有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

花期がはっきりしない花は咲いてたか?

2020年05月31日 | 山野草
花期のはっきりしない花の場所へと登ります。
高そうに聞こえますが、目的地は標高300m程の所です。(^^;)
松の木の枝に鳥がとまりました、大きさからヒヨドリだろうと思いながら撮ってみます。
見事正解、ヒヨドリでした。(^^)

お馴染みになったヤマトシリアゲ(大和挙尾)も。

虻も居ます、撮った時は名前は分かりませんでした。


調べたら、マガリケムシヒキアブ(曲毛虫曳虻)と言う虻でした。

ウグイスカグラ(鶯神楽)の実が生っていました。

目的地に到着、肝心の花はと言うと・・・残念な事に咲いてませんでした。(T_T)
僅かに小さな蕾を数個見付けただけ、開花は一週間~10日後になりそうな感じ。
仕方有りません、再訪する事にしましょう。
ガッカリしながらも、花を探しながら別の道で下りますが、あまり咲いてませんでした。
なんとか見られたのはガンピ(雁皮)です。


ジンチョウゲ科ガンピ属の落葉低木で、東海以西~九州に分布する日本固有種。
コウゾ(楮)、ミツマタ(三椏)と並んで、和紙の原料になります。
花弁に見えるのは萼筒で花弁は有りません、萼筒の長さ約8mm、先端の直径約5mm。

昨日とは別の場所にもハンカイソウがも咲いていました。
これから開くのかな?花弁がやけに細かったです。

僅かな水に反射する光を入れてみました。

ササユリ(笹百合)の蕾を見付けます、この花が咲頃は本格的夏ですね。

他に花が見付からないので、ウツギでも撮っておきましょうか。(^^;)

マルバウツギとコゴメウツギがほぼ終わり、ウツギの花が目立ちます。

青空とウツギ。


山を降りた麓にはセンダン(栴檀)の花が咲いていました。
センダン科センダン属の落葉高木、分布域が図鑑に依り違っていました。
四国~沖縄と、伊豆半島以西~沖縄とする図鑑が。

海外では熱帯から亜熱帯に広く分布するようです。

「ササユリが咲くと夏」と言いましたが、ササユリが終わると山野草は一段落になります。
その前に見られなかった花を見に行かなければ。
次回は撮り溜めていた生き物を。
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花期がはっきりしない花の様子を見に

2020年05月30日 | 山野草
毎年見に行くも、何故か見る事が出来ない花を見に。
この時期に咲くはずなんですけど・・・。
その花の有る所は山の中腹、まずは他の花を撮りながら登ります。
アザミ(薊)が咲いていました。

ノアザミ(野薊)としておきましょう、なにしろ100種以上有るので良く分かりません。
この辺りで見られるのは限られてるでしょうけど。


やや湿った所に咲いていたハンカイソウ(樊噲草)。
キク科メタカラコウ属の多年草で、静岡以西~九州に分布。

花の直径が8~13cmと大型の花。

ガマズミ(莢蒾)だと思います、この手の花もややこしい。(^^;)
調べられるように葉も入れておいたのですが?

スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。

ガマズミの花って、上がこんな風に平らになりましたっけ?

シライトソウ(白糸草)が点々と咲いていました、何度も載せたので詳細は省略。(^^)

上の方ではまだ咲き始めたばかりのも。

さて、ここからややこしい花(話し)になります、それはタツナミソウの事です。
この日、シソバタツナミ(紫蘇葉立浪)が沢山咲いていました。
 ※葉にシソの葉に似た、濃紫色の筋(斑)が入るのがシソバタツナミ。
シソバタツナミが確立した種なのか、それともタツナミソウやコバノタツナミの変種なのか。


更に、何時も見ているのがタツナミソウなのかコバノタツナミなのか?
更に更に、ここのタツナミソウは他で見るそれよりもずっと小型。
コバノタツナミと言うより、コタツナミ(小立浪)かヒメタツナミ(姫立浪)と言った感じ。
↓ は比較対象に1円玉を置いて。

大きさはともかく、タツナミの葉先はやや尖り、コバは丸みを帯びると図鑑には。
↑ と同じ株を上から見ると、葉先が尖ってるように見えるので、小さくてもタツナミ?

↓ はシソバですが、葉先は丸みを帯びているのでコバなのか。

同じくシソバですが、やはり葉の先端は丸みを帯びてます。
これはタツナミ、それともコバ?


コバは茎や葉柄にビロード状の毛が密生するようですが、密生とはどの程度でしょう。
↓ のシソバは、茎にも葉にも密生してるように見えます。

↓ は濃紫色の筋が無く、↑ よりも毛が少なそうなのでタツナミ?


因みに近くに咲いてた別の株ですが、花の大きさはこれくらい。

あ゛ぁ~っ、何が何だか分からなくなって来ました。(>_<)
面倒なので、全てタツナミソウと言う事にしましょうか。

タツナミソウで悩んでいて、まだ目的の花の場所に着いてません。


次回は辿り着けるかな? (^^ゞ
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続・見られなかった花を再訪

2020年05月29日 | 山野草
少し前に見られなかった花を再訪の続きです。
とその前に、林道の広場で腹ごしらえを。
焼きそばに前日の晩のおかずの残り物、手作りコロッケを添えて。(^^♪


林道に咲いていたオオジシバリ(大地縛り)に訪花するヒラタアブ(扁虻)。
山でなくても見られる光景ですけど。(^^;)

ニガナ(苦菜)も沢山咲いています、これも山でなくてもどこでも見られます。

ここでの目的の花がこちら、シロバナクサナギオゴケ(白花草薙尾苔)です。

林道の所々に咲いていますが、ご覧のような細い茎なので、僅かの風で揺れます。

撮り難いので風の無い林内へ。
風が無いのは良いのですが、薄暗いので別の意味で撮り難い。(◞‸◟)

キョウチクトウ科カモメズル属の多年草で、関東~近畿と四国に分布する日本固有種。
花色は褐紫色~淡紫色が普通ですが、この辺りでは殆ど白花です。

花の拡大です、直径は6~9mm。

環境省の絶滅危惧Ⅱ類、愛知では準絶滅危惧種に指定されています。

再訪したもののまだ花が少なく、ここに一株だけ有った褐紫色の花は咲いてませんでした。

薄暗い中でも、少ない木漏れ日で透かし撮りをしてみましたが・・・。

やはり光量不足は否めません。

ここにはシライトソウ(白糸草)も沢山咲くのですが、この日は僅かしか咲いてませんでした。


一応これで見られなかった花を見る事が出来ました。
後はウツギとマルバウツギでも撮りながら山を降りましょう。
ウツギ(空木)の花。

こちらはマルバウツギ(丸葉空木)、違いが分かりますか?


見分け方は、花の中心のオレンジ色の花盤の有無。
↓ の画像の一番下の花の中心、オレンジの輪が花盤です。

↓ はウツギ、ちょっと分かり難いですが、花の中心にオレンジ色は見られません。
もう一つの見分け方は花糸(雄蕊)です、雄蕊の葯(花粉)の下を良く見て下さい。
ウツギは怒り肩で、葯の直ぐ下に左右に張り出した突起が有ります。

対してマルバウツギはなで肩、葯の下に左右の突起は無く槍の穂先のような形。
花盤と雄蕊の形で簡単に見分けられます。

次回はそろそろ咲いてるかな?と、花期がはっきりしなかった花を見に行った結果を。
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見られなかった花を再訪

2020年05月28日 | 山野草
見に行ったものの、まだ咲いてなかった花を再訪してみました。
最初は、例年5月初旬に咲いてるはずのフタリシズカ(二人静)の場所へ。
一応咲いてましたが、まだ数株しか咲いてません。


一体どうなってるのでしょう、これも暖冬だったせいでしょうか?
前後をぼかしてソフトフォーカスな感じで。

ハナイカダ(花筏)が実になっていました。

完熟するとどうなるのでしょう?見た事有りません。


次は、前回は蕾が僅かに見られただけのアリドオシ(蟻通し)です。
これも一応咲いては居ましたが・・・。

まだ花数が少なかったです。

これも例年5月初旬に撮ってるのですけど。

薄暗い所に有るので、私のカメラでは画質が荒れてしまいます。

別の場所へ別の花を見に移動すると、聞いた事のない鳥の声が。
辺りを見回すと居ました、この時期鳥を見付けられる事は滅多に有りません。

直ぐに飛ばれましたが、少し離れた所にまたとまります。
初めて見る鳥で名前は分からず、帰ってから調べるとキビタキ(黄鶲)でした。
夏鳥のようなので、これから見られるのかな?

ヤマムグラ(山葎)が沢山咲いています。

アカネ科ヤエムグラ属の1年草で、本州~九州の山地のやや乾いた所に分布。


沢山咲いてると言っても花の直径は僅か2~3mm、知らなければ殆ど気付きません。

ヤエムグラ属は20種以上有り、平地や海沿いで見られるのも有ります。
しかし如何せん花が小さく、直径が1mmほどのも有り殆ど気付かれません。

お馴染みのコジャノメ(小蛇の目)が居ました。

そっくりさんにヒメジャノメ(姫蛇の目)が居て、違いが微妙です。

珍しく翅を開いてるところが撮れました。
翅を閉じてとまるので、今まで翅表を撮った事は少ないです。

次回も、前回見られなかった花の再訪の続きです。
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湿原と周辺の花

2020年05月27日 | 山野草
湿原までに時間が掛かってしまい、ようやく湿原に到着。
この日の目的の花、3種類目は湿原内に咲いてる予定です。
湿原に入り直ぐに目に留まったのがこちら、トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)。
 ※昨年まで「小」を付けてませんでしたが、「小」を入れた方が正しいようなので。
湿原内に赤い葉が目立ちます。

モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草食虫植物で、東海~近畿に分布する日本固有種。
花茎が伸びて今にも咲きそうでしたが、この日開花したものを見る事は出来ず。

そしてこちらが3種類目の目的の花、トキソウ(朱鷺草)です。
ラン科トキソウ属の多年草で、北海道~九州の陽当たりの良い湿地に分布。
薄いピンクの花色が、鳥の朱鷺(トキ)の羽根色に似ている事が名前の由来。

大きく開いているのは萼片で長さ15~22mm、側弁と唇弁は凡そ14~22mm。
環境省の準絶滅危惧、愛知では絶滅危惧Ⅰ類指定種。

これで目的の3種の花を見る事ができたので、他の花でも探しましょう。
この日湿原には他に花は見られず、周辺で花を探します。
叢の中にタツナミソウ(立浪草)が咲いていました。


写真を撮っていて、ふと花に何か着いてるのに気付きます。
小さくて良く見えないので、帰ってから確認するとダニのような?
調べてみましたが解りませんでした。

ハンカイソウ(樊噲草)が一輪だけ咲いていました。
キク科メタカラソウ属の多年草で、静岡以西~九州に分布。
山野草としては特大の部類で、背丈が50~100cm、花の直径は8~13cm。

まだ咲いたばかりのカザグルマ(風車)が一輪。
開花後二日もすれば傷んでしまうので、なかなか新鮮なのを見る事が出来ない花。

この花も山野草では特大の部類で、直径7~12cm。

タンザワウマノスズクサ(丹沢馬の鈴草)もまだ咲いてました。

実が爆ぜたところを見たいのですが、未だ見られず。(T_T)
爆ぜると、これまた二日ほどで種が風に飛ばされ全て無くなってしまうようなので。

他に花を見付けられなかったので、以下はここのところ良く登場するトンボでも。
アサヒナカワトンボ(朝比奈河蜻蛉)。

大きさ42~57mm、本州~九州に分布し、4~8月頃に見られるようです。

♂は透明の翅のタイプと、褐色の翅のタイプがいるそうです。(♀は透明)
今まで撮ったのは全て透明でした。


♂は成熟すると、シオカラトンボのように白い粉をまとうようになります。

正面から撮ってみました。
そっくりさんにニホンワカトンボが居て、本当にアサヒナで良いの?になりました。(+_+)

イボタノキ(水蝋木)に訪花するアオスジアゲハ(青筋揚羽)。

木登りをするカナヘビ(金蛇)。

次回は見に行くのが早く、見られなかった花の場所を再訪した結果を。
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また何時もの湿原へ

2020年05月26日 | 山野草
今回は3種類の花が目的で行きました、咲いてるかな?
まずは湿原に向かう遊歩道に咲いてた花から。
コマユミ(小真弓)が咲いてました。


コマユミにしては花弁が細長いので、マユミかと思いました。
しかし、マユミの葉は基部が一番幅広で、コマユミは先端側が幅広。
と言う事でコマユミとしました。

花弁の形だけでは判断できない事が解りました。(^^;)

ナツハゼ(夏黄櫨)も咲いていました、最初の目的の花です。

ツツジ科スノキ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。

鐘形の花冠は長さ4〜5mmと小さく、遊歩道脇に咲いてるのに殆どの人は気付きません。
目的の花の一つ目は撮りました。

そして二番目の目的の花です、それはエンシュウムヨウラン(遠州無葉蘭)。
って、この画像では良く分かりませんね。(^^;)

花を拡大したのがこちら、花の長さは約15mm。

ラン科ムヨウラン属の多年生菌従属栄養植物で、本州に分布する日本固有種。
 ※以前は愛知と静岡のみに分布とされていましたが、近年各地で確認されています。

林下の薄暗い所に自生するので、私のカメラでは撮るのに苦労します。

花は殆ど開かないので、花の中は撮れませんでした。

似た花にムヨウラン、ホクリクムヨウラン、ウスギムヨウラン、クロムヨウラン等が有ります。
まだ湿原に入っていないのに、2種類目も撮る事が出来ました。

湿原の直ぐ手前に咲いていたエゴノキ(野茉莉)。
もう終わり掛けで、地面に大量の花が落ちていました。

高木なのでかなり高い所に咲いていて、反り返って撮っていたら転びそうに。(^^ゞ

次回は、湿原内と周辺に咲いてた花を。
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公園の花と生き物

2020年05月25日 | 生き物
近所の公園で撮った花と生き物です。
腰の高さ程の垣根を良く見たらニシキギ(錦木)でした。


秋に奇麗に紅葉するので使われたのでしょう。

公園とは言え、殆どが自然のままの山、立夏を過ぎたこの時期は流石に花は少ないです。
外来の名前が難しくて覚えられない花は咲いてますけどね。(^^;)
そんな名前の解らない花にタイワンタケクマバチ(台湾竹熊蜂)が。
外来の花に外来の蜂・・・。


池周辺では、シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)が沢山飛んでました。

子孫を残すための営みも其処彼処で。

サナエトンボ(早苗蜻蛉)も見られます。
〇〇サナエと名前が付いてるはずですが、種類は分かりません。
因みにサナエトンボは、両目が接してるか離れてるかで見分けられます。
目がはっきり離れてるのがサナエトンボです。(これで合ってると思いますけど(^^;)

同じ個体を低い位置からも撮ってみました。

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)も。

これも度々登場する見慣れた蝶です。

池からけたたましい鳴き声が、見るとカイツブリ(鳰)が一羽。
留鳥なのでこの時期でも見られますね、羽が繁殖羽になっています。

初夏なのに色付いてるモミジが。

春から赤いモミジの種類は色々有るようです。
代表的なのがノムラモミジ(野村紅葉)とデショウジョウ(出猩々)だとか。
ノムラは春から秋まで紅く、デショウジョウは春は紅、夏に緑になり、秋にまた紅葉するそうです。

この画像だけ見れば、初夏とは思えませんよね。

次回はまた湿原の花を。
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近所で撮った花

2020年05月24日 | 山野草
今回は近所で簡単に撮れる花を。
道路脇のキリ(桐)の花。

キリ科キリ属の落葉高木で、中国中部原産の帰化種とされています。
帰化種とは言っても、かなり古い時代に渡来したようです。
日本にも、大分と宮崎県境の山岳地帯に自生地が有るとか。

花が高い所に咲いていて、花の中を上手く撮れませんでした。

次は、近くのお寺の庭に毎年咲くセッコク(石斛)。

ラン科セッコク属の多年草で、東北南部以南~九州に分布する着生植物。
環境省は指定してませんが、愛知では準絶滅危惧指定です。

園芸品種が多数有るようです。
栽培目的の採取で、自生の物は激減したとか。

このセッコクが自生なのか、それとも着生させたものなのかは不明。


白花も咲いていました、まだ蕾が多かったです。

淡紅色と白花は別々の木に着生しています。

咲き始めと開花後で色が変わるのですかね?

こちらは公園の池に咲いていたコウホネ(河骨)。
スイレン科コウホネ属の多年草で、北海道~九州の浅い池沼に分布。
名前の由来は、根茎が白くて骨のように見える事からだそうです。


同じ池に咲いていたアサザ(浅沙)。
ミツガシワ科アサザ属の多年草で、北海道~九州の湖沼、溜池、水路等に分布。

名前の由来は色々有るようです。
朝咲く→アサザキ→アサザとか、浅い所に咲く→浅咲き→アサザとか。
環境省の準絶滅危惧指定種、愛知では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
当然画像のは、自生ではなく植栽です。(^^;)

次回も近所の公園で撮った花と生き物を。
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低山徘徊は花少なめ(3)

2020年05月23日 | 山野草
低山の中腹から林道を下ります。
あれっ!こんな所にフタリシズカ(二人静)が、ここに有るのは知りませんでした。

キランソウ(金襴草)も咲いていました。
以前巨大なキランソウに悩まされましたが、今回も葉が巨大なキランソウでした。
でも花は普通の大きさ、今度は悩まずにキランソウと同定。

上唇の兎の耳(矢印部分)が小さいので間違いないでしょう。
それにしても、山で見るキランソウの葉は何故大きいのでしょうね?
春先に平地で見るキランソウは、探すのも苦労するほど小さいのに。

シソバタツナミ(紫蘇葉立浪)も咲いていました。
花はタツナミソウと同じですが、葉にシソの葉のような紫の筋が目立ちます。


って、肝心の葉が少ししか写ってませんね。
普通のタツナミソウは葉裏も緑、対してこちらは葉の裏が紫になります。


コナスビ(小茄子)が点々と咲いていました。

名前はナスビですがナス科では有りません。
サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、全国の林縁などに分布。
名前の由来は、実が生ったばかりのナスに似ている事から。

カザグルマ(風車)が2輪咲いてましたが、既に変色し始めていました。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類指定、愛知では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。

麓に近くなって来た所に、タツナミソウ(立浪草)がかたまって咲いていました。

シソ科タツナミソウ属の多年草で、本州~九州に分布。


コバノタツナミと良く似てますが、下唇の両側に斑紋が無いのでタツナミソウとしました。

前述のシソバタツナミの葉裏が紫に対し、葉裏も緑なのが解ります。

麓まで下りて来たらウツギ(空木)が咲いてました、今期初見です。
アジサイ科ウツギ属の落葉低木で、北海道~九州に分布し、別名はご存じ「卯の花」。

そんな卯の花にアオスジアゲハ(青筋揚羽)が訪花していました。
開張53~64mm、前翅長45~46mm。
アオスジの名ですがどう見ても緑ですよね、これは信号の青が実際は緑と同じ理由です。

マルバウツギ(丸葉空木)も咲いてました。
既に散々載せてるので今までと違う撮り方で、逆光で花弁を飛ばし気味にしてみました。

そんなマルバウツギに訪花していたのはクモヘリカメムシ(蜘蛛縁亀虫)。
カメムシなので触ると臭いのかも?と、触りませんでした。(^^;)

次回は近所で撮った花などを。
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低山徘徊は花少なめ(2)

2020年05月22日 | 山野草
低山の花探しの続きです。
少し見晴らしの良い所に出ました、山にブナ科の花が咲いてるのが見えます。
淡黄色のモコモコして見えるのが全てブナ科の花です。

この時期に山を見ると、針葉樹と広葉樹、常緑樹と落葉樹の分布が良く解ります。
↓ は見事に分かれてますね。
これを覚えておくと、秋に紅葉が見られ場所と言う事に。

ズミ(酸実)が咲いていました、別名コリンゴ(小林檎)とも呼ばれます。
バラ科リンゴ属の落葉小高木で、北海道~九州に分布。

蕾の時は赤く、開花すると白くなり、花の直径は2~3cm。

こちらはズミだと思って気なしに撮っていた花。
ところが帰って見て花が八重だと気付きます。(^^;)

八重のズミ?それとも別の種類?
別の種類で調べてみましたが、分かりませんでした。

そんな八重の花に居たハナムグリ(花潜)。

また登山道を歩いて行くとカナヘビ(金蛇)を見付けます。
カメラを構えた瞬間「パクッ」と何かを咥えましたが、その瞬間は撮れず。

食後の顔をアップで

まだキンラン(金蘭)が咲いていました。

相変わらずポツリポツリと社会的距離を取って。(^^;)

小さな花のオニドコロ(鬼野老)。
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草で、北海道~九州に分布。
雌雄異株で ↓ は雄株の雄花、花の直径は3~4mm。

トウバナ(塔花)が沢山有りましたが、花は既に殆ど落ちてしまってます。

シソ科トウバナ属の多年草で、本州~九州に分布。

ここのところ良く登場するマルバウツギ(丸葉空木)もあちこちに。

今が全盛のコゴメウツギ(小米空木)。
訪花しているのは、モモブトカミキリモドキ(腿太髪切り擬き)の♀。

ミドリハコベ(緑繁縷)だと思いますが・・・ハコベも種類が多いです。
ミヤマハコベを見たいのですけど、こんな低山では無理なのかなぁ・・・。

中腹まで登り、別の道で下ります。
次回は下りの途中で見付けた花を。
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