有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

休耕田にて

2018年10月31日 | 山野草

近隣で見られるセンブリ属は3種類、センブリ、ムラサキセンブリと載せました。
今回は最後の1種、休耕田に咲いてたイヌセンブリ(犬千振)を。
それは荒れ放題の休耕田の隅、雑草に埋もれてひっそりと咲いています。
【画像クリックで別の大画像】


リンドウ科センブリ属の1年草または越年草で、本州~九州の湿地に分布。
【画像クリックで別の大画像】


センブリとムラサキセンブリは乾いた所に生育し、イヌセンブリは湿地に生育。
花冠の基部に長い毛が生えるのが特徴。
【画像クリックで別の大画像】


42都府県で、準~絶滅危惧Ⅰ類に指定され、環境省RDBでは絶滅危惧Ⅱ類指定。
愛知では準絶滅危惧種に指定されています。
今のところ近隣では、自生を見る事ができるのはここしか知りません。
残念ながら、徐々に雑草に埋もれて数が減って来ているようです。
【画像クリックで別の大画像】


畔に咲いていたキツネノマゴに、クマバチが訪花していました。
花よりも蜂の方がかなり大きいですね、これでは腹の足しにならないような。
【画像クリックで別の大画像】


翅が日に輝いてるところを撮ったつもりだったのですが・・・。
目線とレンズの位置が違うので、輝いて撮れていませんでした。
【画像クリックで別の大画像】


白い茸を発見、さて何と言う茸でしょう?天辺の穴から胞子を放出するようです。


爆発?したようなのも有りました。
小突起が有るようなのも、隣のが放出した胞子を被っただけなのかな?
キツネノマゴの花と比較すれば大きさが分かるかと。
【画像クリックで別の大画像】


次回はアケボノソウを再び。

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道端の花

2018年10月30日 | 山野草

今日は道端に咲いてた花です。
相変わらずさっぱり分からないキク科の花から。
キク科だと思うのですが、それさえも分かりません。
【画像クリックで別の大画像】


近くに咲いてたので、同じ花だと思うのですが・・・。
【画像クリックで別の大画像】


これは種類が違うでしょう、ヒラタアブが訪花していました。
【画像クリックで別の大画像】


同じキク科ですがこれは分かりました、ヤクシソウ(薬師草)です。
キク科オニタビラコ属の2年草で、全国に分布。
【画像クリックで別の大画像】


名前の由来は諸説有り、はっきりしないようです。
一説は茎を抱く葉の形が、薬師如来の光背に似ている事から。
【画像クリックで別の大画像】


ヒメジソかイヌコウジュなのか、相変わらず分かりません。


センニンソウ(仙人草)の実。
【画像クリックで別の大画像】


イヌタデ(犬蓼)の群生。
いつ見ても蕾で、いったい何時咲くの?
なかなか花が見られません。
【画像クリックで別の大画像】


次回はイヌセンブリの花を。

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久し振りに野外で昼食

2018年10月29日 | 山野草

日中も涼しくなって来たので、久し振りに野外で昼食を。
まだラーメンでは暑いので焼きそばにしました。
キャベツと残り物の豚挽き肉に生卵を乗せて。
フライパンはもう数十年使っているので、そろそろ変えた方が良いでしょうね。
焦げ付いて仕方有りません。



山裾に咲いていたシキザクラ(四季桜)。
これから花が少なくなって来るので、度々登場する事になります。
【画像クリックで別の大画像】


ほぼ終わっていたオケラ(朮)、僅かに残っていた花です。
キク科オケラ属の多年草で、本州~九州に分布しています。
【画像クリックで別の大画像】


センボンヤリ(千本槍)の閉鎖花。
キク科センボンヤリ属の多年草で、全国に分布。
春に舌状花と筒状花からなる花を咲かせ、秋は筒状花のみの閉鎖花を付けます。
 ※閉鎖花:花が開かないまま自家受粉を行い結実する花。
【画像クリックで別の大画像】


先日載せた、セキヤノアキチョウジに訪花したホシホウジャク(星蜂雀)。


薄暗くてシャッター速度が上がらず、画像が荒れて大画像にはできませんでした。


高速で翅を動かしホバリングするので、シャッター速度が速くないと翅が止められません。
一眼なら、薄暗くても止められたでしょうね。


翅裏の模様がはっきりしませんが、ムラサキシジミ(紫蜆)だと思われます。
翅を開けば綺麗なのですが、残念ながら開いてくれませんでした。
本州~沖縄に分布、開帳30~40mm、前翔長14~22mm。
【画像クリックで別の大画像】


今期の終わりを告げる花も咲き出し、ネタが無くなって来ました。
台風の塩害で、近隣の紅葉は見られそうもないし・・・。
暫くは、同じ花を何度も散りに行くしかなさそうです。

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深まり行く秋の山裾(2)

2018年10月28日 | 山野草

秋も深まり、いよいよ今期の最後を飾る花が咲き出しました。
その一つがセンブリ(千振)です。
【画像クリックで別の大画像】


リンドウ科センブリ属の2年草で、北海道~九州に分布。
昔から胃薬として利用され、千回振り出しても苦い事が名前の由来。
【画像クリックで別の大画像】


そのセンブリに似て、花が紫色なのがムラサキセンブリ(紫千振)。
これも今季の最後を飾る花の一つで、こちらではセンブリより少し遅く咲き出します。
【画像クリックで別の大画像】


リンドウ科センブリ属の2年草で、関東以西~九州に分布となっていますが・・・。
33都道府県で準~絶滅危惧Ⅰ類に指定されて、環境省の準絶滅危惧に指定されています。
 ※愛知では絶滅危惧Ⅱ類指定。
幾つかの図鑑を見ても関東以西の分布となっているのに、栃木、岩手、青森も指定しています。
【画像クリックで別の大画像】


リンドウも今期の終盤の花ですね。
リンドウ科リンドウ属の多年草で、本州~九州に分布。
一口にリンドウと言っても、40種ほど有るようです。
この日はまだ早かったようで、この一輪しか咲いてませんでした。


その他に咲いてた花です。
ヤマハッカ(山薄荷)
シソ科ヤマハッカ属の多年草で、本州~九州に分布。
山裾や郊外の道端等、至る所で見られます。
【画像クリックで別の大画像】


ヒヨドリバナ(鵯花)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草で、北海道~九州に分布。
そう言えば今期は何故かあまり見られませんでした、例年は嫌と言う程見られるのですけど。
【画像クリックで別の大画像】


アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
キク科アキノキリンソウ属の多年草で、北海道~九州の、陽当たりの良い山野に生育します。
【画像クリックで別の大画像】


名前の由来は、花期が5~7月のキリンソウ(麒麟草、黄輪草)に似て秋に咲く事から。
ではキリンソウの由来はと言うと、諸説有るようです。
【画像クリックで別の大画像】


今期の終盤を飾る花は他にも有りますが、まだ撮ってないので追々に。
何れにせよ、センブリとムラサキセンブリが咲き出すと「今年も終わりだなぁ」と感じます。

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深まり行く秋の山裾(1)

2018年10月27日 | 山野草

深まり行く秋の山裾の花達です。
最初は名前の解らなかった花から。
茎が四角で、花の形からシソ科だと思います。
葉柄が長いのも特徴でしょうか。
【画像クリックで別の大画像】


青色のツリガネニンジン(釣鐘人参)。
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、北海道~九州に分布。
今の時期に、まだ沢山蕾を付けていました。
【画像クリックで別の大画像】


こちらは殆ど白い花のツリガネニンジン。
下から覗くと、僅かに青味が残っていました。
【画像クリックで別の大画像】


終わり掛けのミカワマツムシソウ(三河松虫草)。
スイカズラ科マツムシソウ属の2年草で、愛知、岐阜、三重、静岡西部に分布する日本固有種。
この日見たのは、この一輪のみ。
【画像クリックで別の大画像】


ツルリンドウ(蔓竜胆)
リンドウ科ツルリンドウ属の蔓性多年草で、北海道~九州に分布。
今期他の場所でも見ていますが、何故か一輪しか咲いてない株ばかり。


少し前に、咲き始めの花を載せたエンシュウハグマ(遠州白熊)。
この日はほぼ満開でした、と言うか満開になっただろうと見に行ったのですけど。
【画像クリックで別の大画像】


キック科モミジハグマ属の多年草で、名前の通り静岡~愛知に自生する日本固有種。
【画像クリックで別の大画像】


斜面に咲いているので背景の抜けが悪く、私のカメラでは背景がぼかし切れません。
下から上に向けて撮り、なんとか背景をぼかしてみました。
【画像クリックで別の大画像】


次回は今期の花の終盤を告げる花を。

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アサギマダラ

2018年10月26日 | 生き物

何度も見てはいたのですが撮れず、これが今季初撮りとなりました。
【画像クリックで別の大画像】


アサギマダラ(浅葱斑)、チョウ目 タテハチョウ科 マダラチョウ亜科。
【画像クリックで別の大画像】


本州~沖縄に分布、開帳90~110mm、前翔長43~65mm。
【画像クリックで別の大画像】


濃茶色地に青白い半透明の斑紋が有り、この部分が浅葱色で名前の由来です。
 ※浅葱色=ごく薄い藍色。
【画像クリックで別の大画像】


春から夏にかけ北上し、夏以降は南下します。
渡りをする蝶とか、旅をする蝶とも言われ、マーキング調査で2000km移動した記録も。
【画像クリックで別の大画像】


幼虫も成虫も、体内にアルカロイド系の毒物質を持っています。
【画像クリックで別の大画像】


秋にフジバカマやヒヨドリバナ、サワヒヨドリやアザミの花に良く訪花します。
今回は、花から花へ移動する一頭を追い掛けて撮りました。
近寄る事は出来ましたが、飛ぶところは撮れず。
フワフワと不規則に飛ぶので、どうしてもモニターに捉え切れず。

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セキヤノアキチョウジ

2018年10月25日 | 山野草

今年は春から花の時期が読めず、三度も見に行ってしまった花を。
その花はセキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)です。
咲いてるかな?と最初に見に行った時は僅かに咲いてるのみでした。
【画像クリックで別の大画像】


シソ科ヤマハッカ属の多年草で、関東~中部地方に分布する日本固有種。
【画像クリックで別の大画像】


今度は咲いてるだろう?と再訪するも、あまり変化が見られず。
咲き始めれば一気に咲くかと思いきや、なかなか咲いてくれません。
【画像クリックで別の大画像】


いくら何でも今度は咲いてるだろうと、三度訪れます。
二度目とは打って変わり、満開の花を見る事が出来ました。
【画像クリックで別の大画像】


今まで見た事のない場所でも咲いていました。
【画像クリックで別の大画像】


ただ木々に覆われ陽射しが届かず、薄暗くて私のカメラでは撮り難かったです。
写真を撮りまくっていると、木漏れ日のスポットライトが花を照らしてくれました。
【画像クリックで別の大画像】


ここは見に行く時間も考えないといけないようで、12~15時が良いようです。
 ※この日は11時頃の撮影でした。
【画像クリックで別の大画像】


他に咲いていたのは、終わり掛けのヒキオコシとヤマハッカだけ。
【画像クリックで別の大画像】


殆ど人の通らない林道に架かった蜘蛛の巣が、秋の陽に輝いていました。
【画像クリックで別の大画像】


蜘蛛の巣が鬱陶しい時期も、もう少しで終わりますね。

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撮り溜めの生き物

2018年10月24日 | 生き物

10月に撮り溜めた生き物達、と言っても蝶と蜻蛉が殆どです。
キタキチョウ(北黄蝶)、本州~九州に分布、開帳45~55mm、前翔長18~27mm。
【画像クリックで別の大画像】


萩の花にウラナミシジミ(裏浪蜆)と、ミゾソバ(溝蕎麦)にイチモンジセセリ(一文字挵)。
 ※ウラナミシジミ:本州~沖縄に分布、開帳25~33mm、前翔長13~18mm。
 ※イチモンジセセリ:本州~沖縄に分布、開帳35~40mm、前翔長15~21mm。
【画像クリックで別の大画像】


休耕畑に居たハクセキレイ(白鶺鴒)とセグロセキレイ(背黒鶺鴒)。
【画像クリックで別の大画像】


ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)
本州~沖縄に分布、開帳65~75mm、前翔長27~38mm。
’80年代までは近畿以西でしか見られなかったのに、それ以降新潟でも見られるように。
現在関東以北でも定着し、普通種になりつつあるとか。
【画像クリックで別の大画像】


さて何トンボでしょう?
トンボ科アカネ属の♀だと思いますが、顔が見られなかったので同定できませんでした。
【画像クリックで別の大画像】


残念ながら、顔の正面がピンボケになってしまい同定が困難に。
胴の黒班が殆ど見えないので、マユタテアカネだろうです。
北海道~九州に分布、体長31~43mm、開帳約70mm。
【画像クリックで別の大画像】


オオシオカラトンボの♀ではないかと。
根拠は翅の付け根が黒いから・・・だけなんですけど。
胴長32~35mm、開帳70~80mm。
【画像クリックで別の大画像】


カメムシですが名前は解りません、カメムシも種類が多いですね。
大画像はオオシオカラトンボの♂だと思います。
【画像クリックで別の大画像】


オオカマキリ(大蟷螂)
葉に隠れ、忍者のように獲物を狙っていました。
【画像クリックで別の大画像】


次回は三度通って撮った花を。

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アケボノソウ

2018年10月23日 | 山野草

他ではもう出尽くした感の有るアケボノソウを。
何時もの如く、記事が遅れているのでご容赦を。
山裾の道路脇にはイヌショウマ(犬升麻)が咲いていました。
キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で、関東~近畿に掛けて分布。
【画像クリックで別の大画像】


車を停め林道を歩いて行きます。
ムベ(郁子)の実がぶら下がっていました、色付いてないので食べるのは無理そうです。


少し歩き、本命のアケボノソウの場所へ。
残念な事にここには僅か数株しか有りません、しかも撮り難い場所。
【画像クリックで別の大画像】


リンドウ科センブリ属の2年草で、北海道~九州の山地の湿った場所に生育。
花冠の直径2~2.5cm、花弁の中央付近に黄緑色の円形の蜜腺が2個有ります。
名前の由来は、花冠の斑点を夜明けの星空に見立てたもの。
【画像クリックで別の大画像】


別の場所に沢山咲いてる所が有り、様子を見に行ってがっかり。
台風の増水で流されたり倒れたり、壊滅状態でした。
【画像クリックで別の大画像】


アケボノソウの下にホトトギス(杜鵑草)も咲いていました。
水の流れ落ちる溝の中、増水で水没したと思われますが、しぶとく生き残っていました。
【画像クリックで別の大画像】


さらにその下にはヌマダイコン(沼大根)も。
こちらは湿った所を好むので、水没しても大丈夫なのかも?
【画像クリックで別の大画像】


ヒキオコシ(引き起こし)に訪花していた蛾。
翅を開いてくれなかったので、名前を特定できませんでした。
【画像クリックで別の大画像】


次回は撮り溜めた生き物にしようかな?

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郊外の花達

2018年10月22日 | 山野草

また郊外で花探しをしてみました。
畔に咲いていたイヌタデ(犬蓼)、別名アカマンマ(赤飯)。
タデ科イヌタデ属の1年草で、全国に分布。
【画像クリックで別の大画像】※咲残りの彼岸花一輪。


ホトケノザ(仏の座)が見られる季節になって来ましたね。
シソ科オドリコソウ属の2年草で、本州~沖縄に分布。
多くの図鑑では花期が3~6月となっていますが、10月~6月とする図鑑も。
実際は10~6月と、非常に長いような気がします。
【画像クリックで別の大画像】


キチョウ(黄蝶)の舞を撮ってみたものの、白飛び+AFが追い付かず。


皆さん綺麗に撮ってますよね。


やはりカメラの違いでしょうか・・・。


川の中に咲いていたオオカナダモ(大加奈陀藻)。
トチカガミ科オオカナダモ属の多年草で、南アメリカ原産の帰化種。
南アメリカ原産なのに、何故カナダの名前が付いてるのでしょう?
【画像クリックで別の大画像】


民家の横に咲いていたフジバカマ(藤袴)。
キク科ヒヨドリバナ属の多年草で、本州~九州に分布。
環境省の準絶滅危惧、愛知では絶滅危惧ⅠB類指定種。
近隣で自生種を見る事は殆ど不可能ではないかと。
これは栽培種で、中国産か交配種と思われます。
【画像クリックで別の大画像】


神社の境内に咲いていた、タイワンホトトギス(台湾杜鵑)。
ユリ科ホトトギス属の多年草で、沖縄本島、西表島、台湾に分布。
【画像クリックで別の大画像】


これも純粋なタイワンホトトギスではないかも知れません。
植栽されているのは交雑種が多いようです。
【画像クリックで別の大画像】


同じ境内に咲いていた四季桜、エドヒガンとマメザクラの交配種と言われています。
バラ科サクラ属の落葉高木で、花は一重の5花弁。(十月桜は八重咲)
【画像クリックで別の大画像】


四季桜が咲き出すと、なんだか冬が来たような気になります。
立冬は11月7日、まだ冬はもう少し先ですね。

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