組立てを進めているコルナゴのクロモリフレームを使った自転車
今回はチェーンの長さを決め、取り付けましょう
自転車の組み立ても進み変速機が動かせる状態になりました
自転車にとって大切なチェーン 今回はその整備を進めて行きます
チェーンはこの自転車の為に用意した 6~8速対応の
シマノ CN-HG50 これは事前に良い状態に整備をして
います 使う工具はチェーン切りとチェーンフッカー
整備風景 【 使用前のチェーンの手入れ CN-HG50 】
チェーンの長さを決めるのにはリアホイールが
必要です
事前に整備をしたチェーンはとても良い状態です
このインナーリンクから チェーンを通して行きます
フロントディレーラーをアウター側に操作し
チェーンをアウターギアに掛けて行きます
リアディレーラーはトップ側です チェーンを
トップギアに乗せ 変速機のプーリーにも正しく
乗せて行きます
変速機のプーリーケージにはチェーンの脱落防止の
爪が有ったりします その辺りは間違いの無い様に
チェーンを通して行きます 上の写真が正解です
ここは良く間違う所です
チェーンフッカーを使いチェーンを仮止めします
その時の変速機の状態です チェーンの長さを
決めるのはこの変速機が頼りです
リア変速機には上下のプーリーが有ります
その中心には取り付けボルトが有ります
その上下の中心を結んだ線を 地面に対して
垂直にするのが基本です この時ギアは前は
アウター 後ろはトップ アウター・トップ
に掛けています
変速機のプーリーケージを基本の状態にすると
この自転車の場合 チェーンを 4 駒切る必要が
有ります
でもまだ早まってはいけません チェーンを
フロントをインナーに掛け インナー・トップにします
この時にチェーンが張れているかを確認します
この変速機にはまだ余裕が有ります O.K です
次にチェーンをアウター・ローに掛けて見ました
これは少しキツイですね 変速機のテンションが
一杯です 4 駒短くするのは止めた方が良さそうです
もう一度インナー・トップで 3 駒切った時の状態を
試します これでも大丈夫ですね 今回はチェーンを
3 コマ切る事にします
チェーンの長さが決まったのでチェーンを切りましょう
チェーン用の工具です これは頻繁に使うので
自分で整備をしようとする方は 是非用意して
おきたい工具です
工具にチェーンをセットします 3 コマ切るので
場所を間違わない様に・・
チェーンは インナーリンクとアウターリンクが
一つのセットで一コマと呼びます
チェーンのピンの中心に工具のピンを当てます
ここは正確に中心を狙って下さい
チェーンが動かない様に指で押えると良いでしょう
ハンドルを廻し工具のピン=矢 を送ります
そうすると矢がチェーンのピンを押し出します
ピンが最後まで抜けると 矢を戻します
これでチェーンが切れています
工具にはチェーンのピンが残っています
チェーンを切った状態のアウタープレート
次はここでチェーンを繋ぎます
これからチェーンを繋ぎます 作業はチェーンステーの
上下どちらでも良いですが 私は下の方がやり易いです
これがチェーンを繋ぐ時に使うアンプルピン このナロー
タイプの薄いチェーンは一度抜いたピンは使いません
使う前にオイルを塗っておきます
チェーンを合わせそこにアンプルピンを差し込みます
この時 チェーンステーの下で作業する場合 チェーンの
アウターリンクは前方でインナーリンクが後方に有ります
これがチェーンの強度を保つ方向だと シマノさんは案内
しています
再び工具を正しくセットし ハンドルを慎重に
回し矢を送ります
アンプルピンが徐々に入って行きます この入り加減は
チェーンの表裏に同じだけピンの頭が出ている事を確認
します これは大切な処です
チェーンにピンが入りました 裏側にはピンの
ガイド役をした頭が突き出ています
ここはプライヤーを使い折ります
折り取ったピンのガイド部分です これはもう必要は
有りません
ピンの状態を良く確認します 表裏の出具合が
揃っていなければ 再度工具を使い微調整を
してやれば良いでしょう
チェーンを繋いだ時のお約束の作業 繋いだ部分の
動作確認をします 動きが渋ければ下の写真の様に
チェーンを折る様に苛めてやる事が必要な時も有ります
最後に繋いだ部分にオイルを塗布しておきましょう
チェーンの長さの決定 今回は基本より 1コマ長く
調整しましたが チェーンステーの長さやギア枚数
変速機の取り付け角度などが関り必ずしも基本通り
に行くものでは有りません 基本を大きく外れない
範囲で柔軟に構えたら良いと思います
消耗品で有るチェーン 自転車に乗る以上必ず交換の時期がやって来ます
自転車愛好家の人達には是非覚えて欲しい作業だと思います 自転車が
もっと楽しくなりますよ
前回の作業 【 ブレーキケーブル 取り付け COLNAGO 】
次の作業 【 変速機の調整をします COLNAGO 】
今回はチェーンの長さを決め、取り付けましょう
自転車の組み立ても進み変速機が動かせる状態になりました
自転車にとって大切なチェーン 今回はその整備を進めて行きます
チェーンはこの自転車の為に用意した 6~8速対応の
シマノ CN-HG50 これは事前に良い状態に整備をして
います 使う工具はチェーン切りとチェーンフッカー
整備風景 【 使用前のチェーンの手入れ CN-HG50 】
チェーンの長さを決めるのにはリアホイールが
必要です
事前に整備をしたチェーンはとても良い状態です
このインナーリンクから チェーンを通して行きます
フロントディレーラーをアウター側に操作し
チェーンをアウターギアに掛けて行きます
リアディレーラーはトップ側です チェーンを
トップギアに乗せ 変速機のプーリーにも正しく
乗せて行きます
変速機のプーリーケージにはチェーンの脱落防止の
爪が有ったりします その辺りは間違いの無い様に
チェーンを通して行きます 上の写真が正解です
ここは良く間違う所です
チェーンフッカーを使いチェーンを仮止めします
その時の変速機の状態です チェーンの長さを
決めるのはこの変速機が頼りです
リア変速機には上下のプーリーが有ります
その中心には取り付けボルトが有ります
その上下の中心を結んだ線を 地面に対して
垂直にするのが基本です この時ギアは前は
アウター 後ろはトップ アウター・トップ
に掛けています
変速機のプーリーケージを基本の状態にすると
この自転車の場合 チェーンを 4 駒切る必要が
有ります
でもまだ早まってはいけません チェーンを
フロントをインナーに掛け インナー・トップにします
この時にチェーンが張れているかを確認します
この変速機にはまだ余裕が有ります O.K です
次にチェーンをアウター・ローに掛けて見ました
これは少しキツイですね 変速機のテンションが
一杯です 4 駒短くするのは止めた方が良さそうです
もう一度インナー・トップで 3 駒切った時の状態を
試します これでも大丈夫ですね 今回はチェーンを
3 コマ切る事にします
チェーンの長さが決まったのでチェーンを切りましょう
チェーン用の工具です これは頻繁に使うので
自分で整備をしようとする方は 是非用意して
おきたい工具です
工具にチェーンをセットします 3 コマ切るので
場所を間違わない様に・・
チェーンは インナーリンクとアウターリンクが
一つのセットで一コマと呼びます
チェーンのピンの中心に工具のピンを当てます
ここは正確に中心を狙って下さい
チェーンが動かない様に指で押えると良いでしょう
ハンドルを廻し工具のピン=矢 を送ります
そうすると矢がチェーンのピンを押し出します
ピンが最後まで抜けると 矢を戻します
これでチェーンが切れています
工具にはチェーンのピンが残っています
チェーンを切った状態のアウタープレート
次はここでチェーンを繋ぎます
これからチェーンを繋ぎます 作業はチェーンステーの
上下どちらでも良いですが 私は下の方がやり易いです
これがチェーンを繋ぐ時に使うアンプルピン このナロー
タイプの薄いチェーンは一度抜いたピンは使いません
使う前にオイルを塗っておきます
チェーンを合わせそこにアンプルピンを差し込みます
この時 チェーンステーの下で作業する場合 チェーンの
アウターリンクは前方でインナーリンクが後方に有ります
これがチェーンの強度を保つ方向だと シマノさんは案内
しています
再び工具を正しくセットし ハンドルを慎重に
回し矢を送ります
アンプルピンが徐々に入って行きます この入り加減は
チェーンの表裏に同じだけピンの頭が出ている事を確認
します これは大切な処です
チェーンにピンが入りました 裏側にはピンの
ガイド役をした頭が突き出ています
ここはプライヤーを使い折ります
折り取ったピンのガイド部分です これはもう必要は
有りません
ピンの状態を良く確認します 表裏の出具合が
揃っていなければ 再度工具を使い微調整を
してやれば良いでしょう
チェーンを繋いだ時のお約束の作業 繋いだ部分の
動作確認をします 動きが渋ければ下の写真の様に
チェーンを折る様に苛めてやる事が必要な時も有ります
最後に繋いだ部分にオイルを塗布しておきましょう
チェーンの長さの決定 今回は基本より 1コマ長く
調整しましたが チェーンステーの長さやギア枚数
変速機の取り付け角度などが関り必ずしも基本通り
に行くものでは有りません 基本を大きく外れない
範囲で柔軟に構えたら良いと思います
消耗品で有るチェーン 自転車に乗る以上必ず交換の時期がやって来ます
自転車愛好家の人達には是非覚えて欲しい作業だと思います 自転車が
もっと楽しくなりますよ
前回の作業 【 ブレーキケーブル 取り付け COLNAGO 】
次の作業 【 変速機の調整をします COLNAGO 】
3年ほど前から自転車に乗り始めたのですが、残念ながら懐が寂しいためパーツ単位で購入し、組み立てて楽しんでいた時にこちらを拝見いたしました。
勿論整備マニュアルも購入して勉強をしましたが、部品の規格、工具の使い方大変参考になっています。
これからも御自愛しつつ、後進に知恵を授けていただければと思います。
自分で自転車を組立て整備をする とても素晴らしい事で自転車の楽しみが増えますね
少しでも皆さんに解り易い様にと 写真も多く使う様にしているのですが
初期の頃と比べ 記事も長く文字も多くなって来てしまいます その辺の加減が凄く難しいです
この様なブログがお役に立てばそんなに嬉しい事は有りません
どうぞこれからも宜しくお願い致します
kinoさん、この記事を待ってたんです。シマノの取扱説明書には出てこない、本当にほしい情報がいっぱい詰まってます。マニュアルには『こうしなさい』と書いていますが、なぜそうしないといけないのか?が書かれていません。経験で学んでゆくものとは思いますが、なぜそうしないといけないのかが分かって作業をするのとそうでないのとでは、作業の出来が違うような気がします。やっぱり、なんでも納得してから手を出したいです。
今の自転車のカセットは11T-28Tが付いているのですが、走るコースによって11T-32Tに交換できるようにしようと思ってます。ディレーラーのキャパシティーの計算をするとギリギリ使えそうですが、今でもフロントをアウターにしてリアーを28Tにたすき掛けすると、ディレーラーの足が伸びきった(『次にチェーンをアウター・ローに掛けて見ました』の説明の上の写真)ように感じます。たぶんチェーンのリンク数の変更(増やす?)をする必要が出てくると思います。
もう一つ教えてください。チェーンを張っていないときのディレーラーのもともとの取り付け角度は、何を基準にすればよいのでしょう。この角度はいったんディレーラーを取り付けたら、チェーン長さの調整のために取り付け角度を後から微調整するというのは、邪道なんでしょうか?
でも、いっぱい出てくる写真には、随分と助けられます。いつもありがとうございます。
私がこれだけ写真を使い解説しても 書き切れていない事が山ほどあります
それをメーカーが文字だけで取説を作るのはとても大変な事だと思います
取説に無い事は経験豊富な人の元で調整や修理をして下さいと見放さないと仕方も無いでしょうね
仰っている様にどの様な物でも理屈が有りそれを知るか知らないでは大きな差は有ると思います
変速機の取付け角度
これは変速機のテンションアジャストボルトの事を仰っているのでしょうか
これの基本は インナー・ローにチェーンを掛け アジャストボルトでガイドプーリー(上側)と スプロケットの隙間を少なくしてやります
そしてクランクを逆回転してチェーン詰まりが起きない程度ならオーケイと言う物ですね
実際この調整でどれだけ変速性能が変わるのか 私も解りません 実際あまり気にしていない部分です
何かの目的で このボルトで変速機の角度を変える事でそれ程問題が起きる気はしませんが・・
一度現状で角度調整をしてみて不具合の有無を感じられたらいかがでしょう
申し訳ないですが私も責任の有る回答が出来ません
kinoさん、ごめんなさい説明不足でした。テンションアジャストボルトのことではなくて、7月4日の記事の5mmアレンレンチを使ってSHIMANO CLARIS RD-2400 SS ノーマルゲージの本体をフレームに取り付ける時の角度のことを質問しました。
今回のkinoさんの設定方法を見て「こんな方法もあるのか」と思いビックリしましたが、シマノは適正長でRDが無理をせず動くよい長さを設定していると思うので、シマノ以外で組まないのであれば本社アナウンス通りが良いと思うのですが、その辺りどうでしょうか?
後ろの変速機を直付け台座にアーレンキーで普通に取り付けていました
この際 5mm のアーレンキーでどれだけ強く締め付けても
変速機の前後角はフリーに動きます 依って変速機の角度を任意の場所で固定する事は出来ないですよ
この時変速機が落ち着くのは
ディレーラーハンガーに変速機止めの突起が有りますが そこへテンションボルトが当った位置に変速機が位置します
間違った方法でやっている訳では有りません
シマノの取説を隅々までご覧になってはいかがでしょう
シマノ以外 本社アナウンス、何の事か良く解りません
申し訳ないですがちょっと話が噛み合わないです
kinoさん、ありがとうございます。ごめんなさい、私はまだディレーラーの細かなメカニズムが、十分に頭に入っていないようです。実際にやらずに、あれやこれやと考えるのはやめます。
あれから、kinoさんの記事を読みながら、手書きですが絵を交えてチェーン交換の手順書を書いてみました。以前の仕事のおかげで、メカニズムのことは素人さんより多少わかります。kinoさんの手順は、非常に理にかなった手順だと思いました。なぜこの順番で作業を進めるのかの訳が理解できます。計算式の解法手順と最終結論がkinoさんのマニュアルで、取扱説明書は理屈抜きに最終結論だけ・・・。それだけでもいいのかもしれないけれど、解法手順を知っていると何かトラぶった時に応用が効きます。
まずはやってみます。ありがとうございました。
シマノに対しカンパニョーロでは チェーンの長さの決定方法は又違う方法で案内されています
しかしどの様な方法であれ インナートップとアウターロー
その両方で問題無く使えれば良いので
基本から大きく外れなければ、自分が納得出来る方法で良いと思います