前回から分解している IRIBE イリベのトラックレーサー 細かな処まで
見て頂いているので一度の記事では済みませんでした 今回はその続きの
作業 クランクやサドル、ハンドルを取り外しましょう
前回の分解作業はここまで進んでいます ここまでの行程は是非こちらをご覧下さい
【 ピストレーサーを分解する ペダル ホイール 】 さて今回はこの続きを行います
この形のクランク コッターピンが使われていない構造の物をコッターレスクランクと言います
チェンホイールを取り外しましょう ん?クランクと
チェンホイールは違うの?と言う疑問が聞こえてきそうです
クランクとは中心の 5アームの物 それにこの様にギア板が
付いた状態の物をチェンホイールと呼びます
クランクはこの様にフィキシングボルトで締め込まれ
装着されています
フィキシングボルトの頭は 6角で 14mm と 15mmの物が有ります
このボルトにはこの様なレンチを使います 正式な名称は特に
無いと思いますが クランクボルトレンチで通じるかな?
こちらはコッターレスクランクを取り外す時に使う
クランク抜き工具 これは SUGINO スギノの物ですが
片方の端は 14mmのボックスになっています
このフィキシングボルトは 14mmでした このレンチは
15ミリレンチって呼ぶけど 14ミリレンチとは言わないな・・・
フィキシングボルトを緩めます ここは掛かりが浅いので
ネジの頭を舐めない様に注意 そしてギア板の近くの作業
なので怪我にも注意が必要です ボルトが外れました
ここは左右共 正ネジです
次はクランクを抜きます ここに使うのは先程の
コッタレス クランク抜き工具 これをクランクプーラーと
呼ぶ工具メーカーも有ります
クランク抜き工具を クランク内側のネジに捻じ込みます
ここは正ネジです
この工具に使うのはモンキーレンチ
この様に外側の凹み部に掛けます
モンキーを掛けた部分を時計方向 右に締め込んで行くと
クランクが抜けてきます 力が必要なのは最初だけです
外れたクランクの表と裏側です 装着部がこの形をした
クランクは四角テーパーのクランクと呼び 他の形状の
物と区別をしたりします
クランクが外れた右側の B.B部
左側のクランクもする作業、手順は一緒ですが
フィキシングボルトを 抜き工具の頭で緩めてみましょう
六角のボックスをボルトに入れ モンキーで緩めるだけですが
凄く不安定な工具です 出来るならフィキシングボルト用の
前出の工具を使った方が良いですね この工具をどうしても
使うなら 充分気を付けて下さい
フィキシングボルトを外した後は 右側と同じ手順です
左右のクランクが外れました フィキシングボルトのネジ部
には 腐食止めにカンパのグリスが使われていました
次はサドルを外しましょう
クロモリフレームのサドルの取り外しや高さの調整は
ほとんどがここですね シートラグ部のネジ 普通は
シートピンと呼ぶかな? 今回は 5mmのアーレンキーを
使います
フレームの工作により多少形も違いますが このネジを緩めます
ネジが共マイする時は アーレンキーで相ちゃんすれば良いですね
サドルがフレームから外れました シートピラーが
フレームに入る部分にはグリスを塗っておきましょう
これはお約束事です このフレームのシートピラーの
サイズは 27.2mm
うんちく
このシートピラーのサイズって色々有りますが 何故なの?
フレームのパイプの外径は特殊な物以外は全て同じです
古い物は 26.8mmが主流の時代も有りました それが 27.2mmに
移行して行きます
これはパイプの肉厚が薄くなり 内径が大きくなって行った
からですね
次はハンドル周りを取り外します
ハンドル周りのステムの取り外しは ステムの頭
このネジを緩めます
このステム NITTO N.S PRO AA 58°は 6mmのアーレンキーを
使います ネジは正ネジです ネジを緩めると簡単に
ステムが抜けます この部分にグリスを塗っておくのも
お約束事 グリスを塗らずに組むと ステムとホークコラムが
固着して後に酷い目に合います
さてこれでフレームに取り付けてある部品は全て外せました 後、ハンガー小物が残っていますが
これは次回の記事でご紹介しましょう 初めて自転車を触る方にも解り易い様に書きとめましたので
少々くどくなったのはご勘弁下さい・・
見て頂いているので一度の記事では済みませんでした 今回はその続きの
作業 クランクやサドル、ハンドルを取り外しましょう
前回の分解作業はここまで進んでいます ここまでの行程は是非こちらをご覧下さい
【 ピストレーサーを分解する ペダル ホイール 】 さて今回はこの続きを行います
この形のクランク コッターピンが使われていない構造の物をコッターレスクランクと言います
チェンホイールを取り外しましょう ん?クランクと
チェンホイールは違うの?と言う疑問が聞こえてきそうです
クランクとは中心の 5アームの物 それにこの様にギア板が
付いた状態の物をチェンホイールと呼びます
クランクはこの様にフィキシングボルトで締め込まれ
装着されています
フィキシングボルトの頭は 6角で 14mm と 15mmの物が有ります
このボルトにはこの様なレンチを使います 正式な名称は特に
無いと思いますが クランクボルトレンチで通じるかな?
こちらはコッターレスクランクを取り外す時に使う
クランク抜き工具 これは SUGINO スギノの物ですが
片方の端は 14mmのボックスになっています
このフィキシングボルトは 14mmでした このレンチは
15ミリレンチって呼ぶけど 14ミリレンチとは言わないな・・・
フィキシングボルトを緩めます ここは掛かりが浅いので
ネジの頭を舐めない様に注意 そしてギア板の近くの作業
なので怪我にも注意が必要です ボルトが外れました
ここは左右共 正ネジです
次はクランクを抜きます ここに使うのは先程の
コッタレス クランク抜き工具 これをクランクプーラーと
呼ぶ工具メーカーも有ります
クランク抜き工具を クランク内側のネジに捻じ込みます
ここは正ネジです
この工具に使うのはモンキーレンチ
この様に外側の凹み部に掛けます
モンキーを掛けた部分を時計方向 右に締め込んで行くと
クランクが抜けてきます 力が必要なのは最初だけです
外れたクランクの表と裏側です 装着部がこの形をした
クランクは四角テーパーのクランクと呼び 他の形状の
物と区別をしたりします
クランクが外れた右側の B.B部
左側のクランクもする作業、手順は一緒ですが
フィキシングボルトを 抜き工具の頭で緩めてみましょう
六角のボックスをボルトに入れ モンキーで緩めるだけですが
凄く不安定な工具です 出来るならフィキシングボルト用の
前出の工具を使った方が良いですね この工具をどうしても
使うなら 充分気を付けて下さい
フィキシングボルトを外した後は 右側と同じ手順です
左右のクランクが外れました フィキシングボルトのネジ部
には 腐食止めにカンパのグリスが使われていました
次はサドルを外しましょう
クロモリフレームのサドルの取り外しや高さの調整は
ほとんどがここですね シートラグ部のネジ 普通は
シートピンと呼ぶかな? 今回は 5mmのアーレンキーを
使います
フレームの工作により多少形も違いますが このネジを緩めます
ネジが共マイする時は アーレンキーで相ちゃんすれば良いですね
サドルがフレームから外れました シートピラーが
フレームに入る部分にはグリスを塗っておきましょう
これはお約束事です このフレームのシートピラーの
サイズは 27.2mm
うんちく
このシートピラーのサイズって色々有りますが 何故なの?
フレームのパイプの外径は特殊な物以外は全て同じです
古い物は 26.8mmが主流の時代も有りました それが 27.2mmに
移行して行きます
これはパイプの肉厚が薄くなり 内径が大きくなって行った
からですね
次はハンドル周りを取り外します
ハンドル周りのステムの取り外しは ステムの頭
このネジを緩めます
このステム NITTO N.S PRO AA 58°は 6mmのアーレンキーを
使います ネジは正ネジです ネジを緩めると簡単に
ステムが抜けます この部分にグリスを塗っておくのも
お約束事 グリスを塗らずに組むと ステムとホークコラムが
固着して後に酷い目に合います
さてこれでフレームに取り付けてある部品は全て外せました 後、ハンガー小物が残っていますが
これは次回の記事でご紹介しましょう 初めて自転車を触る方にも解り易い様に書きとめましたので
少々くどくなったのはご勘弁下さい・・
折角の自転車、大切にしてあげて下さい
とても勉強になります!ありがとうございました。
BB関係に関しても教えてもらいたいと思います。
ピストは部品の数も少ないですから そんなに難しくないですよ
B.B は今迄に何度も記事にしていますので 探してみて下さい
kinoさんのブログで自転車を勉強しようと思い最近はずっと読み漁っております。
今sugino 75のクランク、bbのメンテナンスをしてみようと思い、こちらの記事を参考にしながらネットショッピングで工具をカートに入れている段階です。
そこで工具についてのご相談なのですが、
こちらの記事で使用されているHOZANのS字フックレンチ、右ワン回しC-358、parktoolのSPA-1はカートに入れたのですが、
クランクを外す記事で使用されていた工具は見つける事ができず、代用可能な物がないかというご相談です。
自分で調べたところではpark toolのCCW-5(14mmボックス)、CCP-22(クランク抜き)で作業しようと思うのですが、問題ないでしょうか?
それともう一点、BB洗浄後のグリスなのですが、kinoさんのブログで度々登場しているsupar lube多目的グリスを使おうと思っております。(BB以外のグリス箇所もこれ一本でいこうと思ってます。)これについてもご意見をいただけると嬉しいです。
自転車はシングルスピードの固定ギアで、街乗り、晴天時にしか乗りません。
今回ご相談頂いています工具の件 全て間違いの無いメーカーでしっかりした物を選ばれています
14mm のボックスとクランク抜きもそれで結構かと思います
クランク抜きは Park Tool CWP-7 の方でも良いと思います
同じ目的でPark Tool に拘らないなら Shimano シマノ コッタレスクランク抜き工具 TL-FC10
これは私も使っていますが 工具の先端が 14mm のボックスになっており これでフィキシングボルトを外す事も出来ます
14mmのボックスは 私が過去記事で紹介しています バズーカの廉価な工具ですが 14mm 15mm の両方が使え ハブナットにも使えるのでこれは便利だと思います
過去記事 BAZOOKA バズーカ ペダルボックスレンチ
https://blog.goo.ne.jp/kino55crazy55/e/18df8c51e1df4ca85790ab25363a4c7a
色々な物をご紹介すると迷われるかと思います
先にご紹介した シマノTL-FC10 これを買えばクランク抜きと14mm ボックスの両方を賄えます
Super Lube の多目的グリスは間違いが無く良い潤滑剤だと思います これを用意しておけば自転車のあらゆる場所に使えます
ここ数日、工具選定に悩み不安に思っていたことがkinoさんのおかげで解消されました。
ハブナットを外す工具は既に持っているのですが、クランクの記事では15mmのフィキシングボルトもあるとのことでしたので、
今後の事を考えbazookaのボックスレンチ、クランク抜きはシマノのTL-FC10を購入することに決めました。
グリスについてもsupar lubeのグリスを万能グリスとして使用していきたいと思います。
今後もkinoさんの記事を見ながら勉強して自転車を良い状態に保ちながら大事に乗っていこうと思います。
この度ご返信いただけたことに大変感謝し、嬉しく思っております。誠にありがとうございました!
モンキーが一つ有れば汎用性が有り便利だと思います
一例として(株)ロブテックス のハイブリッドモンキレンチ 品番UM-36 これは口が 36mm まで開き、長さが 245mm 有ります 今回のコッタレスクランク抜き工具や今後カセットタイプの BB小物を触る時にも 丁度良いサイズかと思います
また解らない事が有ればご質問下さい 私に解る事でしたらお答えさせて頂きます
今後色んな部品を試してみたいと思っていて、メンテナンスも自分で全てやりたいと思っているので、ロブテックス ハイブリッドモンキーレンチ。これも追加購入します。
少しづつ工具を揃えていけたらと思ってます。
このブログを読み漁りkinoさんの探究心や仕事の徹底ぶりを見て勝手ながら憧れをいだき崇拝しているので、お言葉に甘えてまたご相談してしまうかもしれません。
勉強中に分からないことがでてきたらその時はまたよろしくお願い致します!
見ず知らずの私にご丁寧に返信してくださり誠にありがとうございました!