有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

雨でもないのに水玉

2021年08月31日 | 山野草
山裾のちょっと湿った所に、濡れてない水玉を探しに行きました。
最初に見付けたのはこれ何?と思ったらヌマトラノオ(沼虎の尾)でした。
良く見るヌマトラノオではなく、変な形に一株だけ咲いてました。
まさか全く別の花?

そして有りましたよ濡れてない水玉、お察しの通りミズタマソウ(水玉草)です。(^^;)
アカバナ科ミズタマソウ属の多年草で、北海道~九州に分布。

ウシタキソウ(牛滝草)と言うそっくりさんがいて間違い易い。
見分けは↓の画像の〇の部分、ミズタマソウは葉柄の付け根が赤くなります。
葉の形も少し違い、ウシタキソウは赤線のように葉の基部が心形(♡)型。
茎の毛がボウボウで萼にも毛が有るのはウシタキソウ。

ただ葉の形は変異が大きく中間的なのも有るようなので、葉だけでは決め手に欠きます。 

和名の由来は見たまま、果実が水玉に似ている事から。 

↓の画像のように、花柄の付け根が赤くなるのもミズタマソウの特徴のようです。

対照君で花の大きさを、残念ながら上手く撮れませんでした。 

逆光で撮ってみました。(露出補正+1) 

ミズタマソウの近くに咲いていたミズヒキ(水引)の花。
珍しく見事に開花してるのが撮れました。

何時も花後ばかりを撮ってたのに、こんな事は珍しです。 

花の大きさを対照君で。 

ミズヒキにキンパラナガハシカ(金腹長嘴蚊)。 

おや!こんな所にサクラタデ(桜蓼)が。 

タデ科イヌタデ属の多年草で、本州~沖縄の湿り気の有る所に分布。 

例年9~10月頃に撮ってるので、8月に見たのは初めてのような。 

咲いてたのは数株だけでしたけど。 

最後は名前の判らない虫の幼虫、キリギリス科?それともバッタ科? 

8月も今日で終わりですね、早いもので今年も2/3が終わる事になります。
9月に入るといよいよ秋の花の出番に。
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湿地になった休耕田

2021年08月30日 | 山野草
まだ早い?と思いながら、山裾の小さな湿地周辺に花を見に行ってみました。
元々は湿った場所→田圃→休耕田→湿地と変遷、野草が復活した所です。
ヌスビトハギ(盗人萩)が沢山咲いてました。

今では外来のアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)の方が多く見られるように。
この花だけではなく、在来種はどんどん追いやられてます。

草叢にはツバメシジミ(燕小灰蝶)。 

草の葉の先端の雫。
普段殆ど周りの景色を載せませんが、雫の中の景色で少し雰囲気が解るかも。(^^;)


花が開いてるのが有りました、機会が合わずなかなか撮れません。 

草の葉の上に居たツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)。 

草の葉の上に居たツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)。 

ちょっと見分かりませんがカメムシの仲間。
カメムシ目ヨコバイ科オオヨコバイ亜科で、本州~九州に分布し、体長約13mm。

さて湿地の花は咲いてるかな?
目的の花の一つ目、ハッカ(薄荷)が咲いてました。

シソ科ハッカ属の多年草で、北海道~九州のやや湿った場所に分布。 

ただこれが西洋薄荷ではないかとの疑問が有ります。
残念ながら違いが良く分かってません。(^^;)

 まだ少し来るのが早過ぎたようでした。 

ハッカの花に蜂、種類は分かりませんが見事な腰のクビレです。
今にも折れそうに細いのは何故なんでしょう、こんなに細くする理由が解りません。

二つ目の花はコバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)。

キョウチクトウ科カモメヅルの蔓性多年草で、関東以西~近畿地方の太平洋側に分布。 


花の直径は7~15mmと小さいですが、更に小さなコカモメヅル(小鴎蔓)が有ります。 


コバノカモメヅルとヒメジュウジナガカメムシ(姫十字長亀虫)。
このカメムシはガガイモ、イケマ、カモメヅル等の旧ガガイモ科に付くそうです。

ハッカとカモメヅルは見られましたが、もう一つの花はまだ咲いてませんでした。
9月になってから再訪する事にしましょう。
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もう直ぐ夏も終わりかな?

2021年08月29日 | 生き物
蝉の声も徐々に小さくなって来ました。
クマもミンミンの声も遠くなり、ツクツクとヒグラシの声ばかりに。
そう言えばツバメも殆ど見なくなりました。
あっ!アブラゼミの声は依然と聞こえてます。

池のトンボも減って来ました、イトトンボやモノサシトンボは見られなくなりました。
でもシオカラトンボは相変わらずです。

池の周辺で沢山見られます。 

羽化する時期が長いのでしょうか。 

図鑑に依れば4~10月頃まで見られるとなってます。
モノサシやイトトンボも4~10月頃まで見られるとなってるのに、何故か見られません。

コシアキトンボ(腰空蜻蛉)はまだ居ました。 

以前は縄張りを見回って飛んでましたが、この日はとまってるのばかり。
疲れたのでしょうかね、見回りは大変なのかも。(^^;)

池の近くの田圃脇に居たオオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)。
これも5~10月となってました。

↑を横から。
シオカラだけではないですが、♂は何故青白くなるのでしょう?
アカネ科は赤くなりますが、これも何故赤なのでしょうね?

田圃の上を沢山の淡黄褐色のトンボが飛び交ってました。
てっきりアキアカネと思ったのですが・・・。
調べたら、なんとアキアカネでは有りませんでした。

アキアカネとは全く別、ハネビロトンボ(翅広蜻蛉)亜科のウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)でした。 

初夏に南から北上し、
一年多世代型で幼虫期が1ヶ月と短く、世代交代しながら北上します。
成虫もヤゴも越冬できないため、冬に全て死滅してしまうそうです。

長距離を飛ぶために他のトンボより薄くて軽く、触ると潰れそうなほど。 

殆ど飛びっぱなしで、なかなかとまらないので撮るのが難しいそうです。
今回偶然とまってるのを撮る事が出来ました。
殆どのトンボは胴の黒い線や模様が側面に有りますが、これは上側に黒筋が有ります。
上側に模様が有るのは他にウミアカトンボ(海赤蜻蛉)だけかと。(南西諸島のみに生息)
本州でこの模様のトンボを見たら、ウスバキトンボに間違いない・・・はず。(^^ゞ
※イトトンボを除く

沢山飛び交ってるところは上手く撮れないので、動画にしてみました。

ウスバキトンボを撮っていたら、足元に見た事のない色のトンボが。
撮った時点では種類は分かりませんでした。

帰ってから調べると、アオモンイトトンボかアジアイトトンボの未成熟♀のようです。
でもどちらなのか判然としません、微妙な違いを探してアジアイトトンボではないかと。

それにしても、この時期沢山飛び交うトンボがアカトンボではなかったとは。
知らないとは恐ろしい。(^^;)
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水田雑草を見に

2021年08月28日 | 山野草
暑さでバテて、昨日は記事を書く気にならずで。(;^ω^)

山裾の田圃に水田に咲く花を見に行ってみました。
オモダカ(面高)はちょっと前にも載せましたね。

アギナシ(顎無)を探してるのですが、水田では見られないようです。
オモダカの花は葉より低い位置に咲き、葉の側裂片の先端が針のように尖ります。

対してアギナシは、葉より高い位置に花を着け、側裂片の先端が丸くなる。
アギナシは葉脇に珠芽(むかご)を着けますが、オモダカは着けません。

ミズオオバコ(水大葉子)も咲いてました。 

トチカガミ科ミズオオバコ属の1年草で、本州~九州に水田、池や沼等に分布。
かつては水で雑草の一つでしたが、環境の変化で今や絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されてます。
環境省のRDBでは愛知は「その他」となってました。
RDB愛知には、生育地が多く絶滅が危惧される状態ではないと。

他に見られるのはイボクサ(疣草)ですが、ここには有りませんでした。
オモダカに似た花のウリカワ、ヘラオモダカ、サジオモダカを見てみたいです。
まだ見ぬ水田雑草は他に、チョウジタデ、ミズアオイが有ります。

田圃の横の斜面に咲いていたワレモコウ(吾亦紅)。
バラ科ワレモコウ属の多年草で、北海道~九州に分布。

名前もですが漢字も読めませんね、勿論言われて書く事もできません。(^^ゞ
名前の由来は諸説有るようで、知りたい方はWikiをご覧下さい、幾つか載ってました。
同科同属のナガボノワレモコウ(長穂吾亦紅)を見た事が有りません、見てみたいものです。

笹の葉に居たホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)。
体長30~40mmくらいで、関東以西~九州に分布。

名前のように胴が細いので、他のイトトンボより胴が長く見えます。
胴が細いと言われても分かり難いですよね。
簡単な見分け方は、眼後紋(目の後ろの青い模様)が左右つながってる事。
他に青色で眼後紋がつながってる種類は居ません。

小さな流れの薄暗い所にヤマムグラ(山葎)が一株だけ花を咲かせてました。 

他にも沢山有りましたが6月頃が本来の花期で、花は既に終わっています。 

とにかく小さな花なので暗くて撮れず、フラッシュ撮影です。 

流れの脇に居たサワガニ(沢蟹)。 

接写しようとしたら、石の下に入ってしまいました。
これも暗かったのでフラッシュ撮影です。

沢沿いを少し歩くとキマダラヒカゲ(黄斑日陰)が次々と。 

薄暗い所を好む蝶ですが、こんなに出て来るのは珍しいです。 


薄暗いので全てフラッシュ撮影です。
残念ながら羽を開いてるところは撮れませんでした。

梅雨も明け?いよいよ本格的夏ですね。(^^ゞ
エアコンの無い仕事場は暑くて堪りません、でも炎天下で働く人よりはましでしょうけど。
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小雨降る低山へ(3)

2021年08月26日 | 山野草
小雨降る低山続きですが、今日はキーボードを使って書いてます。
なんとかキーボードが使えないかと、最後の手段でキーボードに喝を入れてみました。
するとあら不思議、言う事を聞くように。
昭和の家電の直し方が今でも有効だとは思いませんでした。(^^;)

昨日コガンピで終わりましたが、今日はその続きで雨に濡れるコガンピ特集を。

花にも葉にも毛は有りませんが、雫が着き易いようで。 

霧雨で回りが霞んで来ました。 

花の大きさです。 

赤味の強いコガンピ。 

↑を別角度から見たら花に昆虫が居ました。 

直ぐ傍に咲いててもこんなに色が違います。 

白花にピントを合わせて。 

イヌザンショウ(犬山椒)の花。 

棘が互生するのがイヌザンショウ。(ホンザンショウは対生) 

まだキキョウ(桔梗)も咲いてました。 

↑を横から。 

まだスズサイコ(鈴柴胡)も咲いてました。 

ユウスゲは一日花、前日咲いてこの日の朝萎んだ花・・・だと思います。
まさかこれが夕方に咲くのを待ってる花なんて事は?

雫が沢山着いてたので撮ってみました、イネ科だと思いますが種類は分かりません。(^^;)

 この花が何時も困る花、キク科は間違いないのですけど。 

サワシロギクなのか、ヤナギノギクなのか、シラヤマギクとは葉が違うし・・・。 

似た花は本当に困ります。
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小雨降る低山へ(2)

2021年08月25日 | 山野草
昨日帰宅したらキーボードが全く反応せず、朝はなんともなかったのに。
電池を入れ替えても無反応、原因は不明。
現在スクリーンキーボードで文字を打ってますが、面倒な事この上なし。(>_<)
と言いながら昨日の続きです。
雨の低山の続きです。笹の葉にトンボが居ました、ヒメアカネ(姫茜)だと思います。


少し近寄って。 


こちらは目の下に小さな黒点が2個有るので、マユタテアカネ(眉立て茜)です。
↑もマユタテかも?

ヤマノイモ(山の芋)の花ですがこれ以上開きません。
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草で、本州~沖縄に分布。


少し離れた木に絡み、大量の花を咲かせてました。 


そしてこの時雨が降って来ます、この日一番の雨でした。 


折角降ってるので、雨を入れて撮ろうとするも、上手く写ってくれません。 


傘を差しながらの撮影です。 


少し登ると名残りのシモツケ(下野)が咲いてました。 


例年ならまだ猛暑の頃ですが、雨なので気温はそれほど高くないです。
でも合羽に長靴では暑い事、少し登っただけで汗びっしょり。

雨は止む気配が有りません。 


雫を撮るには好都合なのですけど。 


カメラを濡らさないようにするのに苦労します。 

アキカラマツ(秋落葉松)にはたっぷりの雫が。 

雄蕊が多いので雫がつ着き易いのでしょう。 

コガンピ(小雁皮)も雨に濡れています。 

と言ったところで次回に続く。
スクリーンキーボードではこれが限界です、目がどうかなりそう。(>_<)

カメラを濡らさないようにするのに苦労します。 

アキカラマツ(秋落葉松)にはたっぷりの雫が。


雄蕊が多いので雫がつ着き易いのでしょう。

コガンピ(小雁皮)も雨に濡れています。 

と言ったところで次回に続く。
スクリーンキーボードではこれが限界です、目がどうかなりそう。(>_<)
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小雨降る低山へ(1)

2021年08月24日 | 山野草
雨が続いて出掛けるのが億劫になりますね。
でも我慢できずに、何時も行ってる低山に行ってしまいました。
上下合羽を着て長靴履いて、撮影時にカメラが濡れないように傘も差して。(^^;)
と言ってもそれほど雨は降ってなく、用心のため程度、ただ長靴は必須です。
花後のアキノタムラソウに寄り掛かったアキカラマツ(秋落葉松)。

キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で、北海道~九州に分布。 

花弁は無く、多数の雄蕊に水滴が着き易いので、雨の日の良い被写体。(^^) 

オトギリソウ(弟切草)が咲いてました。
オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で全国に分布。

葉、花、萼片に黒い点が有り、この点が名前の由来の血飛沫の跡。 

この花も雫が着き易いようです。 

対照君をまた改良してます、今度は濡れてもポケットに入れててもボロボロになりません。 

雨に濡れる翅ボロのツバメシジミ(燕小灰蝶)。 

咲き始めのサワヒヨドリ(沢鵯)が一株。
キク科ヒヨドリバナ属の多年草で全国に分布、アサギマダラが好む花。

キンミズヒキ(金水引)も咲いてます。 

バラ科キンミズヒキ属の多年草で、北海道~九州に分布。 

イトトンボがゆっくり飛んで草の葉にとまりました。
さて何トンボやら?一応調べてアジアイトトンボ(亜細亜糸蜻蛉)と同定しましたが・・・。

花後のノギラン(芒蘭)。
キンコウカ科ノギラン属の多年草で本州~九州に分布。

例年花を撮ってましたが、今期は花期を逃してしまいました。(T_T)
ただ花被片は花後も落ちずに残ります。

対照君で花の大きさを。 

雨宿りするキマダラヒカゲ(黄斑日陰)、これはサトかヤマか?
相変わらず区別が付きませんがサトではないかと。

(2)へ続く・・・。
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稲作中の水田周辺で

2021年08月23日 | 山野草
休耕田から少し離れた稲作中の水田に移動してみました。
雨の中、キツネノマゴ(狐の孫)に居たキタキチョウ(北黄蝶)。

真上から撮ったらペラペラで分かり難い。(^^;)

翅を開いてくれなかったので、ツマグロ(褄黒)か確認できず。
キタキチョウでしょう、絶滅危惧ⅠBのツマグロは簡単に見られませんよね。

またキマダラヒカゲ(黄斑日陰)が居ました、これもサトではないかと。 

コマツナギ(駒繋ぎ)が咲き始めています。
マメ科コマツナギ属の落葉小低木で、本州~九州に分布。

花の着き方が違いますけど、葉も花もハギ(萩)とそっくり。 

落葉小低木ですが、蔓性に近いような。 

田圃の中に咲いていたオモダカ(面高)。 

オモダカ科オモダカ属の多年草で全国に分布。 

そっくりのアギナシ(顎無)を見たいのですが、水田では殆ど見られないようです。
RDBでは準絶滅危惧指定ですが、愛知では「その他」となってます。
「その他」って何?
愛知のRDBには「休耕田でも見られ、さしあたり絶滅が危惧される状態ではない」と。

水田横の斜面にツルボ(蔓穂)が咲いてました。 

キジカクシ科ツルボ属の多年草で全国に分布。 

陽当たりの良い場所を好み、花を総状花序につけて下から咲き上がります。
雫の着いた花で、少し玉ぼかしを入れて。

花の大きさを対照君で。 

少しですがサワシロギク(沢白菊)も咲いてました。
キク科シオン属の多年草で、本州~九州に分布する日本固有種。

花がまだ白なので咲き始めたばかりですね。
※開花後、次第に淡紅色に変わります。

それにしても晴れません。
雨は少ないですが、ずっと曇りが続いていてまさに梅雨です。
本来の梅雨の時期でも「梅雨の晴れ間」が有ったのに。
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雨の休耕田とその周辺

2021年08月22日 | 山野草
雨の休耕田とその周辺で花探しが続きます。
畔の脇に咲いていたコケオトギリ(苔弟切)。

オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、全国の休耕田などの湿った場所に分布。 

雨で濡れ、花の輪郭や細部がはっきり写りません。
 

逆に雫を意識して横から撮ってみました。 

ヒメヤブラン(姫藪蘭)が一輪。
この花は、湿った所より陽当たりの良い場所を好むはずなのに。

雨粒を溜めたチゴザサ(稚児笹)、イネ科の植物は雫が着き易いです。 

休耕田は勿論、全国の湿地や湿った場所で群生してるのが良く見られます。 

斜面の下にミズギボウシ(水擬宝珠)が点々と咲いてました。 

キジカクシ科ギボウシ属の多年草で、中部以西~九州の湿った場所に分布。
環境省のRDBは指定外ですが、隣の三重県では準絶滅危惧種に指定されています。
他にも四国南部と九州南部では絶滅危惧Ⅰに類指定されてました。

花数が少なく、花はあまり開かず、オオバ、コバ、ミズの3大?ギボウシの中で一番弱々しく見えます。
花は一日花で下から順に咲き上がって行きます。

見栄えのする雫が無いか探しましたが、良いのが有りませんでした。(^^;)

休耕田内に咲いてたコナギ(小菜葱)。 

ミズアオイ科ミズアオイ属の1年草で、本州~沖縄に分布。
水田の厄介者と言われる程でしたが、こちらではなかなか見られなくなってます。

何故か決まった田でしか見られず、隣の田では全く見られない事が多いです。
この休耕田の隣の休耕田には有りません。

草の上に大きな蛾が翅を休めてました。(オスグロトモエ・雄黒巴)
蛾がこんな明るい開けた所に居るのは珍しいような?

林縁に咲いてた白い花、何でしょうね?
多分柑橘系の花だと思いますが、似た花が多くて分かりません。(^^;)

次回は少し場所を移した田圃周辺の花を。
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雨の山裾の休耕田

2021年08月21日 | 山野草
雨が降り続いてます、昨日までの総雨量が約500mmになりました。
時折激しく降ったり(時間最大雨量37mm)、夜中に物凄い突風も。
当市と隣の市とで3個の竜巻も観測されました。(幸い被害は無し)
天気が悪くても花期は進んで行き、時期を逃してはと雨の中出掛けます。
行先は3年前まで稲作をしてた山裾の休耕田。
畦道を歩いていると大きな蝶が飛び出しました、キマダラヒカゲ(黄斑日陰)です。
サトかヤマか悩みましたが、多分サト(里黄斑日陰)ではないかと。

休耕田脇の斜面にはママコナ(飯子菜)が咲いています。 

ハマウツボ科ママコナ属の多年草で、北海道~九州に分布。
↓はまだ開花してない株。

花の大きさは対照君で。 

名前の由来は、花冠の中の白い部分を米粒「飯(ママ)」に見立てたもの。

畔には一花だけ小茄子が咲いてました。
サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、全国に分布。

葉は沢山見られましたが、何故か咲いてたのは一花だけ。
本来5~6月の花なので、今頃咲いてるのが変。(^^;)

田圃の畔の定番ミゾカクシ(溝隠)。
キキョウ科ミゾカクシ属の多年草で、全国に分布。
※今では定番ではなくなってるような。

色の濃いミゾカクシ。

雫が着いてたので、雫を主役に。 

田圃だった頃は見られなかったヌマトラノオ(沼虎の尾)が。 

元々有ったのが復活したのか、それとも新たに生えたのか?
↑と↓は蕾の方が多いです。

こちらは良く咲いてました。 

ヌマトラノオの茎と花穂は普通直立しますが、ここのは曲がってるのが多い。

どうしてこんなに曲がってるのでしょうね? 

花が僅かしか着いてない株で花のアップを。 

次回も休耕田と周辺の花等を。
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