有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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市が管理する生活環境保全林へ

2023年05月14日 | 山野草
市が管理する生活環境保全林に行ってみました。
冬に鳥撮りには時々行ってましたが、花の時期に行った事が無かったので。
花ではなく夏鳥が居ないか見に行ったのですが、予想外の花を見付けました。
オトコヨウゾメ(男ようぞめ※漢字は無いようです)の残り花。

レンブクソウ科ガマズミ属の落葉低木で本州~九州に分布(日本海側除く)する日本固有種。 

見られる所を一ヵ所しか知りませんでしたが、こんなに近くで見られるとは。 

次に見付けたのがさっぱり分かりません、なんでしょう? 

花はバラ科のシモツケやカマツカに似てます、同科同属のコデマリ(小手毬)か?
コデマリなら中国原産の帰化種です、植栽もしてるので有っても不思議では有りません。

調べるために葉も撮っておいたのですけど、それでも分かりませんでした。

タチドコロ(立野老)の小さな花も咲いてました。(雄株の雄花、花の直径約5mm) 

九州南部にはツクシタチドコロ(筑紫立野老)と言うのが有るそうで、RDBでは絶滅危惧ⅠB類(EN)。

 タチドコロの雌株の雌花、前述の名称不明の花に絡み付いてました。 

タチドコロの葉、歯の縁が波を打ち細かな鋸歯が有ります。 

ハコネウツギ(箱根空木)と思われる花。 

花冠が急に太くなるのが特徴ですが、花色が変わるはずなのに白花ばかりでした。
赤色に変わらないシロバナハコネウツギと言うのも有るようですけど・・・。

ナツハゼ(夏櫨)も見付けました。 

ツツジ科スノキ属の落葉低木で北海道~九州に分布、鐘形の花の長さは4~5mm。 

更に変わった花を見付けました、ツクバネウツギのようですが何か違います。

 こんな色のツクバネウツギは見た事が有りません、普通花弁の外側は白~淡黄色です。 

花弁の中の網目状の模様も普通は黄色~薄い橙色、なのにこの花は赤。

普通のツクバネウツギは萼片が5枚ですがこの花は2枚。 

コツクバネウツギ(小衝羽空木)萼片が2枚なので調べてみました。
どうやらベニバナノコツクバネウツギ(紅花の小衝羽空木)のようです。

リネンソウ科ツクバネウツギ属の落葉低木で愛知、岐阜、長野に分布する日本固有種。
※関東~中部地方の記載も有りはっきりしません。
環境省は無指定ですが、愛知では準絶滅危惧(NT)に指定されていました。
ただこれが自生なのか、植栽の交配種なのか?

鳥を探しに行ったのに鳥は全く見付けられず、代わりに思ってもみなかった花が撮れました。
鳥のつもりで行ったので、対照君を持ってませんでした。(^^;)
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