Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シマノ デュラ B.B 小物 BB-7700 分解 洗浄

2010-05-18 20:43:00 | 自転車組立の 全てが解る
今回のロード ラティードに使う B.B 小物 シマノのデュラエース BB-7700 オクタリンク
この小物は今乗っている黄色い ラティードにも使っています この B.B 小物の
構造と精度が気に入って今回も使う事にしました 新品未使用ですが 取り付け前に
出来るだけ良い状態にします まずは分解、洗浄しマイクロロン処理をしましょう




SHIMANO DURA-ACE BB-7700 シールド カートリッジユニットです この B.B小物は以前にも分解整備をしていますが
その時感じたのは 良くこれだけ凝った構造で凄い精度を出しているな でした また最近の B.B 小物と違い 玉当りの
調整が出来る素晴らしい物です 今回の自転車の為に新しい物を購入しましたが 取り付け前により良い状態にしましょう






オクタリンク式のこの小物使えるクランクは限られますが
それに余る魅力が有ります では分解しましょう






黒いユニットケースから左ワンを引き抜きます ここは O リングで
止まっているだけです
シャフトはカップ & コーンと同じで直ぐに抜けます




反対側のワンも引き抜きます どちらのワンも内部構造は同じです






ワンの内部の一番手前には C リングが入っています これは中の
ベアリングの脱落防止です その C リングを外します




C リングの奥には 手前からリテーナー ニードルベアリングの順に
入っています 両方を取り出します






リテーナーのケースは樹脂で スチールボールのサイズは 
1/8 ( 3.175mm)です B.Bでこの小さなサイズを使うのは
珍しいですね 
下はニードルベアリング これのケースもやはり樹脂製です






ワンの外側です ワンのシャフト挿入部にはシールが入っています
その一番外には シールガードと言うリングが入っています




分解した B.B 小物の各パーツを洗浄、脱脂します 今回の洗い油は
ガソリンです




隅々まで綺麗に洗いました 前述分解時に一つ外していなかった物が有りました スピンドルに挿入してあった
玉押し この写真ではスピンドルの手前に有る 金属のリング状の物です これは圧入では有りませんが
かなりの精度が出ており 全く遊びを感じません




何時もの様にマイクロロンで金属の表面処理をします 今回はチェーンも
一緒に手入れしました






回転主要部を暖めて Microlon メタルトリートメントをスプレー
フッ素樹脂で部品のお肌はスベスベ




シマノ オクタリンク B.B 小物 新しく購入した物ですがこの段階で マイクロロン処理をしてやると
耐久性も伸び回転摩擦も軽減します 買った物をそのまま取り付けるのも有りでしょうが
良い自転車を組む為にはこんな手間を惜しんではいけないですね

組付け、グリスアップの方法はまた次回にさせて頂きます

この後の作業は 【 シマノ オクタリンク B.B小物 BB-7700 グリスアップ 】

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする