワヒヨドリ(沢鵯)も点在してます、でもここは沢とは無縁の場所なんですけど。(^^;) 

葉が3深裂していればフジバカマ(藤袴)なんですけど、ⅠB類では簡単には見られません。 

サワヒヨドリは咲いてますが、ここでアサギマダラを見た事は有りません。 

白花ヤマハッカが見付かりません、もう少し探してみる事にましょう。
次回に続く・・・。
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枕草子を思い出す花

2021年10月23日 | 山野草
低山のムラサキセンブリやウメバチソウを見て林道に出ます。
ヤマハッカ(山薄荷)があちこちに咲いていました。

イヌヤマハッカを見たいのですが、どこに有ったか忘れてしまいました。(^^;) 

サワガニ(沢蟹)、唐揚げにして食されますが今や高級食材かも?

タカクマヒキオコシ(高隅引き起こし)。 

イヌヤマハッカに良く似ています。(同科同属) 

花の中を撮ろうとしますが、口をすぼめたような形で上手く撮れません。 

林道に咲いてたリンドウ(竜胆)。(^^ゞ 

まだ咲き始めで蕾ばかり、辛うじて咲いていた一花。 

またクロコノマチョウ(黒木間蝶)を見付けました。
枯葉そっくりで、動かなければ見付ける事はかなり難しい蝶です。

一旦山を下り、少し前に僅かしか咲いてなかったアケボノソウ(曙草)を見に。
今回はまずまず咲いてました。

リンドウ科センブリ属の1年草で、北海道~九州に分布。 

ここは以前群生してたのですが、大雨で流されて以来年々少なくなってます。 


小さな沢沿いに咲いてるので、色々な撮り方ができません。 


名の由来は花の斑点を夜明けの空に見立てた事はご存じの通り。 

ん!夜明けの空・・・なんとかそれらしく撮れないものかと。 

時期は違いますが、「春はあけぼの 」なんて一文を思い出し。 

「やうやう白くなりゆくやまぎはすこしあかりて」みたいに撮れてるでしょうか?(^^;) 

それにしても急に冷えて来ましたね、もう暖房など入れてるのでしょうか?
ガソリンや灯油が値上がり、懐も冷えるこの冬になりそうです。
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晩秋の花が咲き始めてました

2021年10月22日 | 山野草
昨日は前置きが長くなってしまいましたが、晩秋の花を探して少し登ります。
なんと、まだ真夏の花のシモツケ(下野)が2株咲いてました。

今までこの時期に見た事が有ったかなぁ? 図鑑では5~9月となってます。

まだ早いだろうと思っていたムラサキセンブリ(紫千振)が咲き出してました。

 リンドウ科センブリ属の1又は2年草で、関東以西~九州に分布。 

環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定種。
花がピンボケになってしまいました。(^^;)

ムラサキセンブリは珍しいようで、遠路遥々見に来る方達が居ます。


アキノキリンソウ(秋の麒麟草)も咲いています。
キク科アキノキリンソウ属の多年草で、北海道~九州に分布。

名の由来は、ベンケイソウ科のキリンソウ(黄輪草、花期5~8月)に似て秋に咲く事から。
他に伝説の生き物「麒麟」のたてがみの色からと言う説も有るようです。

オケラ(朮)も少し咲いてました。 

今回はピンクの花は見られず。

イチモンジセセリ(一文字挵)。 

笹薮の中に一輪だけ咲いていたウメバチソウ(梅鉢草)。
ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草で、北海道~九州の湿地や湿った所に分布。

他に2ヶ所見に行きましたが、ようやく蕾が見え始めた所と、一ヵ所は気配も有りませんでした。
尾根まで登ればもう咲いてるかも?
何れにしても、この辺りでは点在するウメバチソウしか見られません。

知らないだけで、何処かに大群生が有ったりして。

相変わらずホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)が見られます。 

越冬するのも居るようで、12月まで見られるようです。 

ムラサキセンブリが見られるようになったと言う事は、いよいよ山野草も終盤です。
残る今期の花はリンドウ、センブリ、ヤマラッキョウくらいでしょうか。
昨年は11月中旬には鳥撮りに変身してました。(^^ゞ
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晩秋の花を求めて

2021年10月21日 | 山野草
そろそろ晩秋の花が咲く頃かな?ちょっと早いような気もするけど。
と低山に様子を見に行きました。
道中の電柱に猛禽を発見、慌ててUターンします。(^^;)

顔が黒くなって良く分かりませんが、どうやらノスリ(鵟)のようです。
この付近の電柱には例年ノスリが良くとまってます、何時も同じ個体なのだろうか?

目的地に到着、花を探す前に蝶が沢山飛んでたので撮ってみます。
ウラナミシジミ(裏浪小灰蝶)でした。

本州~沖縄に分布し、前翔長13~18mm。 

秋に良く見られるようで、沢山飛んでましたが全てウラナミシジミと言う感じ。 

あっちにもこっちにも居ますが。 

翅表をなかなか見せてくれません。 

スズメウリ(雀瓜)の実が生ってました。

田圃の電柵の支柱に縁紋のアカトンボ。 

顔に黒い紋が無いのでマユタテではないですね、コノメシトンボ(小熨斗目蜻蛉)のようです。
体長35~45mmで北海道~九州に分布、♂は全身が赤くなります。

田圃の水路の桝にイモリ(井守)が居ました。
水中なのでピントが合いません。

もう1匹居ます。
アカハライモリ(赤腹井守)でしょうが、お腹が見えません。

花探しの前置きが長くなってしまいました。(^^ゞ
山に入るとエンシュウハグマ(遠州白熊)が沢山咲いてます。

沢山の花を着けますが既に終わり掛け。

9月21日に咲き始めのを撮ってるので、花期がかなり長いです。
例年こんなに長くないと思いますが。

9月下旬に撮ったのが早過ぎた気もします。 

1m程の段差のような所に咲いてるので、株が段になって花が沢山着いてるかのように。 

背景が抜けないので、背景をぼかしたり玉ボケを入れるのが難しい場所。 

エンシュウハグマは終わってると思ってたので、予定外の花でした。
次回に続く・・・。
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田園地帯で鳥撮り

2021年10月20日 | 
冬鳥の季節が近付いて来ました。
ノビタキを載せている方が多いので、こちらでも見られないかと探してみます。
しかし何処に居るのやら?近くの田園地帯の農道をノロノロと走ります。
遠くの枝葉の中に鳥を発見、何だろうと撮ってみるとモズ(百舌鳥)♂でした。

大豆畑のクサネム(草合歓)に鳥が居ます、キビタキか?と撮ってみたらスズメでした。(>_<) 

稲刈り後の稲の根元に居たのもスズメ、こぼれた籾を啄んでます。 

さてこれは何でしょう?

 タヒバリ(田雲雀)ではないかと思いますが・・・。 

車に驚いたのか、休耕田の草叢からケリの群れが飛び立ちました。
飛んでるケリを狙いますが・・・こんなのしか撮れず。(^^;)

辛うじて群れが遠くに飛び去る後ろ姿が撮れました。 

大豆畑の枯草に一羽の鳥、スズメかな?いや何か違うような。 


逆光気味で顔がよく分かりません、背中はスズメに似てますが頬が白黒ではないです。

↓は別の大豆畑で、スズメの胸はこんな色ではないですよね。 

刈り入れが済んだばかりの畔をトロトロ走っていたら、コンバインの轍の跡に鳥が。
こちらに気付いたらピクリとも動かなくなりました。
動くと生き物だと分かってしまうからでしょうね、動かず地面と同化してます。

良く見ると直ぐ傍にも同じ鳥が、こちらもピクリとも動きません。
後で調べてタシギ(田鴫)だと分かりました、初見初撮りです。
動かないので撮り放題ですが、同じ写真ばかりに。(^^ゞ

暫くして危害は無いと分かったのか、餌を探し始めました。
長い嘴を泥の中にズブリと差し込みます。

何か咥えてますが何でしょう?柔らかい袋状のような物に見えます。 

以下同じ個体です、嘴の間に何か咥えてるような。 

半透明の柔らかそうな物を咥えました、田圃の泥の中に居るこんな物って何?

おっと!撮るのに夢中で気付きませんでしたが、水鏡に奇麗に映ってるじゃ有りませんか。 

距離約5mのタシギ撮り放題でした。(^^) 

ふと視線を上げたら、少し先にもう2羽居ました。 

後日もう一度同じ場所に行ってみましたが、何も居ませんでした。
水が干上がったので別の場所に行ってしまったようです。
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