有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

ネコノメソウを見に

2022年03月31日 | 山野草
ネコノメソウが咲いてないかと見に行きました。
狭い林道脇にヤマアイ(山藍)が沢山咲いています。

トウダイグサ科ヤマアイ属の多年草で本州~沖縄に分布、日本最古の染料と言われてるようです。 

雌雄異株と同株が有るようで、すっかり忘れていて雄花しか撮りませんでした。(^^;) 

林道横の水がチョロチョロ流れる幅2m程の沢に降りるとネコノメが咲いてました。
ニッコウネコノメ(日光猫の目)です。

ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で、東北南部~近畿地方の太平洋側、四国に分布する日本固有種。 

この場所を他に誰か知ってるのだろうか?今まで人と有った事は有りません。

近隣で何処か他にも咲いてるのだろうか?残念ながらもう探し歩く事はできません。 

今年も咲いてたネコノメを撮り、河川敷に移動します。
目的の花はカテンソウ(花点草)、イラクサ科カテンソウ属の多年草で本州九州に分布。

五つの部屋に分かれたこれが花・・・なのかな?(^^;)
各部屋の中に雄蕊の花糸と花粉が格納されています。

何が切っ掛けか判りませんが、花糸がバネの様に飛び出し花粉を弾き飛ばします。
↓の左の花糸が出てるのが花粉を出した後、右隣のは花糸が飛び出す寸前みたいです。

花糸が花粉を出す瞬間がYouTubeに載ってました→カテンソウのオシベの動き
minArita.Netと言うHPにはスローモーションビデオが載っています→カテンソウ(スロー動画)

雌雄同株(異株も有り)ですが、雌花は葉脇に付いてるのを知らず撮り損ねました。
知ってないとこんな事になってしまいます。(^^ゞ

↑と同じ花で構図を少し変えて。 

横向きのヒメウズ(姫烏頭)が咲いてたので、花の中を捕ってみましたが、相変わらず上手く撮れません。

今年も咲いてたネコノメソウでした。


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殆ど見て貰えない花

2022年03月30日 | 山野草
詳しい人に連れられて、小さな沢の横へ。
そこに咲いてたのがこれ、ケタガネソウ(毛鏨草)で初見初撮りの花。
カヤツリグサ科スゲ属の多年草で、本州~九州に分布。

先端の頂小穂は雄性穂で、側小穂は雌雄性。
良く似たタガネソウ(鏨草)は頂小穂も側小穂も雌雄性。

こちらが側小穂で、白い毛が雄性、赤い糸のようなのが雌性。 

一般にスゲ類は葉が細いようですが、タガネソウは例外的に楕円形の葉。
名前の由来は葉の幅が広く、タガネ(鏨)に似てる事からだそうです。
※タガネ=金属や石の加工に使う鋼の道具。
花に夢中で肝心の葉を撮るの忘れてました。(^^;)
珍しくもなく、見栄えも良くなく、林内に咲いてるので気付かれもせず。

もう一つ教えて貰いました、ヒメカンアオイ(姫寒葵)初見初撮りです。 

ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草で、本州~近畿、四国に分布する日本固有種。 

カンアオイは同定が難しく、何が何やらさっぱりです。
「これがヒメカンアオイ」と言われれば、「そうですか」としか言えません。(^^;)

エンシュウムヨウラン(遠州無葉蘭)の名残り。
何時も見てる所は点々としか有りません、こんな塊が有るとは。

マキノスミレ(牧野菫)。 

スミレ科スミレ属の多年草で、青森~兵庫に分布する日本固有変種。 

シハイスミレ(紫背菫)の変種で、シハイは西日本に、マキノは東日本に分布
中間のこちらでは両方見られます。
とは言え、私にははっきり区別する事ができません。(^^ゞ

ミツバアケビ(三つ葉木通)が咲き始めてました。 

例年萼片の白いアケビの方が先に咲くと思ってたのですが、何故かアケビは見られず。 

アケビ科アケビ属は3種しか有りません、アケビとミツバアケビとムベ(郁子)だけ。
しかしアケビとミツバアケビの自然交配種ゴヨウアケビ(五葉木通)が有ります。
しかし種としては扱われてないようです。

お馴染み?の太陽光チラリも撮ってみました。(^^) 

詳しい方の案内で、初めての花を見る事ができました。

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赤いヒサカキ

2022年03月29日 | 山野草
今回は詳しい人の案内で、珍しい?花を見に行きました。
最初は一人で花を撮ってました。
クサイチゴ(草苺)、バラ科茎イチゴ属の落葉低木で、本州~沖縄に分布。

半開きのタチツボスミレ(立坪菫) 

少し色の濃いタチツボスミレです。 

ショウジョウバカマ(猩々袴)も有りました。 

ここのは背が低いので撮り難い。 

と、ここで詳しい方に出会い行動を共にします。
赤いヒサカキ(姫榊)が咲いてると言うので見に行きました。

普通ヒサカキの花は淡黄色ですが、こんな色のも有るのですね。
ベニヒサカキ(紅姫榊)としてる図鑑も有るようです。

雌雄異株で、↓までは雄株の雄花。 

こちらが雌株の雌花、違いが分りますか? 

花の大きさです。(雄花)

花を撮っていたらビロードツリアブ(天鶩絨吊虻)が吸蜜に。 
ハエ目ツリアブ科で体長8~12mm、全国に分布。

少し近寄って。

ビロード状の毛が生えてる事が名前の由来。
飛んでる所を撮りたかったのですが駄目でした。(^^;)

続いてシュンラン(春蘭)の場所に案内してくれました。
ラン科シュンラン属の多年草で、北海道~九州に分布。

「こんな所に!」と言う場所、何時も近くを通っていたのに・・・。 

赤いヒサカキは初めて見ました、次回も初めての花の場所へ。
と言ってもあまり期待しないように、地味で目立たず見過ごすような花です。
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鳥と花のウグイス

2022年03月28日 | 
公園に「ハナノキ(花の木)はまだか」と再び様子を見に。
残念、まだ撮れるほど開いてません、マキノスミ(牧野菫)も葉が出てただけ。
何か他に撮れる物はと見回すと、鳥狙いらしきCMが。
植え込みにヤマガラ(山雀)が出るとの事で、少し待ってると出ました。

植え込みの中に飛び込んだ後、河津桜の花弁が散る地面で採餌。
どうやら誰かが餌を巻いてるようです。

一瞬メジロ(目白)が現れましたが、直ぐに飛び去ってしまいました。

ちょっと別の場所を見に行くとジョウビタキ(尉鶲)♂が居ました。 

直ぐに飛んで近くの枝へ。 

この枝にとまってからなかなか動きません。 

彼女を待ってるのでしょうか?

 元の場所に戻るとまたヤマガラが。 

今年になりヤマガラを殆ど見ませんでしたが、餌の威力は絶大ですね。 

どうやらここに餌を撒いたのは、河津の花弁を入れて撮るつもりだったようです。 

シジュウカラ(四十雀)もやって来ました。 

入れ替わってまたヤマガラ、この後飛び去って戻って来なくなりました。 

ヤマガラを見た後は花のウグイスを見に。
花のウグイスと言えばウグイスカグラ(鶯神楽)しか無いですよね。

咲き出したとの情報で行ったのですが、僅かしか咲いてませんでした。

 スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木で、北海道~九州に分布する日本固有種。

もう少し咲いてると思ったのに残念。 

留鳥3種と花の鶯でした。
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雨の日の公園

2022年03月27日 | その他
昨日は午前中パラパラ午後から本降りで、累積雨量45mm降りました。ダムの貯水率が30%を切ってたので恵みの雨に。
そんな雨の中、実家からの帰りにちょっと公園に花を見に。
この時期に咲く花と、桜が一気に開花し始めたので。

↑と↓は花と葉が同時なのでソメイでは無いですね山桜でしょうか? 

山裾に作られた公園なので、元々有った桜なのかも? 

こちらはソメイヨシノ(染井吉野)。 

雨に濡れた桜を撮りたかったのですが、風が強くて雫が飛ばされてしまいます。 

会社の傍の桜は木曜には1~2輪咲いてただけ、金曜の午後に急に咲き出します。 

昨日は雨で開花が止まってるかと思いきや、公園の桜は3分咲き迄咲き進んでました。 

雨と開花は関係無さそうですね。 

種類は判りませんが、八重桜も咲いてました。 

公園なので色々な種類が植えて有るようです。 

トサミズキ(土佐水木)は既に終わり掛け。 

これも風が強く撮るのに苦労しました。 

まだ花粉が残ってる花も。 

目的の一つのフモトスミレ(麓菫)一輪しか確認できず、しかもピンボケ。(T_T) 

新芽に雫。 

絵になる雫を探しますが如何せん風が強く、直ぐに雫が落ちてしまいます。 

景色の映る雫はこれしか撮れませんでした。 

目的の花は他にハナノキ(花の木)とマキノスミレ(牧野菫)でしたが、まだ咲いてませんでした。
強風で500円の傘が壊れるし、合羽も長靴も履いてなかったのでズボンと靴がズブ濡れに。
雨の日の撮影は大変です。(^^;)
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試しに100m登ってみたけど

2022年03月26日 | 山野草
昨日の続きです、予定の標高200mまで登ったので下ります。
やはり下りは駄目でした膝が痛みます、杖を頼りに半歩ずつ下って行きます。
もうミツバツツジ(三葉躑躅)が咲いてました。

ツツジ科ツツジ属の落葉低木で、関東~東海に分布する日本固有種。 

白花ミツバツツジも咲いてました、山中ですが多分植えられたものでしょう。

まだ色の少ない山中に白い花が際立ちます。 

青空背景もに合いますね。 

雲の白背景に白い花なんてのは如何でしょう。(^^;) 

なんとか山を降りましたが膝が痛くなってしまいました。
なのに別の場所へ移動、この花を見なくては始まらないと言う花の場所へ。
その花は5分も歩けば見られるので、痛いのを忘れて歩きます。(^^)
途中に咲き掛けのナツトウダイ(夏灯台)が有りました。

トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で、北海道~九州に分布。
↓は開花した株、何度見ても不思議な形。

名前に夏が付きますが、花は今頃から咲き出します。 

ヤブレガサ(破れ傘)の新芽(葉)。 

キク科ヤブレガサ属の多年草で本州~九州に分布、春の山菜としても知られてますね。 

スポットライトを浴びたヤブレガサ、陽が当たって傘が開いてます。 

さて目的の花の場所に到着、咲いてるかな?
有りました、これこれ、しかも丁度撮り頃でした。

もうお分りですね、ヒトリシズカ(一人静)です。


一対の葉が花を守るように包んでますが、この状態はほんの短い期間。
気温が上がると直ぐに開いてしまい、丁度良い時に出会える事は少ないです。


センリョウ科チャラン属の多年草で、北海道~九州に分布。 


花の大きさです。


先日知ったばかりですが、葉が開いててしまった時の裏技が有るそうで。 

陽が当たって開いてた時に傘で影を作ると、みるみる閉じろそうです。
それを知ったのは今回撮った後だったので、今日の画像は傘を使ってません。(^^;)

少し背景を入れて。 

帰ってから膝に水が溜まってるのを確認。
やはり山には登れません、いや登れるけど降りられません。(-_-;)
医者には内緒にしておかなければ、山は禁止されてるのでバレたら怒られます。(;^ω^)
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ハルリンドウが咲いてました

2022年03月25日 | 山野草
ハルリンドウ(春竜胆)が咲く頃だろうと、ちょいと低山に行ってみました。
膝の具合が良さそうなので、登れるかどうかも試しがてら。
まずは安全な田圃の畔に咲いてたハルリンドウを撮っておきます。

まだ咲き始めたばかりで数は少なかったです。 

リンドウ科リンドウ属の2年草で、北海道~九州に分布。 

僅かですがショウジョウバカマ(猩々袴)も咲いてました。 

登り口が標高100m、目的地は標高200mなので100m登るだけ。
心配してましたが難なく登れてしまいました。
蕾を数個着けたシュンラン(春蘭)が有りました、辛うじて咲いていた一花。

ハルリンドウも咲いてますが、まだ少し早い感じ。 

もう直ぐ沢山咲きそうですが、週末の天気予報は雨。 

陽が当たって気温が上がらないと開かないので、今週末は駄目そうです。 

キジムシロ(雉筵)も咲いています。

バラ科キジムシロ属の多年草で全国に分布。 

カンスゲ(寒菅)が沢山咲いてました。 

カヤツリグサ科スゲ属の多年草で、福島以西~九州に分布する日本固有種。 

ヒサカキ(姫榊)も咲いてました。 

モッコク科ヒサカキ属の常緑低木で雌雄異株、本州~沖縄に分布。
↓は雄株の花。

赤立羽のような蝶を見付けましたが、なんだか違うような。
帰ってから調べたらヒオドシチョウ( 緋縅蝶)でした。

近寄り過ぎて飛ばれます、でも直ぐに倒れた看板の上に。
背景が白くなり模様が良く見えるように。

次回に続く・・・。

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川面の鳥3種

2022年03月24日 | 
橋を通り掛かると、川面を鳥が飛び交うのが目に留まりました。
何だろうと河川敷に降りてみるとハクセキレイ(白鶺鴒)です。
岸辺の石にとまってるところ。

少し休憩しては流れの上へと飛び立ちます。 

飛ぶところを撮るのは難しいですが、背景が一様なのでピントが合うかと狙ってみました。
 

↓は急流にも拘わらず着水してます、何をしてるのでしょう? 

背景が草や木だとピントが背景に取られてしまいます。
水や空なら何とかカメラが鳥を認識するようで。

これも着水するところ、でも水浴びでは有りませんでした。 

さてこれは、見ての通りのご存じの鳥。 

水浴びするところは滅多に見ないので撮ってみました。 

でも真っ黒なので、全く顔が分かりません。(^^;) 

完全に頭を水に浸けてるような、文字通りカラス(烏)の行水でした。(^^) 

もう一つ黒い小さな鳥が川面を飛び交ってました、今年初見のツバメ(燕)です。 

セキレイと同じく瞬間ですが着水します、ツバメは魚を捕らないですよね。
多分瞬間水浴びではないかと、カラスよりも早い行水です。

猛スピードで飛ぶので何時も撮れないのですが。
それでも背景が水と言う事も有り、なんとか写ってました。

もう少し大きく撮れると良いのですけど、少し遠かったので小さくなってしまいました。 

近寄れない場所なのが残念。 

土手に居たこれも今年初見のアカタテハ(赤立羽)。 


残念ながらあまり翅を開いてくれず。

 これも土手に咲いていたタチツボスミレ(立坪菫)。 

今あちこちで一気に咲き始めています。 

次回は低山に咲いてた花を。
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キクザキイチゲを見に

2022年03月23日 | 山野草
キクザキイチゲ(菊咲一華)を見に行きました。
朝は気温が低くかったので午後から、丁度見頃になってました。

キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、北海道~近畿以北に分布。 

花弁に見えるのは萼で8~13枚。

図鑑には花色は白~濃青紫色まで変化が有ると。 

しかしこちらでは白しか見られません。(T_T) 

陽が当たって白飛びが激しかったのでかなり修正してます。(^^ゞ 

群生してると良いのですが、点々としか有りません。
前ぼかしで。


沢山撮ってしまったので選ぶのが面倒でした。(^^;) 

構図や撮り方を変えて撮ってます。
私より先に一人CMが来てましたが、私が帰る時にもまだ撮ってました。
CM曰く「切りがない」と、確かに。(^_^.)


それに白ばかりなのが難点、色付きのが有れば同じような画像ばかりにならないのに。

花に居た虫、蠅なのか虻なのか? 

昨日の一輪草に居たのと同じなのか? 

玉ボケもどき。 

半開きの花を少し広角で背景がなんとなく見えるように。 

同じく全開の花で。 

これも背景が見えるように。 

同属のアズマイチゲ(東一華)も分布域のはずですが、有るのかなぁ?

他では色付きの花が、何故かこちらでは白ばかりになってしまってます。
何が違うのでしょうね?


今週末は天気が悪そうなので、休みの間に撮った花でなんとか繋ごうかと。
キスミレが咲いてるのですが、尾根の上なので行く事ができません。
標高たったの250mなので登る事は出来ますが、降りられないのです。(T_T)
ヘリは高くつきそうなので、ドローンで降りられないかなぁ・・・。
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急に咲き出した春の花

2022年03月22日 | 山野草
片栗の咲いてる斜面に、多くは無いですが一輪草が見られます。 

キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、本州~九州に分布する日本固有種。 

この日は寒かったせいか3輪しか咲いてませんでしたが、蕾が沢山見られました。
気温が上がれば今週中にはもっと沢山見られるでしょう。

花の直径は3~4㎝。 

花に虫が止まってたので撮ってみました。
ハエの仲間でしょうか、ちょっと分かり難いですが胴体部分が派手な色をしています。
何なのか調べても判りませんでした。

シデコブシ(四手辛夷)の花、手前が被ってるのに気付かず薄っすらぼけてしまいました。 

同じ木に咲いてるのに花の色が随分違います。 

モクレン科モクレン属の落葉低木で、東海地方にのみ自生する日本固有種。 

環境省の準絶滅危惧種(NT)、愛知県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。 

とは言え園芸種が80種ほど有るようで、これは当然植栽物。
畑の道路脇に植えて有りました。

1時間ほどで自生地には行けますが、最近とんとご無沙汰してます。(^^;)

帰り掛けの川でタシギを見付けす、川の中を歩いてました。 

嘴が長いですね、嘴と同じ長さの線を引いてみました、2本の線は同じ長さです。
嘴は胴体の2/3程も有ります、長いですね。

その長い嘴を川底にブスリと差し込んで採餌してます。 

川岸の泥の中にもブスリと。

短い動画も撮ってみました、 今回も音が有りません、音量を下げ過ぎてしまったようです。(^^ゞ 

山野草が一気に開花し出しました、どこに何を見に行こうか迷ってしまいます。
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