先日より各部品を取り外している古いクロモリフレームの COLNAGO コルナゴ
今回はチェーンホイールを取り外します 当時の主流で有った四角テーパー
のクランクです

この自転車に使われているチェーンホイールは CAMPAGNOLO RECORD
これはカンパのⅢ型と呼ばれているもので クランクのデザインがこれで
完成されたとも言われています 1961年に PCD151で登場していますが
写真のものは 1967年に改良された PCD144のタイプです

さて右側から始めましょう 用意したのは 5mmの
アーレンキーです


クランクのセンターキャップを外します この頃は
このキャップが他のメーカーにも付いていましたが
水が入ると抜けないのでこれを使わない選手も
多かったですね ※ここは正ネジです

中に見えているのはクランクを固定している
フィキシングボルトです


左側のクランクキャップも外します 外見に比べ
ねじ部分はとても綺麗な状態を保っています


フキシングボルトを外しますが これはカンパレンチ
カンパファンには 15ミリレンチと呼んでも通じます
ピストハブのナットにも使える工具で UT-FC050 の
品番で流通していました


15ミリレンチをフィキシングボルトに掛けます
この作業は 15mmのソケットレンチでも良いですよ


フィキシングボルトが外れました


右側も同じ様に外します ただこのネジは急に
緩む事も有るので 指を挟んだりしない様に気を
付けましょう 特に右側はギア板が有るので危ない
ですよ ※ 左右とも正ネジです


さてここからクランクを抜きます


ここで使う工具はクランク抜き工具 最近はクランク
プーラーなどと呼ぶ人もいる様です この写真の物は
カンパの UT-FC060 と言う品番です Park Toolでは
CWP-7で販売されています
ただこの工具、ネジ径もピッチも国産と同じですが
ねじの角度がカンパと異なるので カンパのクランクには
カンパの純正を使った方が良いとは思います


クランク抜き工具をクランクのキャップがして有った
部分にネジ込みます 内側のナットを緩めておき奥まで
入れば O.Kです ※ 左右共正ネジです


ここでも先程のカンパレンチを使います
何かカンパって凄いですよね


抜き工具の内側ボルトの頭に工具を掛け 右回りに
締め込みます そうするとじわ~とクランクが抜けて
来ます ※正ネジです

右側のクランクが抜けました
うんちく
この四角テーパーのシャフトはカンパテーパーとも
呼ばれますが ISO規格 又シマノなどは JIS規格を
用い 双方テーパー角は 2度ですが軸径が異なり
基本的に互換性は有りません


左側のクランクにも抜き工具をセットし この時
内側のナットを緩めておくのを忘れない様に


カンパレンチでナットを締め込むと クランクが
抜けました

これで左右のクランクが抜けました 他の部品から
比べるとシャフトはまだ綺麗なので この B.B小物は
使える様にしてやりたいですね

今回取り外したチェーンホイール 最近はどのクランクも硬い材質を使っていますが
この当時マイティコンペなどはかなり柔らかいクランクでした それに比べこのカンパは
クランク同士で叩くと凄く澄んだ音がします 実際に使ってみてもその硬さを実感出来る
チェーンホイールでした
ハンガー小物の分解は次回に行いましょう
前回の記事 【 COLNAGO コルナゴを分解する 】
今回はチェーンホイールを取り外します 当時の主流で有った四角テーパー
のクランクです

この自転車に使われているチェーンホイールは CAMPAGNOLO RECORD
これはカンパのⅢ型と呼ばれているもので クランクのデザインがこれで
完成されたとも言われています 1961年に PCD151で登場していますが
写真のものは 1967年に改良された PCD144のタイプです

さて右側から始めましょう 用意したのは 5mmの
アーレンキーです


クランクのセンターキャップを外します この頃は
このキャップが他のメーカーにも付いていましたが
水が入ると抜けないのでこれを使わない選手も
多かったですね ※ここは正ネジです

中に見えているのはクランクを固定している
フィキシングボルトです


左側のクランクキャップも外します 外見に比べ
ねじ部分はとても綺麗な状態を保っています


フキシングボルトを外しますが これはカンパレンチ
カンパファンには 15ミリレンチと呼んでも通じます
ピストハブのナットにも使える工具で UT-FC050 の
品番で流通していました


15ミリレンチをフィキシングボルトに掛けます
この作業は 15mmのソケットレンチでも良いですよ


フィキシングボルトが外れました


右側も同じ様に外します ただこのネジは急に
緩む事も有るので 指を挟んだりしない様に気を
付けましょう 特に右側はギア板が有るので危ない
ですよ ※ 左右とも正ネジです


さてここからクランクを抜きます


ここで使う工具はクランク抜き工具 最近はクランク
プーラーなどと呼ぶ人もいる様です この写真の物は
カンパの UT-FC060 と言う品番です Park Toolでは
CWP-7で販売されています
ただこの工具、ネジ径もピッチも国産と同じですが
ねじの角度がカンパと異なるので カンパのクランクには
カンパの純正を使った方が良いとは思います


クランク抜き工具をクランクのキャップがして有った
部分にネジ込みます 内側のナットを緩めておき奥まで
入れば O.Kです ※ 左右共正ネジです


ここでも先程のカンパレンチを使います
何かカンパって凄いですよね


抜き工具の内側ボルトの頭に工具を掛け 右回りに
締め込みます そうするとじわ~とクランクが抜けて
来ます ※正ネジです

右側のクランクが抜けました
うんちく
この四角テーパーのシャフトはカンパテーパーとも
呼ばれますが ISO規格 又シマノなどは JIS規格を
用い 双方テーパー角は 2度ですが軸径が異なり
基本的に互換性は有りません


左側のクランクにも抜き工具をセットし この時
内側のナットを緩めておくのを忘れない様に


カンパレンチでナットを締め込むと クランクが
抜けました

これで左右のクランクが抜けました 他の部品から
比べるとシャフトはまだ綺麗なので この B.B小物は
使える様にしてやりたいですね

今回取り外したチェーンホイール 最近はどのクランクも硬い材質を使っていますが
この当時マイティコンペなどはかなり柔らかいクランクでした それに比べこのカンパは
クランク同士で叩くと凄く澄んだ音がします 実際に使ってみてもその硬さを実感出来る
チェーンホイールでした
ハンガー小物の分解は次回に行いましょう
前回の記事 【 COLNAGO コルナゴを分解する 】