真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

ぶどう1粒で逮捕

2018年10月05日 | Weblog
福岡市の青果店でぶどう1粒を店頭で、購入することなく勝手に食べたとして男性が窃盗の疑いで逮捕されたニュースが流れた。「ぶどう1粒で逮捕」のニュースには、とてもびっくりした。それにしても一粒で逮捕ですか?

大した事件ではないにも関わらず、全国ニュースになっているということには、多分、社会的な要素を考慮しているからだ。日本の商慣習について。今回の事件の場合は、そもそも金を払う気が無かったようであり、余罪もあるようなのだ。

買うつもりの味見であれば、店頭で購入前のぶどうを1粒勝手に食べるということは、海外に行けばかなり自然に行われている行為だ。ハワイでも外国人がスーパーでぶどうを一粒とって味見しているのをよく見かける。

また、以前にも北海道のコンビニで問題になったのが、精算せずに、購入前のアイスクリームを店内で飲食し、店員が注意したら夫である中国人が暴力を振るって逮捕された事件だ。

事後にレジで払うという習慣も中国などは当たり前のことなのだ。一般には、日本では「行儀の悪い行動」と見なされるだけでなく、「未払いの商品を口にする」というのは、それだけで窃盗になる。だから包装はいらないというと、テープを貼って購入済みという証拠を作るのが日本だ。

今回の事例は、日本では、ぶどう1粒であっても試食は禁止であり、また未払いの商品を口に入れる行為も窃盗になるという事だ。日本では、ぶどう一粒でも逮捕という基準を急増中の外国人観光客に、予め注意しなければならないとおもう。「ぶどう一粒で逮捕される国、ニッポン ご注意を!」という標語でも作って流行らせる必要があるように思うのだ。

40年前のシンガポールでは、罰金リストというのがあって、街中で唾を吐く、ガムの持ち込み禁止など細かい禁止リストがあった。当時、観光客は相当気を使ったものだが、日本も観光客向けに黙って試食すると逮捕されるポスターを2020年までに街中に貼ったほうが良いと思う。

外国人観光客が増えるにつれて、商習慣や文化の違いから起こるトラブルはこれから増えていくことは間違いないのだから、早めに対策を考えるべき時なのだと思う。

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