Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

Eddy Merckx ボスフリーの点検整備

2014-08-07 20:09:34 | 自転車整備 フリーホイール
後輩から整備依頼の有ったロードレーサー Eddy Merckx エディメルクス
これに使われているボスフリーの手入れを行います





今回の整備依頼はリアハブから異音がするので見て欲しいとの事
前回フロントハブを触りました 今回はハブの整備をする準備とし
ボスフリーを外す処から始めます




この自転車には シマノ MF-7400 と言う 7速の
ボスフリーが使われています






シマノのボスフリーを外す工具が有りません
買いに走りました(笑)






シマノ用は Park Tool なら FR-1 2014年から
新商品として FR-1.2 が発売されています
シマノの純正なら TL-FW30 の品番です




フリー抜き工具の中は空洞です






この工具はこの様に使います フリーボディの
内部にフリー抜き工具を差し込みます




それをモンキーレンチで緩めます ※ 正ネジです
ただこの様な体制では緩まないですね 地面に
降ろして体重を掛けて行う作業です




フリーを外すつもりでギアを触っていると
結構遊びが有ります スペーサーが甘い様です
何か目視でもギアとギアの隙間が揃っていない
気がします






ギア間の寸法を測ってみました やはり隙間に
バラツキが有ります でもこれで変速も普通に
していました






フリー本体を外す前にスプロケットをばらしてみます
チェーンの付いたスプロケットリムバーを二つ使います
大きなギアに掛けているのは 空回りを止めるため
トップギアに掛けているのは トップギアを外す為です




この写真の様に工具を使い 双方のハンドルを下方向へ
力を加えます これも地面に置いての作業が必要です






トップギアはねじ込みです オスネジが切られています




フリー内部のベアリングが見えています とても良い
状態で少し驚きました




次は 2ed ギアを外します これもねじ込みです




このギアにはメスネジが切られています






3ed からローギアまでははめ込み式です
全てのギアとスペーサーを外しました






ボスフリー本体ですがとても凝った構造です
本体の穴はオイルアップ用でしょう






スペーサーの厚みを測ってみました スペーサーの
厚みが足らない部分が有りギアが暴れていました
ハブの異音と言うのはこれが原因かも分りません





何か使えるスペサーが無いか手持ちのボスフリーを出してみました
でもそうそう希望の物は無いですよね・・






少し欲しい厚みと違いましたが 赤い指し棒の所へ
一枚追加で入れてみました そして 2ed 1st とギアを
締め込みます これで一度自転車に装着し、試して
みましょう






フレームのリアエンド ロードエンドには大切な
アジャストボルトの様子を見ると左側が固いです




これは軽く動いて欲しいパーツです タップを
通しておきましょう






これは洗車の時に気付いていましたが ワイヤー
キャップが外れてワイヤーの先端が解れています




リアブレーキのワイヤーも同じです これは放って
置けないです






半田付けで処理をしました この後変速調整をすると
問題なく作動しました ギア間の隙間が違うのに
不思議ですね





リアハブから異音の疑い その整備の流れでボスフリーを触るとギアの遊びを発見
ここの整備をした事で異音は止まるのでしょうか これは試走をして確認して見ましょう

前回の作業 【 MAVIC リアハブの異音 】

次の作業 【 Eddy Merckx チューブラータイヤの張り替え 】


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