真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

「就職面接で“日大大変だね”とか“日大か~”と」

2018年05月25日 | Weblog
アメリカンフットボールの悪質反則問題の渦中にある日大の学生に危機感が広がっている。大学側の対応が後手に回り、大学ブランドの根幹が揺らぐ中、特に就職活動中の学生から不安の声が上がっている。

日大生がアメフット問題で就活時に既に影響が出ているのに、日大ブランドは落ちませんと言い放った司会者に、学生たちが面接で置かれている状況をどう思っているのだろうか?

「就職面接で“日大大変だね”とか“日大か~”と」と言われるようになり、就活生に不安の声が上がっているのだ。当然のことながら面接時に学生の意見を聞かれるだろうし、学生の倫理観を問われる質問だってある。

ある体育会に所属する大学4年の女子部員は、スポニチ本紙の取材に「就職活動で日大の学生ということがハンデにならないか不安です」と口にした。大学側から「クラブ活動は通常通り行ってください」と通達があったこともあって、現在就活とクラブ活動を並行して取り組んでいる。

アメフット部監督を辞任した内田正人氏は大学の常務理事で、理事長に次ぐ実質NO2で、これまでその広い人脈を生かし、体育会の学生の就職先を紹介することもあったというが、今年はそうもいかない。体育会の学生の就職は例年より難しくなると体育会系の選手は言っているのだ。

ネット上にも就活を続ける日大生の怒りの声が記述された。「面接のたびに例の件聞かれて就活に影響でてる」「就職面接で“日大大変だね”とか“日大か~”といたる所で言われる」「面接してて日大生だからとアメフットの話をされる」などの不満があふれた。日大の学生数は日本一の約78000人、卒業生の社長数も日本一だ。来年10月に創立130周年を迎えるマンモス校なのに。

最近発表になったのだが、厚生労働省と文部科学省では、平成30年3月大学等卒業者の就職状況を共同で調査し、大学生の就職率は98.0%(4月1日現在)と、調査開始以降で過去最高になっている。平成9年の調査開始以降で過去最高となり、完全に売り手市場なのに、日大就活生を不運としか言いようがない。

さらにとばっちりを受けているのが日体大だ。日大と日体大は全く別の大学なのに。


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