よく、自分の変化についてゆけないことがある。 そんな時、脳が腐り、嫌な臭いを撒き散らす。 次第に心が病に蝕まれてゆくのが、よく解る。 どうしようもない。 明日に口づけ。そして冷たくなった子供に青い水中花を。 どこかで絶え間無くスイッチ、スイッチ。 人々は皆、やけくそになってスイッチを切ったり入れたりを繰り返す。 そのたびに僕の頭に烈しいノイズがぁぁあ、散るっ! 又だっ! もう、いい加減にしてほしいぃぃい! 世界中から全てのスイッチを消して欲しいんだぁあああ! 皆、消えちまえばいいんだぁぁぁぁあああああああああ! ビビ~、ブチッ、ビッビッビ、クリッククリック、カチッ! この胸を切り刻むような電波!電気音!ぐぅぅおぉおお! 頭が狂いそうだぁぁあ!! 早く、スイッチか、人か、どっちか消えて無くなれぇぇえ! 僕が背後に回っても、少女は透んだまんまだった。 僕は、手を少女の胸と下半身に這わせて、もっとも醜い、いじけきった笑顔を作った。 少女はゼリーのような表情で、1㎜も動かず、相変らず、雲を見ていた。 僕の顔と胸は、熱され、蒸気を出した。 僕は度を失い、最も卑劣な事って何だろう、と考え、それを絶対、今、この少女に行わなければならないと、確信していた。 僕は、歪んだ笑顔のまま、ピンクのズボーンと真っ赤なブリーフを脱ぎ、少女の顔を、力まかせに、巨大にして偉大なる、例の奴に押し付けた。 少女は、おとなしく、僕を慰めた。相変らず、少女は無表情だった。 波の音が、シューシュー聞こえた。少女の鼻歌かもしれなかった。 少女は、こわれたラジオか、音の無いレコードのようだ、だって、夏のジリジリした感触が、過去になって、さざめくんだから、ラ・ラ・ラ・チャ・チャ・・・事が済むと、少女はクチビルを拭い、そのまま人形のように静止した。 僕は、再び、もっと卑劣な行為を探し始めた。少女のひとみに白い波と、青い空が、うつっていた。 僕は去ってゆく自分の足音を聞いた、風景が、あしもとから、急に落下し、空が、ずれたようだ。 小さく口笛と、鈴の音が通り過ぎ、僕は、元に戻った景色を前にして、少女を力いっぱい、ぶんなぐったぁあああああ! 歯が血と一緒に吹き出し、鼻が縦に切れたので、僕は、あざけるように笑い、次々に容赦なく、ブン殴ったぁああああ! 少女の顔は、赤い風船のようになった。 荒い息をして横たわる少女の黒いスリムなジーンズを僕は、ゆっくりと、剥いだ。中から、太陽を映す、まぶしい肌が、僕に小さなトキメキを与えた。 薄っぺらい布きれを引き剥がし、僕は、手を肛門に突っ込んで、わざと爪をたてて、掻き回して、余った手では、白い腹を、しこたま殴りつけた。 僕の心の中は、とてつもなく、ひん曲がった苦痛で、死んでしまえば、一番よいと、感じていたが、顔はアハハ、ウヒャヒャと笑っていた。 僕は自分が嫌いだ!僕は、とてつもなく少女が好きだ! 僕は、きっと、この少女が死ぬまで、ここを去らないだろう!去ってのち、また、僕はユーウツに悩まされ、顔はもっと、みにくく、ゆがんでゆくことだろう。 夜が、きっと、あの暑い夏の夜が、きっと恋しくなっているだろう。 白い砂を、少女の口の中に、つっこみ、指の爪を剥がし、もがき苦しむ顔を、アハハ、アハハハハ、ウハウハウハアハと楽しみ、陰部に、ツマヨウジを突き刺し、僕は、僕は、ああ、なんて自分はイヤな人間なんだろうと思うのだ。そして、それが優越の一つともなる。 ああああああああああああああああああああああああああああ! スイッチがぁぁあああ!スイッチが、僕を狂わすんだぁぁああああ! どこまでも卑劣だぁぁあああああああああああああああああああ! どこまでも純粋だぁぁぁぁぁああああああああああああああああ! 世界なんてぇ!全てぇ消えちまえばいいぃぃぃぃいぃぃっぃっぃい! ぎゃぁぁっぁぁっぁぁぁっぁああああああああぁぁぁあああああああ! カチッ!パチッ!くりっくくりっく! 僕を狂わすんだぁぁああああ、スイッチがぁあああああああああ! 消えろォおお! 特に街と人と笑顔と海と山と空と、うるせぇテレビとイラつく集団アイドルと馬鹿人間製造装置スマホと、ブスとウンコと春と秋は、消えちまえぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇっぇえぇええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇえぇええええええぇえっぇぇえっぇぇえぇえぇぇえぇぇぇぇえぇえええぇえっぇえっぇえええええええ! |
kipple
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