Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロード ALAN アラン フロントフォークの不具合

2010-12-24 20:09:33 | ロード
やや暖かい初冬のある日 友人が Kino ハンドルの調子が悪い
直して、と来宅 この自転車は昨年時間を掛けレストアをした
ALAN アランのアルミフレームのロードレーサー





この友人の ALAN アランは昨年の夏に約二ヶ月の時間を掛けレストアをした自転車 フレームの自家塗装から始まり
全ての部品の磨きもした懐かしいロードレーサーです その時の様子は カテゴリー 【 自転車レストア ロード 】 で
是非ご覧下さい






今回の状況 ステムが緩みハンドルが固定されず
引き上げ棒を締めたが改善せず 乗っていたら
ハンドルが凄く重くなった・・・との事

ん? ステムが固定されない これはステムの
臼がフォークコラムを膨らませ固定が出来ない事は
良く有る話 これは奥の手の方法で直してみせよう

しかし ハンドルが重くなったと言うのが納得
出来ないな そんな症状が出る訳が無い




ステムを緩めヘッドから抜こうとするが 抜けない・・・
ん? 何だこれは ヘッド小物の上部ワンや袋ナットが
ステムと一緒に回るじゃないか そんな馬鹿な

想像出来るのは フォークコラムが折れているのか
それが ステムの臼部分で上下が繋がっている状態なの?

取り合えずはヘッド小物を緩めてみよう




お~ なる程こうなっていたか 上下二つにコラムが
折れているのではなく
フォークコラムが縦に割れていた ここは圧入と
接着剤で固定されていたんだろうか 溶接やピンを
打ち込んだ形跡が無い

しかしこの状態は始めてみました アルミのフォーク
コラムです






ステムの引き上げ棒を締めすぎ クラックが起きたのかと
思ったが この割れ方はどうも下部から上へとクラックが
走っている 30年近く経ったアランのフレーム 径年劣化
と解釈するのは簡単だが 少し腑に落ちないね





クロモリフレームが全盛の時代 アルミフレームの走りでは無かったでしょうか 大きなラグに接着剤での
フレーム造り当時はとても不安を覚えた工法です でも現在も異種素材同士の接合部では接着剤も多用
されていますよね







私の自転車 パナソニック以前の NATIONAL ナショナル自転車 工場へ出向いて 現在の大阪車連会長 
斧 隆夫さんにフレームの製作をお願いしたのが 36年前 こちらはまだ不具合は一つも無く機嫌良くしています

で今回のアラン このフォークは幾ら器用に何でもやりますよ!の私でも手の付け様が有りません
この自転車を生かすなら フォークの交換は必要ですね これは又ゆっくりと考えましょう
それより 今日はこれからグルメランだよ どうしよう中止は嫌だよ・・・

コメント (8)
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